15話 教育開始
訓練場。
朝露が草を濡らしている。
村の外壁には盗賊たちのさらし首が並ぶ。
誰も笑わない。
誰も騒がない。
村人たちは知っている。
あれは見せしめではない。
罪に対する罰だ。
二度と同じ被害者を出さないための抑止力だ。
そんな村で。
新しい教育が始まろうとしていた。
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「今日は水属性について教えます」
そう言ったのはケルナインではない。
マイケルだった。
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エミリーが少し驚く。
昔なら考えられなかった。
泣き虫だった少年。
戦えなかった少年。
守られていた少年。
そのマイケルが今は教師役をしている。
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「私に?」
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「はい」
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マイケルは頷いた。
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「エミリーさんは水属性です」
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「でもまだ半分も使えてません」
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エミリーが眉をひそめる。
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「半分?」
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「そんなにあるの?」
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「あります」
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マイケルは迷いなく答えた。
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「むしろ始まったばかりです」
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近くで聞いていたエルナも目を丸くする。
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マイケルは地面に水球を浮かべた。
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「まず水弾」
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水球が飛ぶ。
木板に穴が開く。
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「穿」
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さらに細く圧縮。
今度は板を貫通した。
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エミリーの目が変わる。
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「威力が違う……」
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「水を固めるんじゃありません」
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「圧力です」
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「水圧を理解すると穿になります」
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エミリーが真剣に聞いている。
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マイケルは続けた。
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「捕」
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水の縄。
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「縛」
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さらに締まる。
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「拘束」
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木人形が完全に固定される。
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「牢」
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水が檻になる。
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「檻」
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完全包囲。
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エミリーは息を飲んだ。
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今までの自分は。
水弾しか撃っていなかった。
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マイケルはさらに続ける。
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「窒息」
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水球が木人形の頭を覆う。
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「相手は呼吸できません」
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エミリーが静かに頷く。
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戦いを知るから分かる。
これがどれほど恐ろしいか。
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だが。
マイケルはそこで止まらなかった。
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「ここまでは攻撃です」
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「本当に大事なのはここからです」
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エミリーが首を傾げる。
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「まだあるの?」
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「あります」
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マイケルは笑った。
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「体の中には何がありますか?」
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「血液」
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「そうです」
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「血液の大部分は水です」
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そこでエルナが小さく声を漏らした。
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「あ……」
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気付いた。
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マイケルは頷く。
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「だから治癒できます」
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「ウォーターヒールです」
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淡い水色の光。
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マイケルの腕の小さな切り傷が塞がっていく。
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エミリーが驚く。
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「光属性じゃないの?」
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「違います」
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「光属性ヒールもあります」
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「でも水属性でも回復できます」
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ここでエルナが前に出る。
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「すごい……」
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「怪我した人を助けられますね」
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マイケルが笑う。
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「はい」
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「疲労回復」
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「筋肉修復」
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「止血補助」
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「回復促進」
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「全部できます」
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エミリーは黙り込んだ。
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守る。
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その意味が変わる。
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敵を倒すだけじゃない。
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仲間を生かす。
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それも守ることだ。
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マイケルはさらに続ける。
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「身体強化」
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水が腕を包む。
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「アクセル」
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足元が軽くなる。
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「マッスル」
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筋肉が膨張する。
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エミリーの目が見開かれた。
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「速い……!」
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「力も出る……!」
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マイケルが頷く。
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「水は体内を巡ります」
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「だから身体強化に向いています」
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「筋肉強化にも向いています」
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ここでエミリーが気付く。
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「待って」
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「私だけじゃないわね」
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「そうです」
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マイケルが笑う。
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「前衛全員に掛けられます」
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ロバート。
ガイル。
未来の戦士たち。
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全員が強くなる。
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エミリーの胸が高鳴った。
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これは自分だけの力ではない。
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村全体の力になる。
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そして。
最後。
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マイケルは空を指差した。
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「索敵です」
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「空気中にも水があります」
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「霧」
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「湿度」
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「汗」
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「呼吸」
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「全部水です」
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エミリーの耳がぴくりと動く。
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狼獣人。
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優れた聴覚。
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優れた嗅覚。
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そこへ。
水属性索敵。
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理解した瞬間。
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エミリーの世界が広がった。
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敵の位置。
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人数。
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動き。
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気配。
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全部見える。
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「私……」
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「こんなこと考えたことなかった」
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その言葉に。
エルナが微笑む。
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「エミリーさんなら出来ます」
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「ずっと村を守ってくれましたから」
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エミリーは少し照れた。
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昔なら否定していた。
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今は違う。
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村が変わった。
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マイケルが変わった。
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エルナが変わった。
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そして自分も変わっている。
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遠く。
訓練場の外。
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ケルナインはそれを見ていた。
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何も言わない。
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教える必要がないからだ。
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マイケルが教えている。
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エルナが支えている。
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エミリーが学んでいる。
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教育は連鎖する。
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それこそが。
貧困村を国家へ変える力だった。




