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姉かわ  作者: 春波流音
第三話『地獄から脱出するための部活』
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第三話9『セクハラ部』

「す、すみません。部屋間違えました。」


 黒髪の女の子は落とした荷物を素早く持ちUターンして扉に手を・・・・・・。


「ちょっと待ったぁぁぁ!」


 俺は教室から出ようとした黒髪女子の手を掴んで引き留めた。


 このまま誤解されるのはまずい。絶対にヤバい部活だと思われてる。


「えっ!?何ですか?もしかしてセクハラですか!?すぐに警察に・・・・・・」


「違う!!」


 くっ、咄嗟に手を掴んだことが悪かったのか現状が悪化してしまった。

 このままじゃこの部活は【セクハラ部】と呼ばれてしまうかもしれない。

 呼ばれたら最後、俺は残りの高校生活を【セクハラ部】の一員として過ごさなければならなくなる。


 後輩に「あっ、セクハラ先輩だ!」と呼ばれるかもしれない。


 呼ばれたら死ねる。

 もちろんその後輩は殺る。


「あ、あの。手を離してもらってもいいですか?」


 黒髪女の子は身体を震わせながら言った。

 って、よく見るとこの娘、超可愛い!

 蓮宮と同じぐらい可愛い女の子なんて存在していたの!?


「あ、あのぅ...」

 女の子は上目遣いで懇願してきた。

 え?俺怖がられてるのかな?だとしたらショックだ。

 ...まぁ、見知らぬ男にいきなり手を掴まれたら怖いよな。

 俺は即座に手を離した。


「あ、ありがとうございます」


 女の子はそう言ってホッと息を吐いた。

 よほど怖がられていたんだな俺…


「で、何の用かな?」

「あのぅ。私悲恋部に依頼しに来たんですけど、どうやら場所間違えてたようで...」


 蓮宮の問いに女の子はビクリとしながらも答える。


「「「いや、ここが悲恋部だよ!!」」」


 俺と刃と蓮宮の声が初めてハモった瞬間だった。

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