第三話2『条件』
翌日の放課後。
俺は蓮宮に部活のことで呼び出されていた。多分、昨日の報告だろう。
実は昨日、俺がサインを書いた後、蓮宮は部活動の申請で理事長室を訪れていた。
「それでどうだったんだ?」
「申請に必要な手続きは終わったんだけど・・・」
「だけど?」
「創部の条件が出されたんだ」
「条件!?」
何だ条件って!?
そういえば、ここの理事長はオッサンだったな。・・・まさか、身体を要求とかそういうやつか!?確かに蓮宮はかわいいからな・・・いやいや、そんなわけがない。仮にも理事長だぞ!?理事長がそんなことしたら大問題だろ!しかし、まぁ、もしものことを考えて理事長室にカメラを仕掛けておくのも有りかもな。もちろん監視的な意味で、だ。
うん、うん。下心なんてないハズ・・・。
「で、その条件なんだけど・・・ちょっと、楽斗聞いてるッ!?」
ハッ、いかんいかん思考がショートしていた。
俺は蓮宮の言葉を聞いて我に帰った。
「ご、ごめん。ちょっと考え事してた」
「もうッ、楽斗ってホントに集中力ないよね。しっかりしてよね!」
慌てて謝ると蓮宮はプクーッと頬を膨らませながら言った。
「で、何処まで話してたっけ?」
「それすらも覚えてないのッ!?」
グイッと蓮宮は俺の顔を自分の顔に近づけた。
ちっ、近っ!?
や、やばい心臓がバクバクする。
「ご、ごめんなしゃい」
「楽斗はもっと集中力を付けた方が良いよッ!そんなんじゃ貰い手見つからないよッ!」
何の貰い手だよ!?しかし、これを聞いてしまうと俺が傷つきそうだから止めておこう。
「で、話を戻すけど...えっと。え、何処まで話してたっけ?」
「ッって、おいッ!?」
「あはは、ごめんごめん」
蓮宮は舌を出しながら謝った。
可愛すぎる!
ごめん、父さん母さん。僕もうホモでいいです…。
「........あっ、思い出したよ!」
「へ?」
「うん!創部の条件について話してたんだよ!」
あ、そういえばそんな話をしてたような気がする。
「で、創部の条件は何なんだ?」
やっぱりあれか?蓮宮の身体か?
もしも、そうだったら俺は理事長室にカメラを仕掛けなければならない。もちろん蓮宮の安全のためだ。けして、蓮宮の身体を見たいとか、蓮宮の身体を見たいとか、蓮宮の身体を見たいとか、そういう理由じゃないんだからねッ!
「うん。出された条件はね......」
ゴクリ。俺は生唾を飲んだ。
「部員を6名集めることなんだ」
「は?」




