第三話3『考える時間』
予想外の答えに俺は思わず声をあげてしまった。
「だから、部員を6名集めなきゃならないのッ!」
俺が聞いてなかったと思ったのか蓮宮はもう一度同じことを言った。
「お、おう」
なんだ。ヤラシイことを要求されたんじゃないのか。
・・・・・・理事長、頭腐ってんのか!?普通、こういうシチュエーションの場合は・・・・・・。クソッ、まじで理事長使えねえ。もう死ねよッ‼
「で、どうすれば良いと思う?」
ハッ。危ない危ない。頭の回線がショートしていたぜ。気を付けなければ。それよりも今は蓮宮の話を・・・。せっかく蓮宮が頼ってきてるんだ。何か良い案を・・・・・・。
俺は脳みそをフル回転させた。
「すまん。俺には思い付かん。蓮宮はどうだ?」
フル回転させたが、無理でした。なにも思い付かない。もともと0の脳みそをフル回転させたところで答えが出るはずがない。
結局、俺は蓮宮を頼ることにした。
「うーん。普通こういう場合は校門とかで呼び掛け・・・・・・」
「だるいから嫌だ!」
即答。凄まじい早さだ。これがクイズ番組とかだったら間違いなく優勝候補の一角に成り得るだろう。まぁ、これはクイズ番組では無いため優勝候補の一角には成れないのだが・・・。
「......だよね」
蓮宮は俺の意見を肯定して苦笑いした。
「冬ならともかく夏は無理だ!」
実際、冬だとしてもやらないのだが。
「じゃあどうするの?」
「う~ん。あっ、勧誘紙を作るのはどうだ?それなら暑いなか外に出て呼び掛けをしないでもすむし」
俺が外に出たくないために適当に言った言葉に蓮宮は目を輝かせた。
「それだ!」
こうして俺と蓮宮は勧誘紙を作ることになった。




