表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アルカディアリベル 〜神話級アイテムは俺を世界最強の攻略者へと導く〜  作者: 描空


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

106/155

106話 修学旅行七日目

 昨日と同じくユースと春奈からのモーニングコールで目を覚ますと朝の身支度を終え朝ご飯を食べに向かった。ゆっくり朝ご飯を食べている間に今日の予定を聞いた。


「今日はどこに行くんだ?」


「今日はエメラルドビーチ行くのと戻ってくるので結構時間かかるからあっちの方で色々楽しむの。海洋文化館っていう美ら海水族館の近くにある場所に行って、沖縄そば食べてエメラルドビーチで飽きるまで時間が来るまで楽しむって感じ。て言っても帰りの便が夜だから夕方までには戻らないとだからそこまで遊べないの。時間が無さそうだったら海洋文化館は無しでエメラルドビーチで遊ぶって感じかな」


「ちなみにエメラルドビーチまでどのぐらいかかるんだ?」


「二時間半ぐらいだね」


 ユースの言葉に俺たち男子陣は言葉が出なかった。遠いのは分かっていたが、今日一日の半分が移動に使われるのはなと思い言った。


「さすがに今日ぐらいは風魔法で移動しない?」


「いいわよ。さすがに移動で時間無駄にしたくないのは私たちも同じだったし」


 俺たちは胸を撫で下ろした。これで移動の時間は大幅に削減出来るため楽しむことに集中できる。そう思っていると鷲田先生が昨日のように話し始めた。


「今日は修学旅行最終日であり帰る日でもあります。午後五時にはホテルに帰ってくるようにしてください。本当に間に合わない場合は先生たちに電話してください。風魔法で迎えに行きます。ですが、先生たちが迎えに来てくれるからと帰って来ないようでは全員が飛行機に乗り遅れるので午後四時には帰って来れるようにしてください。風魔法が使える生徒はなるべく他の生徒を連れて帰って来てくださるとありがたいです」


 鷲田先生は俺たちの方を見て言った。俺たちは手伝わされるのだと理解した。まあそのぐらい手伝うかと渋々受け入れた。そんな感じで俺たちは必要な荷物を持っているか確認して海洋文化館まで風魔法で飛んで行こうと準備をした。俺は難なく風魔法を使えるが他のみんなが使えるかどうかは知らない。勝はマングローブ林のダンジョンでもおんぶしてあげたから使えないだろうが、三人はどうなんだろうと思っていると、いつの間にか風魔法を使って浮遊していた。


「健ちゃん早く勝おんぶしてあげてよ」


「わ、分かってるって」


「すまんな」


「仕方ないって得意不得意なんて誰でもあるんだから」


 俺は勝をおんぶし風魔法で浮遊すると、ユースがスマホ片手に俺たちを先導してくれた。しばらく飛び安定してきた頃俺はみんなに聞いた。


「みんないつの間に風魔法使えるようになったの?」


 俺が聞くと一番手前にいた透から答えた。


「健ちゃんが魔法教えてくれたその日だよ。家に帰ってやってみたくなってやったんだ。そうしたらなんか簡単に出来ちゃった」


「私も! なんか出来るって思ってやってみたら本当に出来たんだよね」


 透と春奈が盛り上がり少し落ち着いた頃にユースが言った。


「私は前から使えるには使えたけど、ここまで自由自在には使えなかったから健斗の訓練の賜物ね」


 三人に褒められて上機嫌になった俺は表情が緩んでしまった。でも、俺は勝を背負ってるんだからと一瞬も気を抜けない状況だと瞬時に切り替えた。しばらくユースの先導に従い飛んでいると、沖縄の海の綺麗さに気がついた。飛行機で飛んでいる時も綺麗だとは思ったが、今の方がより綺麗に見えた。そんな空の旅も終わってしまった。海洋文化館に着くと早速中に入った。中にはウバザメの模型であったり昔に使われていた船の原型のようなものまであり居ようと思えば一日いられそうなほどの情報量があった。綺麗に整えられた館内で色んな物を見ているとあっという間にもうお昼時だった。俺たちは沖縄そばを食べに向かった。エメラルドビーチの近くに沖縄そばのお店があるらしくそこに向かった。風魔法だと移動の手間がないなと思っていると沖縄そばのお店に着いた。


 沖縄そばのお店に入ると、そこには結構な人数がいて食事をしていた。俺たちは沖縄そばを注文し待っていると五つの沖縄そばが届いた。スープは鶏白湯や豚骨のような見た目通りの動物の骨からとった良い香りが漂って来た。豚の三枚肉も噛むだけでほろっと崩れるほど柔らかく絶品だった。沖縄そばを堪能した俺たちは店を後にしエメラルドビーチに向かった。エメラルドビーチは名前通りのエメラルドのような綺麗な色をしており感動した。俺たち男子陣は水着に着替え早速海の中に入った。


「たーのしー!」


「冷たくて気持ちいー!」


「海さいこー!」


 俺たちはまだ暑い夏を冷やしてくれる海に最高の気分になった。俺たちがユースたちよりひと足先に海を堪能しているとユースと春奈が水着に着替えてやって来た。ユースは自分のスタイルを全面に押し出す派手だがスタンダードな水着で、春奈は清楚さを感じさせる少しお淑やかな水着だった。俺たちは二人の水着を似合っていると褒めると二人は嬉しそうにしていた。二人とも腰ぐらいの深さまでしか海に入ってこなかったのは髪の毛が濡れると海水だから洗うのが大変だからだろうと思った。勝と透もそれを察して無理に深い所まで来させようとはしなかった。しばらく泳いだり砂のお城を作ったりして遊んでいると結構時間が経ったようで日が沈みつつあった。俺たちはもうそろそろ帰り支度をするかと水魔法で簡単に全身を洗った。勝と透も洗ってあげ帰り支度を終えると少ししてユースと春奈も帰り支度を終えホテルに向かって風魔法で飛んだ。飛んでいると間もう少し海で遊んでいたかったなとみんな口々に言った。


 しばらく飛んでホテルまで戻ってくるともう結構な人数がホテルに戻って来ていた。みんなちゃんと時間守ってて偉いなと思っていると塩田先生が話しかけて来た。


「小出、ちょっと迎えに行って欲しいやつがいる」


 俺はどこにいるかを聞きその生徒を迎えに行くということを数人分やらされた。先生たちも同様に時間に間に合わなそうな生徒を迎えに行っていて先生たちも大変だなと思った。俺たちは一週間お世話になったホテルを後にして那覇空港に向かった。もう沖縄とはお別れなんだと思うと少し寂しかった。でも、まだやれていないこともたくさんあるのでそれは次来る時の楽しみだと思うことにした。飛行機に乗り込むと今まで全く感じなかった眠気を感じた。沖縄を楽しもうと気を張っていたのが切れてしまったのだろうと思い眠ることにした。


「健ちゃん。着いたよ」


 透に起こされ目を開けるともう地元の空港まで着いていた。俺は眠たい目を擦り学校に向かうバスに乗った。俺はバスに乗っている間父さんと母さんに何を話してあげようかなと考えているといつの間にかバスが学校に着いていた。バスから降り家に帰った。懐かしい街並みに帰って来たんだとなんだか安心したような感覚を覚えた。


「ただいま」


 家に着くと父さんと母さんが嬉しそうな顔で出迎えてくれた。お土産を渡し荷物の整理をし諸々やらなくていけないことをしてから父さんと母さんに修学旅行の思い出を一から話した。父さんと母さんは楽しそうに俺の話を聞いてくれた。

次回もお楽しみに


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ