73 自分達のだけの京
あれから木々の切り出しを南側と東側と北側を重点的に暫くしていたらやっと終わりが見えた。それには皆喜んではしゃいでいた。
「皆さんテントを片付けて海側に寄って下さい」
フララの言葉に皆はテントの片付けを始めた。それから皆で海側に転移した。多分フララが京の基盤を創ってくれるのだろう。フララが神力?魔力?でどでかい港を創り京を壁で覆って検問所と見張り台を創り上げた。それには皆驚きながらもとてもはしゃぎながら京が創られていくのを見守った。本を資料にしたオリジナルの水の京だ!検問所を通って中に入ると幻想的な和の京が出来ていた。フララ凄すぎる!はしゃいでフララに抱き着いた。皆もかなりはしゃいでいた。やっとだ!私達だけの京が出来た!創るのはフララに任せきりになってしまったので心からのお礼を言った。
「神社はシーナが創るのですよ?後は皆の願いで魂の核にて神様が出来上がります」
その言葉に頷いてから京を見回したが広すぎて普通に歩いては回れなさそうだ。フララは牧場の小屋に各々動物を結界から出して置いていた。これは普通に転移魔法を皆使えるので助かった。遠くに見える城らしき物は父様達の住まいだろうな。皆は住宅街や工場街や工房街を見に行ったので私とフララは転移魔法で神社創りへと向かった。私は神様に相応しい京の神社と神木をイメージしてから魔力を放出した。
「凄いではありませんかシーナ。凄く神秘的な神社が出来上がりました。不思議ですが何故か神木には神秘的な力が宿っていますね。シーナも神族ですから神力を使える様になったのでしょうか?」
「いめーじよりしんぴてきなじんじゃができた!しんぼくはちらないさくらにした!ちからのことはわからないけど!」
「えぇ、綺麗ですね!それに大きく神々しいです!これなら皆も喜んでくれると思いますよ。私達も私達の家に行きましょうか?」
「うん!」
それからフララと私の家に向かった。畑や果樹園や温泉付きだ!流石はフララだ!
「この場所に魔石をセットすると電気が使える様になります。水道にもコンロにもオーブンにも冷蔵庫にもお風呂にも温泉にもトイレにも魔石をセットしないといけませんね」
「ぜんぶませきせっとするようにしたんだねー!」
「えぇ、その方が便利ではないかと考えました。皆魔力がありますから魔石に魔力を足すことが出来ますからね。取り敢えず家の中を創っていきましょう」
「みんなにもれんらくしないとつかいかたわからないんじゃない?」
「忘れていました。連絡を入れましょう」
フララが連絡を入れてる中で私はアイテムBOXから絨毯やラグを出し敷いてからローソファとローテーブルを出してクッションを置いた。それからキッチン側にもラグを敷いてからテーブルと椅子を置いて食器棚等を創っていった。3歳だから魔法頼りだが仕方無い事だと諦めた。時間があれば職人さん達が作った物の方が良いんだろうけど…。それから寝室や客室や必要な場所各種を創っていったぞ。チートだから出来る技だがな。皆もアイテムBOXから出して家の中を作っていってるだろう。空間魔法無かったら終わっていたがな。世界がどうなろうとこの場所だけは護りきる!やっと出来上がった私達だけの京だからな。これでやっと落ちついて暮らしていけるのだからな。外に出て見て周りを見回してこの場所から神社や城や広場迄は遠くなったから転移で移動するしかないなと思って中に戻った。
「皆には連絡しましたから大丈夫でしょう。民達は住む場所を決めているみたいですよ。市長達は城の中を探索してる様ですし神職の皆も住む場所を決めているみたいでしたね。一応城には色々な部屋も創っておきましたから。広すぎると苦情が来ましたがね。神様を向かえるのは5日後にしました。皆きちんと家作くりをしてきちんと休みたいでしょうからね」
「そうなんだ!しろどんだけでかくしたの?」
「他の国々に負けない様に創りましたよ」
「それはでかいな!きょうなんがつなんにちー?」
「今日は4月5日ですね。カレンダーと時計も合わせないといけませんね」
「えー!そんなにたってたのー!?」
「えぇ、あれから大体3カ月位は経ちましたね」
「まえよりまりょくあるのにいっかいめとかわらないきがするー!」
「少し大きくしすぎましたかね?」
「たぶんすこしじゃないきがするー!」
「まぁ、大きな事は良い事じゃないですか!さて、魔石をセットしますよ?それにカレンダーと掛け時計も付けないといけませんね」
それからフララと魔石を全部にセットしてカレンダーと掛け時計も付けた。それから食器類や調理器具や洗剤類やペーパー類やタオル類等を全部棚に入れていった。あれじゃない?図書館手伝わないと大変なんじゃない?そう思いながら本棚に本をフララと入れていった。
「後は畑と果樹園ですが明日やりましょうね。私は夕ご飯を作りますから」
時計を確認したら夕方になっていた。時間が経つのが早いぞ。私は服装工房の皆に資料になる様な本を召喚した。和洋合わせた服装のだ。でも直ぐ渡すと他を放って徹夜で作りかねないから神様を向かお迎えしてから渡そうと思う。一応服を作るのに必要な物は全て召喚してからアイテムBOXに閉まった。まだ3年しか経ってないのにこの様な怒涛の日々は辞めて欲しいぞ。どっと老けこんだ気がするからな。
「ご飯が出来ましたから食べますよ」
「ありがとー!」
フララの作ってくれたご飯をテーブルに行き椅子に座りきちんとした形で久しぶりにご飯を食べた。皆もきちんとご飯を食べてゆっくりして欲しい。
「そういえば神社の名前はなんですか?」
「んー?てんこうじんぐう。かんじだと天煌神宮だよー!ごしんぼくがあまきらさくら。かんじだと天煌桜だよー!」
「なる程。良い名前ですね」
「みんなきにいってくれるかなー?」
「大丈夫です。気に入ってくれますよ」
「とうぶんひっそりくらしていきたいねー!」
「そうですね。お金にも食料にも困ってないので皆もそう思っていると思いますが情報収集だけはしなくてはいけませんね」
「たしかにー!いろいろどうなってるかわからないからねー!」
「えぇ、やはり商人や旅人を装っての情報収集になりますね」
「あいのるんさまかられんらくきてないんでしょ?」
「えぇ、全く連絡がありませんよ。何をしようとしているのやら。馬鹿になったのでしょうかね」
「それはわからないけどふららにはれんらくするべきだとおもう!」
「私は副神では無くなったって事かも知れませんね」
「それはそれでひどいとおもう!」
「良いんですよ。アイノルン様よりシーナやこの場にいる皆を私も選びますからね。後は好きにすれば良いと思いますから。此方に被害が出そうなら私も私で対抗させて頂きますからね。新たな神達も味方になってくれるでしょうから」
「ふららがいいならいいんだけど…。」
「いいんですから気にしないで下さい」
「わかった!」
「変な事になってれば天界に戻って頭引っ叩いてきますから大丈夫ですよ」
おぉ、かなりの恨みがある様だな。主神にする事ではないけどあの時のアイノルン様は何だか変な気がしたからフララもそう感じているのだろう。
「さて、片付けをしてから久しぶりに温泉にいきますよ」
「おぉ、それはうれしい!みんなのいえにもおんせんのおゆでるの?」
「えぇ、そうしました。皆さん頑張って働きましたからゆっくり休んで欲しいですしね」
「さすがはふららだね!」
「皆もお風呂に入って布団できちんと寝れば疲れが取れるでしょうから」
それから片付けが終わるのを待って着替えを持ちタオル等を持ち温泉に向かった。久しぶりの温泉を満喫してお湯にプカーと浮かんでいたらフララに怒られたがな。泳ぎの練習もしたいな。




