71 終わりが見えない作業
翌日目を覚ましてテントだった事を思い出した。寝袋から出てトイレに行き昨日は真っ暗だった辺りを見回すと木だらけだった。また木々の切り出しかと遠い目になりながらテントに戻った。本当何回移動すれば平和に暮らせるのか。それから料理人さん達が用意してくれていた朝食を皆で食べた。それから木々の切り出しを開始した。今回は私もお手伝いをする。3歳だからな。風魔法で木を切り土魔法で根っこを掘って地面を平らにした。草等は纏めてから燃やした。皆全属性持ちだから前よりスムーズに進んでいる。切った木は纏めて置いといてそれを大工さん達が板や薪にしていた。東西南北に分かれて切り出しをしていてドンドン進んでいく。皆慣れたもんだ。まぁ、自分達で作る必要があるからな。勝手されるのはもう嫌だから。前よりスピードは早いと思う。それから昼食迄木々の切り出しをして昼食を食べてからまた木々の切り出しを始めた。
木々を切り出しているとダンジョンを発見した。ずっと手つかずだったからどうしようと相談して数名の冒険者チームが中に入り出来る限り魔獣を間引く事になった。溢れ出したら大変だからな。他の皆は木々の切り出しを再開した。夜迄続き夕飯を食べ寝て翌日はまた木々の切り出しという生活を続けた。同じ作業の繰り返しだから何月何日でどれくらい経ったのかは分からない。雪も降って来ているしで寒い。確実に年末年始は過ぎているだろうけど祈る神様がいないので仕方ない。積もった雪は纏めて火魔法で溶かしている。ビュービューと吹雪始めたからフララが森全体に結界を張ってくれたから少しはましになったがな。此処に来た時雪が降っていなかった事は偶然でも有難い。多分北も北だから普通なら雪は降っていただろう。夜テントでフララと話をしていた。
「ねーふららーいえつくるときにませきをせっとするようにしたらでんきつかえるようにならないかな?」
「なる程。コンロ等のやり方を真似するんですね?」
「ませきはまりょくをほじゅうすればだいじょーぶだとおもうんだけど。ほかにさしこみぐちつくればこんせんとやでんきつかえるようになる。スイッチをつければつけたりけしたりできる」
「そうですね。家には魔石の他にソーラーパネルも着けましょう」
「それにおんせんはほしいからおんせんのげんせんつくれたりする?」
「分かりました。大丈夫ですよ。私も温泉は欲しいですから。その他にお湯と水もですね」
「うん。すいどうつかえないとこまるからー!」
「そこは任せて下さい」
「わふうにしたいからなまえわふうにしたほうがいいのかな?わたしはそのままだけど…」
「和名ですか?シーナは確かにそのままですが変えるとしたらファミリーネームを変えないといけませんね」
「それはそれでめんどー!でもかみさまやたてものだけをわにしてもなぁー!」
「確かにチグハグな感じになりますね」
「うーん…まようねー!」
「新たな場所に来たので変えるのも良いかも知れませんね。場所の名前は考えたのですか?」
「うん。かぐらきょう!」
「神楽京ですか。和名で良いと思います。この世界には無い名前ですから」
「よかった。きにいってくれて!ふららもなまえかえなくても風良々でいいね」
「風良々ですか。なる程。ファミリーネームは変えないといけませんね」
「かみさまだから神がつくふぁみりーねーむだね!神城とか?わたしは真神でいく」
「なる程。地球の名前そのままでいくのですね?私は神城ですね。書き換えをしないといけませんね」
「うん。みんなちきゅうのにほんのかんじとひらがなとかたかなをわかるようにしてほしい。わたしもかんじではなせるようにする!」
「分かりました」
それから地球の日本の建て物や神社やお寺や名前の本を召喚してコピーしてからフララに渡した。名前を被らない様に考えるのは大変だぞ!名字もだからな。ぶっちゃけ面倒くさい。明日も木々の切り出しだしフララはどんだけでかく結界を張ったのか…。全然終わりが見えて来ない。時間の感覚が分からないからあれからどれくらい経ったのかも分からないし。
「ねー!ふららーあれからどれくらいたったー?」
「此処に来たのが12月25日ですから今は1月26日なので約1カ月経ちましたね」
「えー!そんなにたったのー!!おわりがみえないんだけどー!!」
「広い森でしたからね。頑張るしかありませんね」
「はるになるきがするー!!」
「まぁ、キャンプ生活皆慣れてるみたいですから」
「たしかにーにどめ?さんどめ?だけどそろそろおふろはいりたいよー!くりーんまほうできれいにはなるんだろうけどおちつかない!」
「確かにそうですね。皆も思ってると思いますよ?お風呂に入ればキャンプ生活では風邪を引きますからね」
確かにそうだけど日本人としては落ち着かない!あー冬に木々の切り出しをする事になるとは思わなかった。けれど神様の介入を防ぐには自分達で住む場所を作る他ないからな。木々を切り出した後は何処に何の建て物を建てるか考えないとだし。面倒ー!もう遊牧民みたいにキャンプ生活で良いんじゃないか?って思わさるよ。これって絶対春になるんじゃない??皆なんか容姿や名前迄何回も変わっているしな。此処が最後の地になる様にしないと。
「ここでのーなまえとみょうじかぶるかもしれないねー!ちきゅうでもーどうせいどうめいいたりしたからー!」
「問題ありませんよ。この世界もそうですから」
「へー!そうなんだー!」
「えぇ、特に名前の同じ人間は多いです。平民は名字は王族、貴族達とは被りませんがね」
「かぶったらたいへんなことになるもんねー!」
「えぇ、下手すれば罰せられますから」
「めんどーだねー!」
「本当にそう思いますよ。それで神楽京のイメージはあるのですか?」
「こんなかんじー!」
「なる程。確かに和ですね。高さが違うので創る時気を付けないといけませんね。それから川を真ん中に置く形になりますね」
「うん。りそうきょう!」
「神社には階段を登って行く事になりますね」
「うん!おおきいとりいをおいてかいだんのぼってじんじゃにつくかたち!」
「神社はシーナが創るとして他は私が創らないといけませんね。特に川や滝や橋や岩場等。このお城みたいな所は市長館ですか?」
「うん!しちょうっていうよりみやこのおうさまーってかんじだね?」
「そうなるとシーナは姫になりますが良いんですか?」
「とうさまもかあさまもわかがえったからちのつながったこどもできるはずだからそちらにまかせる。わたしはふららとくらすから!」
「なる程。寿命もありますしね。ただ産まれて来た子供達が長生きになるかは分かりませんよ?」
「それはうんにまかせるしかない!わたしはまがみでいくけど、とうさま、かあさまは、かぐらをみょうじにしたほうがいいとおもう!」
「確かにそうですね。市長だと何か合った時立場が弱い事になりますから神楽京の王族になって貰った方が良いでしょう」
「とうさまがおうさまでかあさまがおうひさまだね!あーしらべるきかいがほしいー!」
「調べる機会ですか?」
「うん。ちきゅーではかんたんにしらべられた!」
「なる程。便利な物ですね。此方では本を読むしかありませんから」
「なるべくえつきのほんしょうかんしてるんだけどかみさまかわればしゅうきょうもちがくなるからそのほんもしょうかんしないと!」
「確かに教会とは違うので教会の皆に渡した方が良いと思います」
「じんじゃかんけいのほんでいーかな?」
「えぇ、それで大丈夫でしょう。皆地球の日本の文字を読める様にしますから」
「ありがとー!りそうきょうのためにがんばる!」
その後神社関係の本を沢山召喚した。理想郷の本も様々召喚した。あれ?これって和だけど皆和っぽい容姿してないけど大丈夫かな?まーなる様にしかならないか。コピーしてからフララに沢山の本を渡した。フララもしかして森全体を住む場所にした理由じゃないよな?怖くて聞けないがな。だって魔力増えたから作業捗っている筈なのに終わりが見えて来ないから。まぁ、考えても無駄だから明日に備えて今日は寝よう。




