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神様の思し召し  作者: 鳳凰楽


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70 新天地へ

 ご飯を食べて眠りに付いてからどれくらい時間が経ったのかは分からないがフララに起こされあくびをしながら皆のいる場所に向かった。


 皆の所に着くと父様達やギルド長や教会の皆が険しい顔をしていた。フララに事情を聞いた所、最初は良い人だったらしく教皇様達やギルド長達連れて来た皆が泉の水を飲んだらしいが。緑や赤や黄色関係なくだ。それから魔力アップした人達は人が変わった様に笑い出しこの都市への移住を訴えたらしい。人が変わった様な教皇様達に驚いた教会の皆はどういう事なのかを聞いたら悪の心を閉じ込める魔道具が大々教会に伝わっており教会の皆はその魔道具で悪の心を閉じ込めていたらしく力アップと共に悪の心が漏れ出したらしい。悪の心は神に仕えるのに邪魔だから魔道具を使っていたと。教皇様がこの都市を治めるから市長は要らないと一般の市民として教皇様達に仕えろと言われたらしい。神に一応認められてる市民達はこの都市に居ていいと言われたみたいだが。教皇様達教会の皆の変わり様に各ギルド長は驚いたらしくそちらは大丈夫な人達だった様子だ。教皇様は自分が神に1番近い者だと豪語していたらしいが…。会話もしたし神に認められてると話したらしいがな。だから神の創った都市にはは自分が相応しいんだって。もしかして聖女を認め無かったのも自分がって思ってたからじゃないのかな?


 予想通りというかなんていうか最悪な結果だ。皆の嫌な予感は当たっていたって事だ。今は豪華な食事をしてお酒を飲みぐっすりらしいがな。豪語してたって事は聖女に対抗するだろうから即バレ待ったなしだ。聖女に対抗する為にカグナル様を出すつもりみたいだけど…。王族、貴族より馬鹿なんじゃない??そんな奴らを気に入った神様って…。従うしか出来ない事に呆れて溜め息しか出ないけど。まぁ、私達は予想していたが教会の皆はショックだろう。教皇様達を信じていたのだから。まぁ、私達は従う気は微塵もないけどな。神様の言う事はきちんと従ったんだから。後は自由にさせて貰う。巻き込まれは御免だからな。


「それでどうすることにしたのー?」


「私達は都市を明け渡してもいいのだが…」

 

「俺達ギルドも大丈夫だぞ」


「私達教会は何を信じればいいのか分からなくなりました」


「ならあらたばしょのあらたなかみさまをしんじればいいんじゃないかな?ふららとあらたなばしょとみんなをまもってくれるかみさまをしんこうしていこうってはなしてたんだ。べつにぜんいんがこのせかいのかみさまをしんこうするひつようはないから。それにみんないっしょがいいしね。ここにいればいろいろとまきこまれていくだろうから。きょうかいかんけいしゃじゃないほうがいいとおもう」


 それに皆はそうだと教会の皆を説得していた。神職ではあっても良いと思うけど今の教会にいる必要はないと思うんだよね。信じられない上のいう事聞いて信じられない神を信仰する必要はない。


「分かりました。私達は新たな神に仕えます」


「うん。そのほうがいいとおもうよ。みんないどうするのにいえのなかからっぽにしてこないと。としょかんはてのあいてるみんながてつだう」


 そう話すと皆転移魔法で家に戻って行った。私とフララも家の中を空っぽにする為にアイテムBOXに次から次へと入れていった。畑の物も全部だ。その他にフララは地球に関する物や便利な物も全て消した。今都市は他の国々と変わらなくなっただろう。勿論温泉や炭酸泉等も無くなった。あるのはアイノルン様が手掛けた泉のみだ。検問所にあった見張り台や武器等や家の地下や通信機センターや裁判所や役所や地下牢や炭小屋や浄化装置や焼却炉やひだまりサロン館も全て無くなった。通信機の数々や他の畑や田んぼや花畑等はフララが全て回収していた。勿論桜の木や色々な木や私達が植えた物全てだ。それから暖かな格好をして準備万端だ。冬キャンプになるなんて思わなかったけど。小型薪ストーブを召喚して量産したから皆に配るつもりだ。後は寒さに強いテントと下に敷くシートと寝袋も。此処はまだ雪が降っていないが新たな場所はどうか分からないからな。後はアイノルン様と一緒に都市を勝手に好きにすれば良い。それからフララと共に広場へと向かった。フララは父様に私を預けハチさんや動物達を回収しに向かった。私は広場に来た皆にテント類や防寒着を配っていった。後はホッカイロも。皆その場で着替えていたがな。本当は皆が見本を見て作った物の方が良いのだが緊急事態だし仕方ない。


「とーさまかーさまさむいねー!」


「あぁ、冬にキャンプなんて騎士団以来だ」


「雪が降らないと良いんだけれど」


「たぶんさらにきたになったからさむいとおもう!」


「まぁ、奴らのいいなりになるよりマシだがな」


「えぇ、本当にそうよね」


「そんなやばいひとたちだったの?」


「あぁ、何故神が気に入ったのか疑問に思うぞ」


「えぇ、そうよね。私も疑問に思ったもの」


「かみさまにはいいひとでもわたしたちにはいいひとじゃないってことだね。あらたなばしょではこのせかいのかみさまかかわらないでほしいね」


「あぁ、本当にそうだな。私は神を信じられなくなったからな」


「私もよ」


「たぶんみんなそうだとおもう。このとしのみんなをぎせいにしてまでまびとにしたかったみたいだから。あかもきいろもおくりかえすっていっておきながらおくりかえさなかったしね。いまはわたしもしんじてないかなぁ」


「フララは神代行なんだろ?大丈夫なのか?」


「うん。だいじょーぶだよ!こんかいのこともすごくおこっていたし。かみのようぼうにはこたえたんだからあとはすきにしていいって。あとはこっちにてをださないようにいってくれるって!」


「なら安心ね。フララ迄とかは嫌だったもの」


「ふららはずっとわたしやみんなのみかただよ!」


 まぁ、神代行っていうか副神なんだけど…。主神と変わらない力を持っているみたいだし。主神がアレな世界って大丈夫なのか?あ、フララが帰って来た。父様達は皆がいるかを確認している。フララは都市にいる奴らの記憶の書き換えをしている。ギルド総本部長達は巻き込まれる形になってしまったが仕方ない。それにしても幼児にはきつい時間帯だぞ。しかしながらアイノルン様は一体どうしたんだ?何らかの思惑があるのか?ただ単に教皇達を気に入っただけなのか?皆の心が離れていっても良かったのか?疑問すぎる。


「フララ皆揃ったぞ」


「では皆を転移させますね」


 父様とフララが会話して私をフララが抱っこして皆新たな場所へと転移した。転移した場所は何も無く皆テントと焚き火の準備を始めた。私とフララもだ。真っ暗で何もないから余計寒く感じる。小型薪ストーブにも火をつけた。これで暫くしたらテントは温かくなるだろう。テントにはシートを敷きその上にラグを敷いた。まだいっぱい雪は降ってはいないが時間の問題だろう。


「ふららー!」


「どうしたんですか?」


「さむいからーすーぷつくらないー?」


「なる程。良いですね」


 フララと会話してたのを聞いた料理人さん達が準備し始めた。かなり材料を用意してるが何作るんだろ?あっちにいた皆は食事していないのかも知れない。他の皆は簡易トイレを作り始めた。きちんと浄化出来る様にしている。凄い。オムツがなくなりお漏らししたら大変だから有難いぞ。


「なにからつくってくのー?」


「和風にしたいんですよね?神社を創り神を創らないといけません」


「かみさまつくれるのー?」


「えぇ、核に皆の思いを込めればですがね」


「へー。ふららのちからー?」


「えぇ、そうですね」


「ふららーおこられないー?」


「大丈夫ですよ。天界に主神を助ける神を創ったのは私ですから。まぁ、今回の事がありますし文句は言わせませんよ。私はあちらに戻るつもりはありませんしね。次に皆の住む家を創らないと大雪になったら困りますから。勿論動物達の家もです」


「そうだねー!ふゆにてんとはきついだろうからふららとわたしがつくらないとー!」


「えぇ、創造魔法を使える者は限られていますから。木々もどうにかしないといけませんし」


「もりだったところだからねー!みんなまりょくがあがったからだいじょーぶだろうけどー!」


「えぇ、結界が分かる様に壁を張りましたから。結界から出てしまったら魔獣の餌食になりますからね」


「なるべくはやくまちできるようにしたいけど…」


「えぇ、いざとなれば結界を張り雪が入って来ないようにするしかありません」


「そうだね。そうならないようにがんばらないと」


 それから料理人さん達が作ってくれたスープを飲み身体を温めてからトイレにいってテントに戻ってクリーン魔法をかけた。お腹が空いてる人達はご飯を食べていたがな。テントの中は温かくなっており火傷しない様に気を付けながら薪を足して寝袋に入って眠りについた。




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