69 信じられなくなった事
フララが地下に広場を創りそこで私は地図を広げて見ていた。フララは皆にピアスから念話をして家に転移で来る様に話をしていた。それから暫くしてどんどん皆が転移魔法で移動して来てフララが事情を説明していた。それを皆険しい顔で聞いていた。来ていないのは各ギルド長達や教会関係者と父様関係者達だけになった。地図を配ると皆一斉に見だした。皆残る気はさらさらないみたいだ。
会った事ないけどこの都市も魔人も即バレする気がするんだよなぁー。声に出してないつもりが声に出ていたらしく皆もそうだよなぁーって答えていた。
「ねーふららーかみさまにまほうってきくの?」
「油断していれば効くでしょうね。死んだりとかはしないと思いますが…。でも神に魔法を使う者がいるとは思えませんし、そんな相手に神が負ける事もないでしょう」
「ふららーもきをつけてねー!」
「はい。大丈夫ですよ。それより市長達は大丈夫でしょうか?」
「ねーいちじてきによるでいーからとしのみんないがいおきないようにできない?」
「なる程…。そうですね。眠らせましょう。神からの指示はきちんと聞いたので後は大丈夫でしょうから。それから市長達の顔も朧げにしか思い出せない様にしましょう。勿論、私の顔もです。都市に人が居た事も朧げにしましょう。ギルド長や教会関係者達はその時に決めましょう」
「うん!」
フララと話ていると黄昏の光チームのトキオが話出した。
「俺も嫌な感じするんだよな。この都市バレるんなら近くない方が巻き込まれないんじゃねーか?」
同じチームのセーラルーも話出した。
「そうね。地図だから島々が近く感じるだけで本当はかなり離れてるんじゃないかしら?だから安全を考えて国々に近くない方を選んだ方が良いと思うわ」
皆も確かにと頷いて地図を見ている。
「もーうつるのいやだからさいごにしたいー!それにこのとしや、まびとばれたらしまじまそうさくされるかもしれないしー!」
それに皆頷いた。住む場所出来ても直ぐ移動になるからずっと暮らせる場所がいい。それから地球に関する物や便利な物も全て無くしてから移動しなくてはならない。悪用されたら最悪だからな。動物達やハチ等も全て移動しないとな。それから結界に幻影混ぜて新たな場所を護らないと。嫌な予感がする人達も少なくないみたいだ。やはりこの都市にいられなくなる可能性が高そうだ。皆嫌な予感を感じて家から出なかったらしいから。
「冒険者チームの方々はギルド無くなるかも知れませんが大丈夫なのですか?」
「それは大丈夫だ。転移魔法で何処かの国で依頼を熟せばいいだけだからな。それに新たな場所にもきっとダンジョンがあるだろ?だから大丈夫だ」
トキオの言葉に冒険者の皆が頷いた。他ギルド関係に当たる皆も同じらしく頷いていた。
「なる程。それなら大丈夫そうですね。国々から離れた場所ならナルシェ森が1番ですね」
フララの言葉に皆地図を見て確認していた。
「確かに此処なら大丈夫そうだな」
「えぇ、そうね」
「うん!だいじょーぶそう!」
「なら、結界を張りに行ってきますのでシーナをお願いします」
それに皆は頷いてフララは転移魔法で出掛けて行った。
「それにしても神は何考えてるんだ?凄く嫌な感じがする奴らだぞ」
「えぇ、そうよね。嫌な感じがするから皆家から出なかったのだから…」
「かみさまにみかたでもわたしたちにみかたじゃない。かみさまはたぶんきにいったからとくべつにしたかったんだとおもう。だからかみさまはわたしたちのみかたじゃないとおもう。ちずみてなかったらもっとわるいにんげんもちからもつところだったから。もしかしたらきょうこうさまたちもいいひとじゃないのかもしれない」
「なる程な。神は俺達を犠牲にしてもあいつらを魔人にしたかったって理由か。んで、あいつらは自分達の方が神に近いと考えてるって理由か。最悪だな」
「えぇ、悪い奴らが力を持ってもいいと考えたって理由よね?まぁ、神にとっては悪い奴らではないのかも知れないけど。それ程今都市に来ている人物達を気に入ったって事ね。まぁ、神の世界ですもの。私達は従う他ないわよね。私は神を信じられなくなったわ」
確かにと皆が頷いた。私は父様達が無事か地図で確認したら地図が可怪しな事になっていた。
「ねーみんなーちずのみどりのまんなかだけあかになってるけどなんだろー?それにあかときいろかえっていない」
そう話すと皆地図を確認して確かにと頷いていた。緑の真ん中が元々薄っすらと赤かったのがも知れないがどういう意味なのかが分からない。それに赤と黄色が送り返されていない。まぁ、緑でも赤でも黄色でも味方じゃない事は確かだろうから。神の判断でそうなったのなら従うしかない。
「これって元々赤だった人間が魔法か魔道具で緑になったって事はねーか?だから真ん中だけ赤なんじゃねーか?」
「そんなまほうやまどうぐってあるのー?」
「俺達が知らないだけであるんじゃねーか?世界の歴史は古くからだからな」
「それじゃあ、今居る緑の人達も安全では無いって事よね?」
「全員が全員とは限らないとは思うけどな」
それに対して皆はなる程と頷いていた。皆は学園に通った理由じゃないから憶測って言ってたけど当たっていると思うがな。考えているとお腹がグゥーとなった。そういえばそろそろ夕飯の時間になる。音を聞いた皆は思い出したかの様に夕飯作りをどうするかを話し合っていた。
「ちかにちょうりするばしょあるよー!」
それを聞いた女性達と料理人達は調理場に向かって行った。他の皆はテーブル等をアイテムBOXから出して置いていた。それから飲み物等も。あ、フララが帰って来た。
「ただ今帰りました。皆はどうしたのですか?」
「おかえりー!わたしのおなかなったからゆうはんつくりにちょうりばにいった」
「なる程。そろそろ夕飯ですからね。客人は夜はぐっすり眠れる様にしましたから市長達も合流出来るでしょう。それから地球に関する物や便利な物を都市から消しておきましたから大丈夫でしょう。勿論記憶も起きたら無くなってるでしょうから」
「ねー、あかときいろもいたしみどりのまんなかあかいのがいた。かみさまにうそつかれた」
報告をするとフララはステータスの地図を確認して溜め息を吐き出した。
「本当ですね。普通ならば神が嘘なんてつく事はないんですがね。どういった事でしょうか…。それにこの緑の真ん中だけ赤なのも奇妙ですね」
「あかをみどりにできるまほうかまどうぐがあるんじゃないかってみんなではなしてた」
「そういう事ですか。ならこの状態も納得出来ますね」
「みんないやなかんじするってはなしてた。それにこのせかいのかみさましんじられなくなってる。じぶんたちがぎせいにされたから」
「えぇ、そうなるでしょうね…」
「みんなかみさまにしたがうしかないからよけいにこんかいのことゆるせないんだとおもう。いやなかんじするにんげんをゆうせんしたから。それですむばしょもなくなるかのうせいがたかいから」
「確かにそうですね。住む場所は彼等に従う事でしか得られないでしょうから。皆後から来た人物に従う必要はありませんからね。一緒にいれば危険ですし。はぁ~、一体何を考えているのでしょうか…」
「たぶんとくにかんがえてないんじゃないかな?ただかみさまがきにいったからだけだとおもう。だからそっちをゆうせんしただけだとおもう」
「こんな事は無かったんですがねぇ。それ程打ち解けたって事でしょうか?私には考えられませんがね」
「たぶんそうなんじゃないかな?」
「皆の嫌な感じは夜になれば市長達も合流しますから色々聞けるんじゃないでしょうか?」
「そうだねー!すでにいろいろやらかしているだろーから」
「確かに。私もそう思います。ご飯食べたら少し寝ときますか?何時になるか分かりませんから」
「うん。そーする!」
それから皆が作ってくれたスープとサンドウィッチを食べて地下の部屋で父様達が来る迄眠る事にした。3歳だからな。ずっと起きてられないのが困るぞ。




