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神様の思し召し  作者: 鳳凰楽


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64 話し合い

 翌日起きて朝食を食べながら昨日の事を話し合っていた。ガーロースさんとクイグラフさんとバレロさんには昨日の事を伝えていた。皆が皆揃っていないので年末の時に伝える事になった。


「人間とは違う種族になったな」


「神からの説明では魔力との関係があるとの事でしたので仕方がありませんね。それになん千年、なん万年生きるよりマシです」


「人間至上主義のセイクレッド神聖国にバレたら大変な事になりますから隠し通しましょう。他にも研究材料として捕まる可能性もありますから」


 フララの言葉に皆頷いた。奴隷なんて真っ平御免だし研究材料として捕まるのも真っ平御免である。


「このとしをはってんさせるのはーさんせいなんだけどーたこくもってなるとーつうしんきいがいにーなにがひつようなのかーわからないよねー?」


「確かにそうね。大体は魔法で解決してるもの。それに他国は王族、貴族主義ですものね」


「なんかーふるくさいよねー?」


「確かにそうですね。ドレス等を着飾って装飾品を身につけ優劣を競い合う。そしてパーティーやお茶会を楽しむのが王族、貴族ですから」


「お茶会もパーティーも腹の探り合いよ」


「うげー!むりきぞくたちー!」


「だから貴族じゃなくなった事は満足だぞ。しかも公爵と騎士団長の名がついてきてたしな」


「えぇ、それもタグリード国のね」


「きぞくたちはーきれいなそうしょくひんとーきれいなふくがすきってことぐらいしかーわからないー!」


「それで合ってるぞ。民第一の国がどれだけあるのか分からないからな」


「無さそうですね」


「かみさまーひとまかせすぎー!」


「えぇ!そうなんですよ!そういう所があるんですよ!」


 あ、アイノルン様に恨みがあるフララの恨みが爆発してしまった。


「フララは神と何かあるのか?」


「まぁ、色々恨みつらみがありますね」


 いや、フララも神様だから!!しかもアイノルン様の副神じゃん!!この世界で2番目に偉い神様だよ!皆もなる程じゃないから!!


「うーん?たこくよりーまずはこのとしをはってんさせてーたこくにはなにがたりないかをーかんがえるしかないよねー?」


「そうですね」


「あ、すてーたすをかくにんしなきゃ!ちずになってるかみてみないとー!」


 それから皆でステータスを確認した。都市の中は青だらけって事はこれは都市の民達だな。これで都市を解放しても危ない人や魔獣を確認出来る様になった。他国に行ってる人達もこれで確認出来るから安心だろう。


「大丈夫そうですね」


「あぁ、これは便利だな」


 それには皆頷いた。


「一つ言っておきたいのですが魔力と寿命の関連性が公になれば欲深い人間達は必ず寿命を延ばす為に魔力を増やす実験等をするはずです。その実験相手は多種族だったり魔獣だったり神獣だったり同じ人間だったりと様々な人物が犠牲になるでしょう」


「確かに王族や貴族は金を払ってでも研究するだろうな」


「その様に非道な事は教会として認められません!」


「えぇ、だけれどそれがあり得る事なのよね。欲深い人間は沢山いるから」


「でもーたしゅぞくーいままでもーにんげんよりじゅみょうーながいしーまりょくもにんげんよりあるのにーそういうじっけんみたいなのされなかったのー?」


「公にされていないだけで研究はされていると思います。不老不死の実験等も。後はユグドラシルの捜索もされてるでしょうね。後は薬師達による寿命を延ばす薬等の実験ですかね。大体は闇市で奴隷を買い行っているので公にされていないのだと考えています。なのできちんとした形で証明されたら実験も公の物と国々が認めるでしょうね」


「そりゃーたしゅぞくからーうらまれるよーにんげんは!でもーにんげんのーくにでーせいかつしてるーたしゅぞくもいるんでしょー?」


「あぁ、いるな。大体は無害だと思われる国々だ。魔族やエルフや竜人は人間より魔力がずっと多く寿命も長いから人間では敵わないと大体は多種族の子供やハーフや獣人やドワーフ等が悪い組織に狙われやすいのが現状だ。だが逆もあるぞ。人間もまた狙われる。人間同士や多種族からな」


「めんどー!!」


「あぁ、実に面倒くさい世の中だぞ。真面目に生きている者達の方が少ないだろうな」


「えぇ、教会でも腐っている人間は沢山いますから」


「かねかーまりょくかーじゅみょうかーけんりょくかーどれか一ひとつにすればいーのに!!」


「その全部を欲しがるのが人間ですよ。その点で言えば魔族等は寿命も名誉もお金もいらないでしょうから分かりやすいですよ。今欲しいのは魔族に相応しい女性って所でしょうか?竜人や獣人は番が欲しいでしょうしエルフも女性がいませんから女性が欲しいでしょうね。それに女性達は大切にされ自分達が優遇される世界だと分かっているので性格は我儘でプライドは高く相手には顔の良い男性を好みますしね」


「えぇ、私も令嬢や夫人達を相手にして来たけれどそういう女性ばかりだったわね。自分が選んで上げたのだから男性は喜んで当然という考え方の女性ばかりだったわ。その点この都市の女性達は皆しっかり自分を持ってるから大丈夫よ」


「うげー!いやなおんなばかりー!としのみんなはだいじょーぶだからあんしんだけどー!」


 男性陣は顔が微妙になっていた。この世界の女性の本音を聞いてしまったからだろうか?裏表のない女性の方が世の中少ないぞ!男性陣は逞しく生きてくれ!私は面倒が先に来るのでこのままだがな。面倒くさがりだからな。


「よのなかーにくしょくけいのーじょせいしかいないからーあきらめたほういいよー?それでとうさまーふゆまつりはするのー?あとわすれてたんだけどーけんせつきねんびー!あとはさんさいのほんよんだんだけどーはるにもとれるからーそんしてた!」


「そうだったな。冬祭りは雪や氷で色々作るんだったな。建設記念日は3月21日だったか?着せ関係なくこの都市は収穫出来るからな。春、夏、秋、冬と森に入る事にするか?後は肉食系女性とは?」


「にくしょくけいのーじょせいはーろっくおんしただんせいをどんなてをつかってでもにがさないおんなのことー!まじゅうみたいにえものにがさやいようにがおがおしてるー!ふゆまつりはりはやたいもだすよー!もりにはいるのはさんせいー!けんせつきねんびはーひだまりサロンかんでーやるー!」


「確かに」


「えぇ、そうね」


 フララと母様は肉食系女性の事を納得していた。男性陣は顔を顰めていたがな。


「だんせいからーいいなーっておもったじょせーにこえかけるでしょー?にくしょくけいのーじょせいはじぶんからいくー!それでだいたいにくしょくけいかそうじゃないかをはんだんできるよー?がんがんせめてくるのがにくしょくけいのーとくちょー!わかりやすいたいぶー!かれんにみえてまもってあげたいけいのじょせいがじつはにくしょくけいだったとかもあるよー!かくれにくしょくけいだねー!じょせいはけいさんしてえんぎができるからねー!きをつけて!」

 

「えぇ、そうだわ。女性は計算して好みの男性のタイプになろうとするわね」


「確かにそうですね。違うのはこの都市の女性位ではないでしょうか?」


「女性が怖くなりそうです。この都市から出たくありません」


「私もだ」


「私も」


「私もです」


「私も同じく」


「けっこんしててもーあんしんできないよー?あいてがいようがいまいがかんけーなくうばうのがにくしょくけいだからー!」


「えぇ、確かにそうだわね」


「はい。ドリアみたいな女も沢山いますからね」


「この都市を公にしなくていいんじゃないですか?」


「私も同じ考えになりました」


「私もです」


「私も」


「公にしないでひっそり暮らしていくか…」


 ありゃりゃ。すっかり女性不信になっちゃったよ。まぁ、この都市の皆は美形揃いだから狙われやすいとは思うがな。女性は美人さんだしな。母様とフララは男性陣に呆れてるがな。


「よのなかのじょせいのことはおいといてーねんまつにみんなにしらせたらーかんこうれいをだしたほーがいいとおもうー!としのみんなはだいじょーぶだとはおもうけどーねんにはねんをいれて!ぽろっとこぼせばーじんたいじっけんのたいしょうになるからね!」


「確かにそうですね。ステータスの事を話てないしこの都市の事を話てないので大丈夫だとは思いますが捕まれば終わりですからね。人間と見た目が同じなので大丈夫だとは思いますが…」


「分かった。しっかりと口止めをしよう。バレる様な行動も取らない様に注意しよう」


「そうですね。魔法も使う属性を3つに絞って貰い他者がいる時はその魔法以外使わない様に注意する必要があります。他国のダンジョンを周るであろう冒険者達は特にです」


「そうだな。軽くSランクを超えてるだろうからAランクに見える動きだけでダンジョンを周って貰う必要があるな。転移魔法も空間魔法も注意する必要があるしな」


 昼休憩を吹っ飛ばし夕ご飯になり母様とフララが急ぎ作りに行き父様の我儘でカグナル様達ももう1泊する事になった。温泉1人は寂しかったのだろう…。








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