63 色々な変化
それから日々は過ぎて行きダンジョン組も戻って来た。新たダンジョン組はお宝を持ってだが剣や防具や薬草や素材等の他はいらないらしく売る事になった。間引きチームと交換するらしく12月の収穫が終わり次第年末迄と期限を決めて潜るらしい。丁度新たな物を取りに来た商人さん達にどちらもお宝を渡していた。初めのダンジョンも次のダンジョンも初心者向けだろうとの事だった。初めに出来たダンジョンに潜ったチームは階層が増えていたと話してたのでダンジョンが成長してるのだと思った。その内難しくなるんじゃ??
カグナル様が誕生日の時も私が誕生日の時も皆からお祝いの言葉を貰った。ちびっ子軍団だからな。一応だけれど。そうそう夏前からトイレの練習をして無事脱オムツになったぞー!
12月に入ると収穫が始まり皆忙しく働きながら収穫していた。勿論私もフララの手伝いを微力ながらしているぞ。3歳だからな。体力もつけたいし、魔法やスキルも練習したいし、剣も練習したいし、馬に乗れる様にもなりたい。
「ふららーいもとれたー!」
「では此方に下さい」
「おぉ、やってるな。遅くなってすまん」
「とうさまー!かあさまーだ!」
「シーナはお芋を採っているのかしら?」
「そうー!いっぱいとれたー!」
それから父様と母様も手伝ってくれてスピードアップした。私はスコップで黙々と土を掘って芋を採っている。畑の他に果樹園も作ったから収穫が大変なのだ。一気に皆育つし不思議現象だから季節とか関係ないし3カ月周期だしな。まぁ、食べる物に困らないから助かっているがな。皆自給自足だから逞しいぞ。
「こんにちは」
「あーかぐなるさまーみんなー!かっこうーちがうー!」
「教会は人数もいるし聖騎士団もいるので此方の方が大変だと思い手伝いに来ました。教会の皆は様々な場所に分かれ手伝いに向かっていますよ。何時もの格好では畑仕事に向かないので…。シーナは土を掘っているのですか?」
「うん!おいもとってるー!」
カグナル様と他に数人手伝いに来てくれた。畑も果樹園も広くしたのでとても助かる。カグナル様も隣りに来てスコップで土を掘り芋を採り始めた。何かカグナル様や教会の皆のこういう姿は新鮮だな。それにしても皆凄いな。簡単に果実や畑の物を次々と採っている。私も早く鍛えねば。それからイチゴを採りに向かってカグナル様の手を握って走った。
「シーナはイチゴが好きなんですか?」
「うん!すきー!でもくだものぜんぶすきー!きらいなものーあまりないかもー!かぐなるさまはー?」
「好き嫌いはないですが実は甘い物が好きです」
「あら?ラニットと一緒ね!パンケーキにハチミツをどばどばかけるわよ?」
「いがーい!」
「ステラル余計な事を教えるな…」
「わたしはーにくとーさかなとーおこめとーみるくをたくさんたべてーのんでーおおきくなってーつよくなるんだー!」
「私も若返ってしまった時に考えたのですが、今迄みたいに護られてるのではなく皆を護られ様に強くなろうと考えています。教会の皆も戦える様に魔法や剣を騎士達に教わる事になっています」
「なんだ?カグナルは強くなりたいのか?剣と魔法なら私が教えるぞ??私もまだまだ強くなるつもりだしな」
「それはとても強くなれそうです。お願いします」
「きょうかいのひとーたたかういめーじないねー!」
「確かにどの教会の人々は今迄魔獣や人々と戦う事は無かったですが此処は要塞迷宮温泉都市ですからね。神様も戦う事を許してくれるでしょう。年末年始のお祈りの時にきちんと報告しますから」
「実は私も剣も魔法も結構強いのよ?」
「かーさまいがーい!」
それには皆頷いていた。おっとり美女だからとても以外である。
「使える魔法やスキルも増えたから剣と一緒に鍛えるつもりよ!」
この都市の女性陣は皆強そうだ。恐らく皆魔法や剣の練習をするだろうから更に強くなりそうだ。絡んで来た男性を微笑みながら倒しそうだ。皆若いし美人だらけだから余計に怖いぞ。
「みんなとーいっしょにいたいからーせめてーひゃくさいーじゅみょうーふえないかなー?」
「この都市を発展していくのに必要だと?」
「うん!べつにーまぞくたちみたいにーなんぜんねんもーいきたくはないけどーできたてのーとしだからーみんなのねんれいーかわらなくなればーいいー!」
「なる程。多種族と違い人間の寿命は短いですからね」
「うん!」
それから皆忙しく働いて夕方には全ての収穫が終わりフララと母様が用意してくれたご飯を皆で食べた。カグナル様と父様は訓練についての話し合いをしていた。それからカグナル様とクイグラフさんとガーロースさんとバレロさんに温泉に入る為の着替えをフララが用意していた。何時も父様は1人だから嬉しいだろう。そして皆泊まる事になり温泉入った後は皆部屋で眠った。広い家たから泊まる部屋も沢山あるからな。
気がついたらまたまたフララと白い空間にいた。
「すまない。気が付かなかった。説明する事を忘れていた。魔力の多い者は皆長生きだ。大体500年以上は生きる。千年や万年生きる者達もいるからな」
「アイノルン様サボって此方を観ていましたね?」
「サボってはいないぞ!ただ日課のシーナ観察だ」
「あいのるんさまだー!」
「そうそう都市の皆は魔族を倒せる位強いのでな魔力を与えた時点で皆特殊人間だ。大体の皆の寿命は500年だ。20歳過ぎたら外見は変わらず寿命近くなったら年老いていく。これから産まれる子供達は魔力によっては寿命が違くなる」
「えー!ひゃくねんふえるくらいでいーよー?」
「それだと魔力と寿命の関係がおかしな事になる。魔族なんて千年以上生きるんだぞ?多種族も寿命が長いからな。フララお前も忘れていただろう?」
「えぇ、普通の人間だと考えていましたが確かに魔力がかなり増えましたから寿命が延びないのは可怪しな話になってしまいますね」
「とーさまやかーさまやかぐなるさまにもーおしえたらー?」
「そうだな。暫く待て」
それから直ぐに父様と母様とカグナル様も白い空間に来た。それからアイノルン様は魔力と寿命の関係を説明し出した。それから特殊人間となり寿命が延びる事も。産まれて来る子供達の事も。
「なる程。分かりました」
「えぇ、私も」
「同じくです」
「きちんと特殊人間な事は偽造して隠蔽や隠匿にしなければ狙われる事になるからな。シーナが言い出さなければ忘れていた。寿命だけ勝手に延びて皆は不思議に思った事だろう」
「ふつうのにんげんでもーまりょくーおおかったらーじゅみょうーながいのー?」
「他の人間達よりは寿命が長い。だから多種族と人間のハーフも寿命は長いぞ。特殊人間だと変な感じだな。魔人という種族にするか?」
「えぇ、その方が良さそうです」
「皆魔法は全属性使える様にしよう。スキルは人それぞれだがな」
「属性とは無、火、水、風、光、闇、氷、雷ですか?皆空間魔法と転移魔法は使える様でしたが」
「あぁ、その属性に空間魔法と転移魔法と契約魔法と付与魔法を足してある。他の神聖魔法や精霊魔法や重力魔法や幻影魔法や魅了魔法や創造や結界魔法は人それぞれ使える物が違う。スキルもだ。皆に偽造、隠蔽、隠匿はついているがな。ラニット都市を発展させ世界を発展させろ」
「分かりましたがタグリード国もですか?」
「いや、今のタグリード国には関わらないで良い。王子達も父親のやらかした事を知れば軽蔑する事だろうな。王子達は王妃と弟の方を慕っているからな。産まれたのは姫だからどんな姫になるかは分からぬ。エノーラの所は男、イーモンの所にも女が産まれたぞ。イーモンは野心家だから騎士団長の任を解かれ税金を安くして良き領主を演じているがどうなるか分からぬ。エノーラもイーモンも子供を大切にしているがエノーラはウルフとの為にイーモンは自分の為にだな。エノーラは元々の子供達は放ったらかしだ。王がイーモンに税を安くして騎士団長の任を解いたのも教会やギルドに頭を下げろと言ったのも王妃や宰相からの入れ知恵だろうな」
「なんて事を…。子供を道具にしか見てないなんて。元々の子供にも会おうとしないなんて考えられないわ…」
「ステラル気にするな。既にエノーラやイーモンとの関係は切った。勿論タグリード国ともな」
「あーさいていでもーあとよんひゃくななじゅうななさいーいきないといけないのかー…」
「私も年齢的に殆ど変わりませんよ?」
「まぁ、皆強くなれますから…」
フララの言葉に落ち込んだ。そうだよなー。カグナル様も変わらないもんな。危ない魔族倒せる事は良い事なんだろうけど…。あれ?私って神族じゃない?寿命短いのでは??
「何を考えているのか大体分かりましたが皆が寿命が延びるのにシーナだけ寿命が短いなんて事はありませんからね?」
やっぱりー?そうだよなー。ステータスを確認すると(神族)魔人になっていたので(神族)(魔人)人間にしといた。他の皆もステータスを確認していた。
「ねー!すてーたすをちずふうにできないかな?たとえばーいまいるとしのみんなはあおでーきけんはーあかでーあんしんはーみどりでーどちらかわからないがーきいろとかー!そうすればーなにがどこにあるかーわかりやすくなるー!」
「なる程な。良いだろう。都市の皆のステータスを変える事にしよう」
「ありがとー!」
「ではまたな。きちんと勉強し鍛錬して都市を護れ。他に世界を発展させる物も作って貰えると助かる」
その言葉を最後にして気が付いたら部屋で寝ている所だったのでまた眠りについた。




