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神様の思し召し  作者: 鳳凰楽


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62 収穫と召喚と神様

 あれから9月になりまた収穫時期になったので皆は忙しく収穫をしていた。そして収穫が終わると皆で森へとキノコ類を採りに向かった。皆鑑定しながら教会の他にも食べれる物を収穫していた。


 そして皆で昼休憩をしているとゴゴゴーと凄い音と地響がした。


「あー!どっかにーあたらしいーだんじょんーできたー?」


「その様ですね」


「どこにーできたかーふららーわかるー?」


「鉱山側の通信機センターの近く見たいです」


 その話を聞いた騎士や冒険者チーム達や父様ら新たなダンジョンと前からあるダンジョンの魔獣を間引くチームに分かれてダンジョンに潜る相談を始めた。交互にダンジョンに潜る見たいだ。商人さんと魔道具師さん達は新たに身につけると毒状態や麻痺状態や眠り状態や洗脳状態等にならない装飾品を売る話をしている。耐性の装飾品が出来た様だ。ピアスには既に色々機能が取り付けられているからな。またきっと高く売りつけるのだろうがな。そうそう夏祭りに使われた屋台は小屋に閉まってある様だ。祭りに使える様にとの事だった。


「ふららーいっぱいーとろうねー!あたらしいーだんじょんーやっぱりーできたー!」


「えぇ、そうしましょうね。ダンジョンの事は前から言っていましたからね。直感系のスキルでしょう」


「やっぱりーまほーってすごいねー!」


「えぇ、それだけが地球より優れている所ですね」


「うーん?どっちもーいいところとーわるいところがーあるからなー!ねーだんじょんにーしょきゅうとかーちゅうきゅうとかーじょうきゅうとかーあるー?」


「ダンジョンに行った事がないので分かりませんがそのダンジョンにより攻略が難しがったりする事はあるんじゃないでしょうか?」


「だんじょんにのまえにーなにらんくーからはーはいってだいじょーぶーとかーかんばんあったほうがーいいとおもうー!ぼうけんしゃーなりたてでーむずかしいーだんじょんにいけばーしんじゃうー!」


「確かにあると便利ですね。ダンジョンに入って死ぬ事になっても困りますから」


 そしてフララはダンジョンについて相談してる人達の所へ行き説明していた。私は飲み物を飲みながら何か思いつかないかを考えていた。そして占いを出来るタロットカードを思い出し召喚してみた。後はトランプとシャボン玉とけん玉と駒と縄跳びとボールと公園の本と遊具の本等様々な物を召喚した。遊び方の本とかもだぞ。きちんと説明書も付いている。タロットカードは占い方の本も一緒だ。


「何をやってるのかと思っていましたが凄い数を召喚しましたね?」


「うん!こっちのもじにーなおしてーほしいー!」


「分かりました」


 それからまたフララは関係のある人達に召喚した物を持って行き説明をしていた。皆すまない。ただこの世界は娯楽がないのだ。ブロックやジェンガや積み木やダーツやぬいぐるみ等は出来たしフララが量産していたし多少は増えたのでは?と思うがな。


 それから色々な鞄や帽子や手袋やマフラーや耳当てやレッグウォーマーや財布やスキーウェアやレインコートや傘等も召喚した。またフララが戻って来て呆れながら皆に渡しに行ってくれたぞ。フララごめんね。年末迄皆忙しくさせてしまった。私だけ暇だがな。皆を見て沢山居るからオーキッド領は広かったんだと考えた。それが殆ど居なくなったからイーモンはさぞかし困った事だろうな…。まぁ、領地は豊かで困っていないのに、税を急に跳ね上げて領民からお金を取ろうとしたのだから自業自得だけどね。イーモンやエノーラさん達と王を知ったからか王族、貴族は馬鹿しかいないのでは?と思わさるな。


 それから休憩は終わりまた皆で森での収穫を開始した。薪作りもそろそろしないといけないと皆が話ながら収穫をしていた。




 収穫が終わるとダンジョンチームと商売チームと物作りチームと薪作りチームに分かれる事になった。私とフララは薪を作るのに切った木の横に木の苗を植える作業をしていた。炭小屋の人達も木々を切り出していた。


「みんなーねんまつにはーいろいろおわるとーいーねー!」


「えぇ、そうですね。恐らく全員年末には揃うでしょう」


「もりのせいかーしょくぶつーそだつのーはやいねー!」


「そうですね。でも食料や薪に困らないので助かりますね」


 そうして会話をしながら全部作業を終えてフララと自宅に戻った。自宅に戻って手洗いうがいを済ませてからローソファに座るとまたまた気付いたら白い空間にフララと居た。


「久しぶりだな。シーナ」


「わー!あいのるんさまー!」


「フララに頼まれていた件を調べたがフララ自分でも調べられただろう?何故私に押し付けた?」


「別に押し付けてなんかいませんよ。私は色々やる事があるのでアイノルン様に頼んだまでです」


「いや、絶対にあの女の事だから私に押し付けた!」


「違うと言ってるじゃないですか!それでどうでしたか??」


「あの女に魅力に関する魔法やスキルはない。それに魔力も人間の貴族の平均だ。魔法もスキルも平均だし特別何か凄い理由ではない。ただ他の魔法より光魔法が強いだけの貴族令嬢だ」


「なる程。適当に付けたので覚えていなかったんですよね。でも安心しました」


「聖女なんて称号ないし私達が認めた理由ではないしな。恐らく頭も悪いだろう。外見だけ良いただの馬鹿女だ。他の国々も安全だとは言い切れないがタグリード国は色々あり過ぎだ」


「えぇ、闇の組織等は色々な国にありますから。でも他国と比べてもタグリード国に色々集まり過ぎです」


「地球での乙女ゲームとやらの話のせいか?でもあちらとこちらで繋がってるのではないし人間はきちんと生きているから話通りにいかないはずなんだが…」


「くにのーとっぷがーばかだからじゃないー?」


「確かにな。弟と比べても凡人で劣等感でいっぱいみたいだからな。王妃も宰相も賢く自分だけという気持ちは強いのかも知れないな。あの女が学園に入ってからが問題だと考えていたのだがな」


「私もです。この事を王妃や宰相や弟は知らないんですよね?」


「あぁ、今の所気付いていない。弟はチェリツリー公爵の後見人だし宰相はエノーラ達の後見人だし王妃は子供を産んだばかりだからな」


「やはりそうでしたか…」


「今回の事は馬鹿が考えたといえど他国や教会、各ギルドを巻き込み過ぎだからな…」


「一応、弟や宰相や王妃に教えて上げては?」


「では他国の商人から紙を貰い話を聞ける様にしておくか…。国が一つ潰れるのも面倒だしな」


「えぇ、面倒です。教会総本部やギルド総本部にも待って貰う必要がありそうです」


「それはタグリード国次第だと思うがな。私達が知らせ待たせる理由にはいかないだろう?タグリード国だけが特別な理由ではないし面倒だしな」


「確かにそうですね」


「私達の特別はシーナだけだしな。聖人と認めたのはカグナルだけ。都市として認めたのはウラース都市だけ。民として認めたのは今居る都市の皆だけだからな。後は知らぬ」


「私も同じ意見です」


「一応早く3人には知らせれる様にはするがどうするかを決めるのは3人だからな。まぁ、3人はまともだから国が無くなる事はないだろうが…」


「おとうとーおうにーなれないー?」


「一応王位継承権はあるが王が変わるのなら先に王になるのは王妃が産んだ王子達だな」


「それじゃあーいみないー!!」


「人間の考える事は分からぬが弟が王になる事にするには周りの人々次第ではないか?王子達が王位継承権を手放し王が自ら弟に王位を譲れば王になれるだろうが無理だろうな。タグリード国の王が自ら王位を譲るなんて事はしないだろう」


「えぇ、その通りです。自らがやらかした事にすら気付いていないのにやらかしがばれても何が悪い事なのかを理解せず王位にしがみつくでしょう。自らの過ちを認め王位を弟に譲る様な頭や性格なら今回の事は起きていないでしょうから」


「おとうとーのせいかくはー?」


「そうだな。とても賢くとても優しい民を思いやれる人物だな」


「うぎゃー!いみないー!そっちのほーがおーにふさわしいー!」


「確かにそうですね。アイノルン様教皇に話をして見れば良いのではないですか?カグナルが言うに教皇は信用信頼出来る人物だと話ていましたから」


「教皇に話してどうする?」


「例えば謝罪しに来た時に王弟が王になるなら考えるとか言われたら弟が王になれる確率が上がります。その他がタグリード国の為ですから」


「なる程な。では話をしてみよう。神にずっと仕えてくれている人物だからな。ではまたな。シーナ」


 それから気付いたら我が家のソファーに座っていた。でも、なんとかなるかも知れない。







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