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神様の思し召し  作者: 天桜


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61 夏祭り

 あれから収穫が来て父様と母様も手伝いに来てくれて無事全て収穫した。度々父様と母様は泊まりに来る様になった。


 収穫が終われば6月終わりになり何か出来ないかを考えて本を読んでいる。


「ねーふららーふくしょくにんさんたちーいっかげつくらいでーだんせいようとーじょせいようのーゆかたつくれるかなー?」


「話をしてみないと分かりませんが何か思いついたのですか?」


「りょうりにんさんがーやたいーだしてーてもちのはなびーみんなでするー!これー!」


 そう言い召喚した様々な手持ち花火や家庭用打ち上げ花火等をフララに見せた。


「これはどの様に使うのですか?」


「さきのほうにーひをつけてーおわったらーみずいれといたーばけつにいれるー!たかくーおおきなーはなびーじゃないけどーみんなーでゆかたきてーはなびーとーやたいーをーたのしむー!」


「なる程。市長に連絡をして見ますね。それから服飾工房の方達にも」


 フララが連絡をしている間に花火を大量に増やし続けた。屋台の本も召喚して色々調べ始めた。焼きそばとたこ焼きとお好み焼きと焼き鳥とフランクフルト辺りは必要だよな。そう思い料理の本を召喚した。唐揚げと焼きトウモコロシとイカ焼きとクレープも出来そうだな。射的や金魚すくいやお面やリンゴ飴やわたあめやヨーヨー釣り等は難しそうだ。それからフララの浴衣セット何着かと自分の甚平とサンダルを用意した。


 それから魔石についての本を読み始めた。魔石には種類があるらしく火は赤、水は水色、氷は青、土は茶色、光は白、闇は黒、風は緑、雷は黄色、無属性は紫、空の魔石は透明らしいぞ。基本属性の魔石しかないのだろうか??転移とかも魔法陣だからな。契約魔法もそうなのだろう。あぁ、契約魔法には血の契約もあったな。マジックバックの時にそうしたからな。


「連絡して来ましたよ。これは?」


「わたしのとーふららのーきるものー!あとはーやたいのほんとーりょうりのほんとーはなびのほんー!」


「なる程。着る服はこの中から選べば良いのですね?」


「うんー!」


「市長達と料理人に届けに行きますか。服職人達は見本があるから大丈夫みたいなので。やる気に満ちあふれていましたが…。」


 それから準備をしてフララと父様達に会いに行き物や本を渡しフララが説明してくれた。料理人さん達も本を見ながら色々話合っていた。屋台は大工さん達と魔道具師さん達にも頼むらしくフララが本を量産していた。これで夏のお祭りが出来そうである。


 それから父様の屋敷を後にして我が家に戻って来た。


「ねーふららーませきってーきほんぞくせいしかーないのー?」


「えぇ、基本属性の物ばかりです。魔石は基本魔獣等の核から出来ていますから」


「なるほどー!あとはーおのおののーまほうでーってことー?」


「はい。契約魔法は大体の皆が魔法陣や名前契約や血の契約で契約出来ますが他の魔法やスキルはその人の持つ物しか使えません」


「からのませきーしょうかんしてーためしてみるー?」


「えぇ、試してみましょう」


 それからフララが空の魔石を大量に召喚した。私とフララは空の魔石に色々な魔法の魔力を流し始めた。そうすると透明だった魔石はカラフルになっていった。神様と魔力∞だもんな…。流したは良いけど何処迄魔力を魔石に流して良いのかが分からず適当に辞めた。


「これってーまりょくーながせばーそのぞくせいのーませきにーなるけどーおわりがーわからないー!」


「確かにそうですね。流せば流しただけ魔力を吸収するみたいですから。恐らく魔獣の強さはがよりけりななのは魔石の魔力の多さで決まる見たいですね。魔獣の核は魔獣の生命そのものですからそれを人達が倒して魔石を手に入れ魔道具等にして使うので空の魔石に魔力を流す事等誰もしないでしょう。無くなれば魔獣を倒し魔石を手に入れるって所でしょうか?」


「たしかにー!だんじょんもーできたしーませきをてにいれやすくーなったからー!」


 それから魔道具師さん達に魔石と空の魔石を大量に渡しフララが説明していた。その後に研究者さん達や都市の皆にも空の魔石を大量に配りフララが説明していた。父様と会うのは本日二度目である。そして私も空の魔石を大量に所持している。フララもだ。ついでに魔道具師さん達に洗濯機や掃除機や電気を作れないかと一応見本を置いて来たぞ。洗濯機や掃除機はクリーン魔法があるから必要無いかも知れないが…。なんとなく気分の問題だ。元地球人としてクリーン魔法だけだと何か落ち着かないのだ。


 あれからお祭りは8月8日に決まり服飾師さん達と大工さん達と魔道具師さん達と鍛冶工房の人達と料理人さん達は忙しくしている。他の皆ら空の魔石に魔力を入れるのに嵌っているのか無くなると私やフララに空の魔石を貰いに来る。出来上がった魔石は魔石専門の店や人達に渡されている。


 そして服飾師さん達が私とフララのサイズを測りに来たが用意してあると見せた甚平に食い付いた服飾師さん達に大人用の男性用甚平と女性用の甚平を渡す羽目になった。





 それから8月8日になり私は甚平に着替えフララは紺の浴衣を着て夕方から広場へと向かった。


「ふららーすごいーにあってるー!」


「有難うございます。でも私は元は男性って忘れてないですよね?シーナも可愛いくて似合っていますよ」


「ありがとー!わすれてないけどーいまはびじょだからー!」


 そうフララと会話して広場に着くと皆浴衣を着て屋台も出ていてとても賑わっていた。


「わー!すごいねー!」


「えぇ、夏祭りって感じがします」


 色々見て周り食べたい物を買いながら全部の屋台をフララと周って歩いた。ある程度食べ物を買ったので広場にシートを敷きアイテムBOXから水筒を出してから買った物を食べ始めた。定番は買ったけど全部食べられるかは心配である。皆も各々シートを敷き買った物やお酒を飲み始めた。お酒の他に飲み物も売っているが私は飲みやすい水筒にしたのだ。


「シーナ、フララさんご一緒しても宜しいですか?お二方共にお似合いです」


「あー、かぐなるさまー!いいよー!かぐなるさまもーにあってるー!」


「えぇ、とてもお似合いです」


 それからカグナル様も一緒にシートに座り食べ始めた。


「凄く賑わっていてこういうのも良いですね」


「なつまつりー!うちあげじゃないはなびもあるからーたのしみだよー!」


「夏の恒例行事になりそうですね」


「ほんとはーたかいーそらにーどがーんとはなびーうちあがるんだけどーまだーとしばれたらーたいへんだからーばれたときはーそらにーどがーんとはなびーうちあげるー!」


「えぇ、タグリード国の動きが可怪しいですから用心した方が良いです」


「確かにそうですね。皆魔法やスキルに慣れて戦える様になる迄は秘密にしておきましょう。シーナもまだ小さいので…」


「かいぞくいるならばれないー?」


「神様の他にも私がバレない様に結界を張っていますよ」


「ならあんしんー!」


「そうですね」


「もうーおなかーいっぱいにーなったー!」


「フランクフルトと焼きそば少ししか食べてないのにですか?お好み焼きは食べなくて良いんですか?」


「やたいーみるとーたべたくなるけどーにさいだからーあまりたべれないことーわすれてたー!」


「私も7歳になり前より全然食べれなくなりました」


 フララはしょうがないと残りを食べ始めた。すまないな。皆が食べ終わったのを見て父様が花火をアイテムBOXから出し始めた。バケツに水を入れて何個か置き始めた。それから花火の説明をして皆に配り始めた。私は子供用の花火をアイテムBOXから出しフララとカグナル様とやり始めた。火を付けるのは勿論フララである。皆おお~と騒ぎ花火を楽しんでいた。線香花火は誰が最後迄落とさないのかを勝負し始めた。



 花火が終わると酒を飲んでる組はまだ屋台を楽しむ見たいで私達は先に帰る事にした。カグナル様を最初に教会迄送ってからフララと我が家に戻った。皆楽しんでいたし満足そうだったので夏祭りが出来て良かったと思った。




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