60 ギルドとお花見
春になり桜がもう少しで咲きそうだ。花畑は花が満開でハチ達も活動し始めたらしい。商人さん達は順調に新たな物を売り出している。貴族向けの他に民向けの物も。本も順調に図書館に増えていっている。エーズドさん達が買い漁っているからな。私は恋愛系の本や冒険物の本と花図鑑と植物図鑑とハーブ図鑑と薬草図鑑とキノコ図鑑と山菜図鑑を図書館に寄付した。
食文化も物文化も服等の物もどんどん発展している。温泉を掘り起こしそから管を通して皆の家にいく様にした。だからシャワーと水とお湯が出る様になったぞ。温度調節も出来る様に職人さん達が作り上げたから楽ちんになった。排水は浄化装置で綺麗な水になり川に流されている。焼却炉も出来た。炭小屋も出来た。
冒険者チームの皆はマジックバックを民達に向けて売り出している。皆タグリード国とは距離を置くようになったしな。特定されたら困るとの事だった。恐らく妊婦な王妃は子供を産んだら宰相と王弟と共に動き出すんだろうけれどタイミングが悪いのかそれだと遅いと思う。その前に噂は広がるだろうし、撤収する者は撤収するだろう。王弟や王妃は未だに知らされていないのでは?と思う。知ってたらきっと動くだろうから。最近では宰相も省かれたのではないか?って思うぞ。知っていたら王弟や王妃に伝えるはずだ。王は自分の意見に反対しそうな人物達をわざと省いたのではないか?って考える。聖女を盲信している人物達だげが動いたんじゃない?恐らくタグリード国には紙を配っていないんじゃないかと思う。他国にだけ配ったのでは??聖女を好きになるなんて王はロリコンだよ。ドリアや魔族に動きが無いのが不気味に思えるしな。魔族は既に何か仕掛けているのかも知れないが…。乙女ゲームを思い出そうとしてるけど微妙なんだよな。魔族や多種族が関わっていたかどうか…。
「ねーふららーえねるぎーかんけいだけーすすまないーねー?」
「そうですね。便利でしょうが魔道具や馬車や馬等必要無くなりますから悩み所です」
「そうなんだよなー。はたらいてるひとたちーこまることにーなったらーいやだしなー」
「エネルギーを魔石で何とかならないかを考え中です」
「でんきーけいとーはませきでもーなんとかなるんじゃないかなー?せきゆけいとうはーむりそうだけどー!」
「まぁ、電気系統があればかなり楽になります。大体を補えるのでは?と考えています」
「そうなるとーいろいろなーませきーたいりょうにーひつようになるー!ませきーってからになったらーまりょくいれたらーふっかつしないー?」
「どうでしょうか?やって見る価値はありそうです。皆色々な魔法を使える様になりましたから。魔道具師達や研究者等も本を読み考えているのではないでしょうか?灯りや冷蔵庫やオーブンやコンロ等の魔道具はありますから。」
「たぶんーたこくよりーかなりーはってんしてるとはーおもうー!」
「えぇ、確かに皆勉強して努力していますからね」
「邪魔するぞ!」
「失礼します」
そう言って我が家に入って来たのは冒険者ギルド長のマルガスさんと副長のニドニアスさんだった。
「どうしたのですか?」
「一応報告をって思ってな」
それからテーブルに案内して飲み物をフララが出した。
「ギルド総本部から連絡が来てな教会と話し合ったらしくて教会の精査が終わり次第各ギルド達も引き上げる事になった。総本部は怒っていてな。冒険者チームや冒険者達も他国に映るだろうよ」
「えぇ、他のギルドもです」
「うわー!」
「やはりそうなりましたか」
「タグリード国に居て犯罪者扱いされたらたまったもんじゃねーって話だった。王族に命令されるのも目に見えているしな」
「えぇ、残りたいと思う人物達は残ればいいとの考えみたいですよ」
「あーせいじょをしんじてるひとたちってことだよねー?」
「あぁ、それとタグリード国のダンジョンに夢中な連中だな。まともな各商人や薬師や漁師も他国に映るんじゃねーかな?各領地にいるギルドもだ」
「くにとしてーきのうしなくなるー!」
「王が許してくれるまで謝罪をするか新たな王になるかどちらかでないと本当に終わります」
「あのさーかぐなるさまとーはなしたときーきしたちふまんにーおもってーるひとーいるかもーってはなしてたけどーもしかしたらーたぐりーどこくのひとーしらないってことーないー?さいしょーさまとかもーはぶかれたーとかー?」
「確かに、ありえそうです。前公爵夫婦は旅に出た事になっていますから他国にしか紙を配っていないのかも知れません。宰相に知らせていないのかはどうなのかは分からりませんがもしかしたら自分の案を否定されると考えたのかも知れません」
「なんだ?て、事は王の独断、いや、王と聖女の独断って事か?」
「恐らくですが…」
皆で深い溜め息を吐き出した。
「どちらにせよ国のトップがした事ですからどうにもなりませんね…」
「えぇ、もうただただ国から人が消えてくのを見てるしかありませんよ。自分達が何をしたのかすら分かっていない可能性が高いので」
それから少し話をしてから2人は帰って行った。
「ほんとーばかばっかりー!」
「えぇ、私もそう思いますよ。王は平凡だと弟と比べられてるのを知ってるのかも知れませんね。だから今回の事を自分でやり遂げて他の皆に見せたかったのかも知れません。前公爵夫婦を探し出せれば王妃や宰相や王弟も自分を尊敬してくれると勘違いしたねではないでしょうか?」
「へんにーぷらいどたかいー!」
「えぇ、そうですね。ただの馬鹿ですから」
「あとからーみんなーしったほーがたいへんー!ぜんこうしゃくふうふもーほかのーみんなもーぜったいーみつからないからー!」
あれから時は過ぎて桜が満開になったので今日は皆でお花見をする事になっている。飲み物やお弁当を用意して広場でシートを広げ花を見ながらら皆でわいわいと騒いでいた。出掛けていた組も皆揃ってウラース都市の皆でのお花見だ。
「シーナ楽しんでいるか?」
「とーさまさくらーきれーねー!」
「あぁ、綺麗だな」
「やっぱりーおまつりーひつよー!」
「あぁ、新たな祭りも考えていかないとな」
「あきとーふゆはーなんとなくーいめーじあるけどーなつがーもんだいよねー?」
「あぁ、見せてくれた本から色々考えてはいるが確かに夏祭りが思い付かないな」
「はなびーていばんだけどーとしあるのーばれるからなー!」
「そうだな。都市はシーナがもう少し大きくなる迄は秘密にしときたいしな」
「せいじんになったひとはーねんまつにーみんなでおいわいするー?」
「あぁ、全員一気に祝うなら年末のお祝いの時が良いだろう」
それから父様は色々な人に声を掛けて話をしていた。皆はお酒を飲んだりして騒いでいるがな。この都市は地球に近い感じになって来ている。
「ふららーらいげつまたーしゅうかくあるねー?」
「えぇ、そうですね」
「おかねーあまりつかわないからーたまってくー!」
「私もですよ」
「ねーおもったんだけどーあのおんなってーみりょうまほうーもってないー?」
「あの女ですか?取り敢えずとにかく容姿関係の事や物語の事を色々言われ乙女ゲームの主人公でしたか?にしてくれと言われ後は魔法は光魔法を強くと言われそれ以外は適当に決めましたが…」
それからフララは考え出した。
「みりょうまほうーもっててーむいしきにーつかってたらーたいせいないひとーみんなーやばいー!!」
「アイノルン様に調べて貰った方が良さそうです。恐らくあの女の事を調べるのは嫌がると思いますが…」
取り敢えずアイノルン様にフララが頼んでくれるらしいので安心してお花見の続きを楽しむ事にした。あの女の事ばかり気にしてられないしね。もし違うならタグリード国の王の自業自得だし。権力者は馬鹿しかいないのかな?って思えて仕方ないよ。




