57 駄目人間達
あれから服飾職人さん達が凄い勢いで皆のサイズを測っていた。
はぁ~。なんだかなー。ファンタジーっぽいってフララに泉を創って貰ったし戦力上げたいし人口増えればとは思っていたけど強制的に飲ませるつもり無かったんだよなー。都市は若返ったけどあの馬鹿国と馬鹿女のせいで皆一気に犯罪者見たいになっちゃったもんなー。此処まで沢山の紙を使って捜索されれば公爵が謀反を起こしそれに民達が賛成してついて行った様にしか知らない人からすれば見えないから。多少なりともまともな王や王妃だと思っていたんだけど…。しかも教会やギルドに手を出したら駄目だよなぁー。考えていないのか??
「ねーふららーあのおんなのーえいきょうかなー?」
「あぁ、偽聖女ですか?聖女という肩書で進言をして周りが動いたのかも知れません。あの女の考える事は私には分かりませんが頭が可怪しいのです。初めて会った時から」
「ふーん。ふつーにかんがえればーわかることなのにーみんなーしたがってーばかみたいー!」
「私もそう思いますよ。何かやらかすとは思っていましたけどこんな形で最悪な事を起こすなんて予想外ですよ」
「きょうかいーぎるどーてきにまわしたねー!」
「えぇ、タグリード国には協力しなくなるでしょう。今いる教会やギルドも的にまわしましたね。総本部がどう動くかで変わりますね。教会は聖女という人物が相手なのでどうなるかは分かりませんが…」
「きょうかいーそうほんぶーがーほんとーのせいじょかをーしらべるんじゃないー?せいじょーってーいいはじめたのはーたぐりーどこくだからー!」
「なる程。教会総本部に呼ばれるかも知れませんね。それか内密に調べるかのかのどちらかでしょう」
「あたまおかしーのばれるんじゃないー?」
「確かにそうですね。教会総本部がまともであればですがね」
「ひかりまほーってーあまりーいみないよねー?」
「普通の人間の魔力量なら意味はないですね」
「何やら面白い会話をしているな」
「えぇ、そうですね」
お祖父様とカグナル達に聞かれていたみたいだ。
「かぐなるさまーそうほんぶーまともー?」
「えぇ、教皇様を筆頭にまともな方達ですよ」
「ならよかったー!」
「タグリード国に聖女が現れたと聞いても動きませんでしたから」
「それはかなりまともな方達ですね」
「えぇ、光魔法の使い手なら教会には沢山いますからね。恐らく他のギルド総本部もまともな方達だと思いますよ。王族の権威が効かないのが教会やギルドですからね」
「そうだな。普通なら常識の内だぞ。それにこんな捜索の仕方をされて騎士学園長になんてなれないだろう。普通に考えてな」
「確かにそうですね。あの気狂い女の事を盲信していたら国は終わるでしょう。関わりを絶った方が良いと思いますよ。こんな犯罪者扱いしてるんですから。それに気が付いていない事も問題ですよ」
「つうしんきはーほかよりーたかねでうるー!けどそれおわったらーかかわらないーほうがーいいかもー!」
それからお祖父様、いや父様は皆に伝えに行った。私はトキオの側に行って服をクイクイ引っ張った。
「たぐりーどこくになかいいぼーけんしゃいるー?」
「あぁ、何人かはいるな」
「つれてきちゃえばー?」
「タグリード国の王都を拠点にしてるからな…」
「そっかー!とかいになれてたらーむりだねー!」
こっちの方が発展しているとお姉様方が話出した。確かにと男性陣も頷いた。冒険者を連れて来てタグリード国を困らせるなんて考えてはいないよ…。魔獣が溢れ出て困れば良いなんて考えていないよ…。少し嫌がらせしようなんて考えてはいないよ…。まぁ、なる様にしかならないからいーけどね…。取り敢えず難しいダンジョンが出来る事を祈っておこう。
それからフララの元に戻った。抱っこされて皆に説明をしている父様を見ていた。何やら皆頷いているから納得したんだろう。そりゃそうだよな。何もしていないのに犯罪者扱いをされたのだから。本当に父様達が違う国に旅行に行き皆もそれぞれ違う国にいたのならどうなっていた事か…。見つかったら最後。犯罪者扱いをされていただろう。他国で奴隷にされてたかも知れない。本当に馬鹿な奴らだな。
「かぐなるさまーはふくーどうにかーしないとーねー!」
「確かに大きくて動きにくいです」
それを聞いていた服飾職人さん達が動き出した。恐らく服を作りに工房へ向かったのだろう。凄い早業だった。また徹夜しそうで怖いがな。
「おとーさまーせだいのひとたちいがいはーふくおーきそうだねー!」
「えぇ、皆身長が変わった見たいですね」
「ふくしょくにんさんたちーまたーむりーしそー!」
「あぁ、あれは凄かったですからね」
「たぐりーどこくってやばいよねー?おうぞくーばかだしーあのおんなーいるしーえのーらさんたちいるしーどりあいるしーまぞくいるしーはめつしかないー!」
「あぁ、そうでした。魔族もいましたね」
「ここのーみんなならーたおせるけどーふつうのにんげんはーむりじゃないー?」
「タグリード国にいる者達には無理でしょうね。止められるとしたら魔王だけですよ。1人公爵クラスがいますからね。それも公爵でも上の方の人物ですし他者を殺す事をなんとも思わないタイプの奴ですから」
「うげー!」
「それはまた…」
「大丈夫ですよ?魔王は平和的ですしタグリード国にいる魔族の公爵でも魔王には全然敵わないですから」
「どんだけーつよいのーまおー!」
「それなら安心して良さそうですが…」
「まぁ、1番強いのは神ですよ」
「ならあんしんー!」
「そうですね」
「ねーふららーかぐなるさまのふくーつくれないー?なんかーあるくのもーたいへんそうー!」
「創れますが服飾職人に恨まれそうです」
「創れるならお願いしたいです」
カグナル様がお願いをしてフララは魔法でカグナル様の服ん創り出しそのまま着せた。流石は神様だ。
「これなら動けます。有難うございます」
それを見ていた服が大きい組はフララにお願いに来て皆の分を創り出す事になった。
「おでかけくみーさんがつにはーかえってこないとーしゅうかくーできなくなるよー?」
それを聞いた出稼ぎ組は売り切ると頷いて冒険者チームの皆の分の売るマジックバックをフララと更に量産した。それから出稼ぎ組は各々転移で出掛けて行った。手配書があってもこれで大丈夫だろう。父様が皆に色々話をしていたみたいだしな。本の買い取り組もさっさとタグリード国は済ませ他に移る様だ。密偵部隊のお兄さん達は総本部や各ギルドや教会がどう動くかを調べるらしい。なんか最悪へと進んでいる気がするが此処なら安心安全なので大丈夫だろう。皆年齢も違うくなったし雰囲気も違うからバレないだろう。せっかく聖騎士団の話が出てたのにこれなら恐らくタグリード国は抜かされるのでは?としか思えない。
それから皆解散する事になり私とフララも皆と挨拶をしてから家に戻った。
「ほんとーいやなことばかりーしてくれるよねーたぐりーどこくのひとたちってー!」
「本当に馬鹿だらけなのでしょう。泉をこんか形で使う事になるなんて想像していませんでした。早速やらかしましたね…あの気狂い女は。次は何をやらかすかで頭が痛いですよ!きっとアイノルン様もお怒りだったと思いますよ。此方に被害が出ないなら何しても関係ないですが今回は此方に被害が出ましたし世界を巻き込みましたからね、あの女は」
「そうだねー!本当に旅行だったり違う国に移住していたら犯罪者として奴隷にされてたよ」
「えぇ、確かにその通りですね…。はぁ~頭可怪しい人間の考える事は此方の考えを斜上にいきますよ」
「いでんしれべるでーかきかえをーしてるからーへいきだとーかんがえていたんだけどーとくちょうーかかれたらーかみやーめのいろかえてもーなまえーかえてもーばれていたかもーしれないしねー!」
「えぇ、恐らく捕まったりしていたでしょう。違う人間だと分かる迄は取り調べされていたかも知れません。それに各国にいる似た様な特徴の者も被害にあうでしょうね…」
「おうまでーあのおんなにーまどわされたー?でもおーひさまーいるしなー?」
「案外当たっているかも知れませんよ?王妃は妊婦だから公務をしていなかったとか…」
「なるほどねー!でもろくさい?ななさい?くらいのこどもにーまどわされるってーおとなとしてーどうなんだろー?」
「大人失格ですね。王族としても失格です。人間としても失格です」




