55 やりたい事沢山
翌日は皆で広場に集まっていた。商人さん達やエーズドさん達が他国に出発する事になっている。勿論巻き込まれた騎士達や密偵のお兄さん達もだ。皆アイテムBOXに沢山のストックがあるから大丈夫らしい。
昨日はカグナル様達が教会総本部に向かって話合って来たらしいが聖騎士団は受け入れられた見たい。各国に聖騎士団を作る様に話をするんだって。
「ねーおにいさんーおねえさんーあのびあんこのーだんじょんのーまじっくばっぐーぜんぶうったー?」
「俺記念に一つ持ってるぞ」
トキオがそう言うと皆が頷いた。
「それ、りょうさんしたらうれないかなー?」
冒険者の皆は確かにと頷いてから私とフララにダンジョンのマジックバックを渡してくれた。それをフララと共に量産し始めた。かなりの量のマジックバックが出来上がりお兄さんとお姉さん達に渡した。
「これを色々な国々で売って来れば良いんだな?」
「うん!ねだんはみんながきめていーよ!きちょうだからーうれるとおもうー!ふっきゅうすればーまじっくばっくもっててもーねらわれなくなるー!」
冒険者チームの皆は話し合いを始めて値段を決めてからどの国に誰が行くかを話し合っていた。そして決まったのか各々転移で出掛けて行った。皆を送り出しフララが風邪をひいたら大変だからと抱っこで家に帰ったがな。
「凄い事を思い付きますね?」
「うーん?まだひとこないからーとしのおかねになればーとおもってー!あとはーおうぞくーきぞくーかねもちーがくいつくものーつくらないとー!でもーそういうひとがーすきそうなものーわかんないー!」
「なる程。金儲けですか?王族、貴族、金持ち達の好きな物は宝石の類やドレスの類やまぁ、見栄を張れて他の王族、貴族達に負けない事や権力等ですね」
「けんりょくはーうれないからーやっぱりーそうしょくひんやーふくとかーぶんぐようひんとかーけしょーひんとかーせっけんとかーだよねー?ちきゅーのものはーここげんていだからーそれをもとにーいろいろつくるしかーないよなー!」
「そうですね。地球の物は売れませんから」
「おうぞくーきぞくーかねもちーはつまんなそうだからーなにがすきかーそうぞうできないー!それよりーとしのーはってんのほーがだいじー!」
「確かにそうですね」
「しょくぶんかとーふくかんけいもーはってんーさせたいー!」
そう思い料理の本は和洋中プラスジャンクフードや甘味系統や飲み物。服等の本も色々召喚してフララに渡した。私はまだ作る事が出来ないからな。鞄や財布や帽子や靴や小物や装飾品もだ。フララは興味深そうに本を見始めた。私も何かないかと色々な本を召喚してから読み始めた。
夕方になると冒険者のお兄さんとお姉さんが帰って来て私とフララに更にマジックバックを量産して欲しいと頼みに来た。何やら冒険者同士で飛ぶ様に売れたらしい。私とフララは渡されたマジックバックを大量に量産した。これで冒険者にも貴族達にも売れるだろう。お兄さんやお姉さんは大量のマジックバックをアイテムBOXに入れてお礼を言い帰って行った。資金は市長に渡す見たいだ。
「よかったねー!ぼうけんしゃとかのほーがまじっくばっくひつよーだからねー!」
「確かにそうですね。冒険者や民達の方が必要でしょうね。貴族は馬車がありますし従者や侍女等もいますからね。それでも手に入れようとするのが金持ちや王族、貴族達ですがね」
「ほんとうにーばかばかりー!そういうひとにはーたかねでうればーいいー!」
「そうですね。同じ値段では売らない方が良いです」
「とけいやーうでどけいとかもぼうけんしゃやーたみたちのほーがひつよーなきーするー!」
「確かにそうですね。カレンダーや時計や腕時計を民達様に作って貰える様にお願いしましょう」
「うん!あとーわかがえりのいずみーとかあればーじんこうーふえるのにー!わかいひとーみんなーけっこんしないしーけっこんしててもーひとたりないー!」
「なる程。若返りの泉ですか?お祖父様世代を若くして都市の人口増やしたいのですね?」
「うん!しらないひとよりーいいー!いまいるーとしのみんなーいがいにはーきかないーにすればーあんしんだよー!まほーがあるならないかなー?」
「シーナは面白い事を思い付きますね。いいでしょう。私が泉をそう設定して創りましょう!」
「さんじゅっさいいじょうのひとにはーじゅっさいいじょーはわかがえってーもらいたいー!」
「なる程…。子供を産める位には若くなって貰うのですね?戦力にもなりますから都市は安全になるかも知れませんしオーキッド領民だとは気付かれにくくなるでしょうしね。一応私からアイノルン様にも伝えてみましょう」
「わー!ありがとー!すごいーふぁんたじーになってきたー!!」
「取り敢えず今日はもう夕飯作りますから泉はアイノルン様が良いと言えば明日にも創りましょう」
「うんー!」
それからフララが使うかもと思い調味料各種を召喚してフララに渡した。フララが料理をしてると誰か家に来た見たいなので戸を開けると目が血走った服飾工房の職人さん達が手に色々持ちなだれ込んできた。
「シーナちゃんフララさんついについに出来たわ!」
そうお姉さんが言って見せてきたのは白の衣装の騎士服男性用と女性用だった。女性はスカートの下にショーパンの様な物を履く様になっている短いスカートだった。金の刺繍もされていて聖騎士団にはビッタリだった。でも目が血走ってるから徹夜で作り続けたのだろうか?取り敢えず拍手をしといた。次は青の衣装の騎士服で次は黒の衣装の裁判服で次はグレーの衣装の役所服でギルドは上着は茶色で冒険者ギルドはオレンジチェックのベストとズボンやスカート商業ギルドは黄色チェック漁業ギルドは赤茶チェック薬師ギルドは緑チェックの衣装だった。ついでにと通信センターは茶色の衣装を出された。これ全部徹夜で作ってたの???
「ぜんぶすごいとおもうけどーねてないのー?」
「えぇ、皆一睡もしないで作り上げたわ!」
寝てないせいなのかテンションが凄い事になっているぞ。他の皆もそうだ。これは教会で着る服でこれは市長が着る服でとテンションが爆上がりだ。フララも皆の勢いと姿に驚いている。
「ぜんぶいいとーおもうからーきちんとーねてねー!」
「えぇ、全て凄いと私も思います。」
フララとそう話すとウォーと叫びテンションが更に上がった。やべーよ!この短期で全部作り上げた皆を褒めるべきか、テンションを落ち着かせる様にするか、でもこのテンションを落ち着かせる方法を思い付かない。多分フララも一緒の気持ちだと思う。取り敢えず、うん。
「これーしちょうとーきしたちとーきょうかいのみんなーにーみせたーほうがーいいとーおもうー!」
どうすれば良いか分からないので他に押し付けた。
「そうですね。とても喜ぶと思いますよ」
フララも押し付けた。キャーと騒ぎ最初に市長の所へと皆は出掛けて行った。嵐が過ぎ去った。
「すごかったー!ひとってーねないでーはりしごとだけーしてるとーあーなるんだねー!」
「お手洗い以外はずっと針仕事をしていたんじゃないですか?食事をしていたのかも怪しいですから。水分補給はしていたでしょうが…」
「おふろーはいらなくてもーくりーんまほーあるしねー!」
「体力や魔力やスキルが上がったからでしょうが…」
「きょうはーきちんとーねてくれればーいーねー!」
「そうですね。それも怪しいですけど。人数分作りそうな勢いでしたから」
「としょかんーできたのーしらないからーできたのしったらーいしょうーつくりそうだねー!」
「確かにありえますね。市長から注意して貰えれば良いのですが、あの勢いですからきっと無理でしょう」
「めーちばしってたねー!」
「えぇ、凄い血走っていましたし勢いが凄すぎでしたから。取り敢えず忘れてご飯を食べましょう」
さっきの事を無かった事にしてフララとご飯を食べ始めた。市長と騎士と教会も犠牲になるだろう。




