51 恒例行事
あれなからお祖父様達が職人さん達に話をつけたらしく建て物と看板が作られる事になった。それに伴い人材を選び勉強して貰ってるみたいだ。全ては年始になってからという話だ。
年末に近づくと皆が戻って来始めた。商人さん達はホクホク顔だ。通信機が全て売れたらしいから。足りない分は年始から売りに出るらしい。お金はいつもの通り市長、協会、各ギルドは少し多めで後は民達で分け合った。冒険者チームの皆も帰って来て売れる物は売って来たらしいから何時もよりお金が多めだった。そりゃ、売れるよね?通信機。手紙不便過ぎだもん。何処の国だ?と聞かれた商人さん達はタグリード国だと答えたらしい。確かにそうだったから。タグリード国の時だけ違う国の名前を言ったらしいが…。鋼の心持ち過ぎだろ!!商人さん達は帰って来て売れる物が増えてる事を凄く喜んでいたよ。通信機はもう少し高くなるかもと話して来たらしいが売れるだろうとの事だ。いくら迄釣り上げる気なんだろうか…。
きちんと多種族の国や島迄行って来たらしいから凄い商人魂だ。先ずは偉い人からとの事だったので足りない分の貴族達やお金持ちの人達は年始明けに通信機に食い付くだろうね。国でも王族専用と協会専用と各部署専用と売れたらしいから。
ただ、セイクレッド神聖国や近辺の国の奴隷達を見て嫌な気分になったみたいだが…。人間の奴隷はまだマシな方だった見たい。多種族は?と思ったが言葉を濁していた。
通信機は電話番号見たいな物があるからその通信機に付いている番号を入力しないと繋がらないぞ!だから他国と通信したい場合は手紙から番号を知り通信するしかないぞ!通信機作った人達が何処でも繋がるのを嫌がったからだ。最初だけだから手紙よりかなり便利だよ!!名前と番号は登録出来る様にしてあるからな。凄い努力の結晶で生まれたからな。
年末、年始に向けて今度は料理人さを達が忙しくしている。メニューを何にするか等を話し合って作って見たりしてるみたい。後はお酒と飲み物をどうするかも話し合って決めているみたいだよ。
年末3日前位に密偵のお兄さん達が帰って来てお祖父様に報告をしていた。お兄さん達は商人さん達に人数が足りてないんだから商人としてきちんと売りながら密偵しろと絡まれていた。
確かに人数少ないし馬車を運転する人も必要だからな。馬車を運転出来る騎士達も商人さん達のお手伝いをする事になったよ。
腕時計や掛け時計は豪華な物から質素な物迄作られていた。女性用と男性用も別れていた。
娯楽系統の物や文具系統の物も作られフララが量産していた。全部値段は商人さん達が決める事となったがな。
お兄さん達は年末迄ゆっくり休む様にお祖父様から言われていた。温泉入ってゆっくり休んで欲しい。その分年末年始の準備をする人達は大変そうだがな。でも、この街でも恒例行事としてやってくれる事が嬉しかった。多分、アイノルン様も嬉しいだろう。
フララは年末ギリギリ迄通信機を量産していた。フララが量産するときちんと番号が違うので凄い。私は同じになっちゃうからな。流石は神様である。そのせいでフララも忙しいそうだったので私はレゴブロックで遊んでいたよ。
そして年末が来た日夕方迄フララと寝てから皆が集まる建て物に移動した。そろそろ建て物の名前考えた方が良いんじゃない??何とかの館とか。中に入ってフララと座ったらどんどん人が集まって来た。お祖父様が名前を聞きお祖母様がメモを取り来た順番に住民票を渡しハンコを押していた。私とフララも貰った。多分料理人さん達の分は始めにやったんだと思う。皆きちんとなくさない様にアイテムBOXに閉まっていた。
全員揃った所でお祖父様が挨拶を軽くしてから料理や飲み物が運ばれて来た。それから皆でわいわいしながらご飯を食べ始めた。私もスプーンとフォークでお皿からきちんと食べてるぞ。2歳だからな。飲み物もきちんとコップ持って飲んでるぞ。私は食べ終わったが周りは騒ぎまだ食べてお酒も飲んでいる。フララも忙しかっただろうからきちんと食べ欲しいぞ。
暇にボーッと壁に寄りかかり時間になる迄待つかと考えていたがフッとダーツを思い出し家で出来るタイプのダーツを召喚して壁に立て掛けてから距離を取り遊び始めたが…全然ダーツボードにダーツの矢が届かない。もう少し近くに行って投げてみるか?と考えていたら皆が注目していたので驚いた。
「シーナそれは何ですか?」
「これはーだーつっていうあそびー!まとにやをなげてーてんすうきそうあそびー!それぞれーてんすうがかかれているでしょー?そのまとにあてれたらてんすうとれるよー!」
「なる程。ダーツって遊びなんですね?離れた位置から的を狙って矢が刺さった所の点数を競う遊びなんですね?」
「うん。ほんとーはもっとたかいいちにまとをーかけてーはなれてーやーなげるよー!」
「面白そうですね?量産しましょう」
フララはそう言うとダーツボードと矢を量産して壁に立て掛けてた。勿論、高い位置にだ。それで投げる位置を決めフララが投げ始めた。他の皆も壁に掛けグループになり投げ始めた。点数を競うみたいだ。私のは低い位置で近い場所から投げる事になったが。ただの思い付きに大人達の方が食い付いた。説明書もフララが此方の文字に直したので皆読み込んでいる。暇潰しが戦いに変わった。本当は点数出るんだけどエネルギーないから玩具の様な物しか召喚出来ないのは残念だけれど。私は投げる力がまだないのか矢が的に刺さらないがな。
お祈り前に戦いになってしまったが大丈夫だろうか??まぁ、まだ時間はあるから大丈夫だろう。
流石はフララだ。殆ど真ん中だぞ。コツを掴んだ人達はどんどん的に当てていたがな。私はやっぱり鍛えないと駄目だなぁー。何歳になったら鍛えても良いとフララから言われるんだろ?オムツもまだ駄目だと言われているからな。
数時間経ちまだやってる皆に声を掛ける。
「ねぇーもうすこしでーじかんだよー?ひとりひとりにあげるからーいえでーやればー?」
それに皆は時間を確認してダーツを辞め始めた。皆には1人一つずつダーツセットを渡したがな。皆アイテムBOXにきちんと閉まっていたから大丈夫だろう。そして12時過ぎるのを皆で待つ。
12時を過ぎたら挨拶が始まった。
「あけましてーおめでとー!」
「はい。明けましておめでとございます」
私とフララが挨拶しあってると皆が声を掛けてくれた。私も皆にきちんと挨拶をしたぞ。そして皆準備をしてから教会へと向かった。外は寒いから暖かな格好をしているよ。皆も。
教会に着くと皆で一斉にお祈りを始めた。きちんとお礼をしたぞ。そうしたら何時ものごとく白い空間にフララとお祖父様とお祖母様とカグナル様と居た。3人もいるのはフララに文句を言われない為なのか用事があるからなのかは分からないけどな。
「久しぶりだな。シーナ。皆も」
「かみさまーようさいありがとー!」
それからお祖父様とお祖母様とカグナルもお礼を言った。
「シーナの願いだからな。そうそう12月の中旬にエノーラは子供を産んだぞ」
それには皆顔顰めた。
「エノーラにとって子供は自分とウルフを繋ぐ道具だと思っているから大切にはされるだろう。ウルフは貴族になり勉強三昧で人が変わった様になってしまったがな。極力エノーラとは居ない様にしている。魔族の組織とドリア達に動きはない。聖女の事はセイクレッド神聖国の教会が聖女は自分達の国に居るべきだと声を上げたが王が釘をさした。聖女はタグリード国のきちんとした令嬢で勝手に連れてきたり攫う事があれば真っ先にこの国の教会が疑われるであろうと。そしてタグリード国とタグリード国の友好関係の国々がセイクレッド神聖国に軍隊を派遣する事となるだろう事戦争を引き起こしたいのかと教会の連中に話をしたから教会は大きく出れなくなり今は静観中だな」
「うげー!」
「それは教会にはきついでしょうねぇ。悪行を知らないのはセイクレッド神聖国の民達と隣接国だけですからねぇ」
「戦争になれは大変な事になります…」
「あぁ、そうだな。それにウルフも人が変わってしまったのか…」
「自分の子を道具としか思わないなんて…」
「それからチェリツリー公爵の子供達もエノーラの事を全て王弟のミックレリーから聞き自分達の父と母は死んだ事にするとエノーラの荷物全てを伯爵家に送って会おうとはしない」
「うひゃー!」
「駄目父と駄目母に見切りをつけたのですね。実に貴族らしい感じですね」
「それ程迄にエノーラさんが王の謁見でやらかしたのでしょうね…」
「私達も人の事は言えぬがな…」
「えぇ、確かにそうね。エノーラにもイーモンにも早くから見切りをつけたから」
「発展させる物を作り出したのはこの世界にとって良い事だ。もっと発展させてくれ。私も勉強中なのでな。出来る限りは手伝おう」
「ありがとー!ふべんだもんねー!なにもないもんねー!」
「確かにそうですが…。この街は他の国に比べたらかなり発展してますよ?」
何故か皆苦笑いになっていた。
「おもいつくかぎりーいろいろしたいーけどー!」
「確かにそうだな。私も勉強をして何か便利そうな物があれば街に置く事にしよう」
「ありがとー!」
「ではな。この街が発展していく事を願っている。そうそう役所と裁判所の建て物は創っといたからきちんと利用する様に。牢屋と手錠はフララが創ったしな。それから公爵魔族にも勝てる様に今いる街の皆の魔力や魔法や体力やスキルを増やしたからな。それはきちんと隠す様にな。カグナルは聖女なんかでは比べ物にならないからきちんと護る様にな。では元気に過ごす様にな」
その言葉を聞いたら気付いたら教会にいて皆とおいのをしている所だった。お祈りが終わるとまた建て物に皆で戻って行った。私とフララは家に戻ったけれどな。




