39 皆の帰国
最近はフララと共に本を読む事が多くなった。皆もきちんと読んでくれてたらいいなぁー。
あ、そうそう4月に入って春になった。北東よりだからまだ桜は咲いていないぞ。元々暑いのが苦手だから過ごしやすくて有難い。エアコン付けると寒いし消せば暑いってなってたからな。
「地球の本は面白いですね。興味深いです」
「ちきゅーでもにほんってくにのほんだからちがうくにのほんもあるよー!」
地球儀を召喚してフララに世界を見せた。
「これは凄いですね!」
「そー!うちゅうにいくほうほうとかもあったよ」
それで此方が日本だと地球儀でフララに教えた。
「なる程。世界で見ると小さいんですねー?」
「そー!ここにーいちおくにせんまんにんくらいひとがいたよ!せかいだとーたしかーはちじゅうさんおくにんくらいだったはずー!」
「そうなんですね。人間だけでですよね?魔法も無く科学の力だけでですか?」
「そー!」
「なる程。アイノルン様が地球の神様に頼んでも勉強したいと願った気持ちが分かります。この世界は遅れているのでしょうから」
「だんじょもびょうどー。しごともできたしけっこんしないひともたくさんいたー!にほんはへいわだけどーせかいではくにどうし、にんげんどうしのせんそーはあったー!にほんもむかしはいくさはあったー!」
「なる程…。」
「かがくがあればいーこともわるいこともあったからどうなんだろー?まほうがあればいーこともわるいこともあるのといっしょなのかもー。ただこのせかいみたいたにーじょせーゆうぐうとかではなかったー!」
「そうなんですね…」
「おうぞくとかはいたけどーふつうにいきてればかかわることはなかったー!」
「この世界では王族、貴族は上の立場で民達はひれ伏せないといけませんからね。どんな馬鹿な王族、貴族でもですから…」
「それはめんどー」
「まぁ、この街の近くには国はありませんから安全ですよ」
「ねー、ちずできたらのりあいばしゃみたいなのまちにはしらせれば、うみにもこうざんにもいけたりしないかなー?うみがわにはけんもんじょつくって、みなとつくって、ふねもーおおきなのとーちゅーくらいのとちいさいのつくるー!ぎょしゃやきしたちにはしちょうからーきゅうりょうでるようにするー!そのかわりーしちょうにたみたちはぜいきんおさめるようにするー!」
「なる程。街が発展して人が来るようになれば可能ですね」
「のりあいばしゃはーはじめーのるのにりょうきんきめてーのるひとがはらえばーいいとおもうー!」
「確かにそれなら御者達の給料になりますね」
「はじめはーだんじょんのものやーほうせきるいうってーたみたちにわけるー!しちょうにはおおめにおかねはいるようにすればーきしたちにーおかねはらえるからーけんもんじょとかーけいびとかーしてもらう」
「そうですね。ただ働きとはいかないですから」
「きょうかいにはーみんなでーきふするー!」
「なる程。そうすれば教会の者達の給料になりますね」
「できたてだからーいまはたみたちでーおかねわければいーけどーひとがくるようになったらこまるー!」
「確かに出来立てですからね。今の内に色々決めといた方が良いですね。多分、数年は大丈夫だとは思いますが。元々森だけの場所ですから無謀な馬鹿でなければ此処には来ませんから。冒険者も自分の国が終われば違う国のダンジョンから行くと思いますしね。それにダンジョンの核がユグドラシルのマナを貰って成長するでしょうし、増えると思いますしね」
「そーかー!じゃあすこしのあいだはたみたちでおかねわけあってーしちょうときょうかいとかくぎるどはすこしおおめにわたせばいーか?」
「そうですね。殆ど自給自足ですから後買うなら肉や酒の飲み物全般ですからね」
「さけとのみものもつくれるといーけど!おーむぎとちゃのきもうえたいー!はたけつくるよー!おちゃのめるから!あとはオリーブのきうえるー!あとはつばきも!さけはなにからつくるかほんよまないと!あれ?おーむぎうえたかな?」
「畑がまた増えますね。色々植えたので確認しないと駄目ですね」
「そーだねー!でもはたけたくさんあってもいーからうえよー!こむぎとーおーむぎとーらいむきとーおーつむぎのはたけふやすよー!たんぼはふえてたからだいじょうぶそうだからー!」
「そうですね。そうしましょう」
そして翌日皆に声を掛けて広い畑を何個も作り大麦、小麦、オーツ麦、ライ麦、茶の木、椿、オリーブ、大豆、芋、蕎麦の実、葡萄と色々植えていった。後沢山のカカオの木とコーヒーの木とココヤシとバナナの木を植えた。
暖かな地方ではないから育つか分からないが森のせいかアイノルン様のせいか食物が育つので大丈夫だろう。でも一気に育つのはやめて欲しい。収穫が大変になるからな。
まぁ、反則的ではあるがこれからは召喚した物を頼りにして皆が色々作っていけば召喚は要らなくなるだろうから大丈夫だろう…と思う。
「あの、馬増えたんですがスレイプニルも混ざっていたんですが…?」
そう馬を育てているオリオが言った。
「すれいぷにるってなにー?」
「王族、貴族達が馬車に良く使う魔獣です」
「へー!」
「大丈夫なんじゃないですか?きっと神様が送ってくれた物でしょうし」
「分かりました!」
そうフララが言うとオリオは納得した見たいだ。多分、馬だけじゃなく他の動物達も増えてそうだ。後で見に行こう!
それから畑は農家さん達が見てくれる事になり皆各々家に戻って行った。私達も我が家へ戻った。それから我が家の庭で乗り合い馬車と荷物馬車を数台創りフララがアイテムBOXに閉まった。
そして家に入り少し遅めの昼食を食べた。昼食を食べたらまた本を読んで知識を頭の中に詰めた。まだ小さいからなのか、スポンジの様に吸収してくれるので助かっている。
「ふららーさくらさいたらーはなみする!」
「花見ですか?」
「そー!さくらみながらごはんたべたりのみもののんだりしてわいわいするー!」
「なる程。それが花見なんですね?」
「そー!きれいなはなをみながらわいわいするのがおはなみー!」
「桜とは地球にある花なんですか?」
「うん!にほんにあるはなー!うえたからー!」
「では、咲いたらお花見しましょう」
「うん。やくそくー!きれいだよー!」
「そうなんですね?楽しみにしておきます!」
それから楽しい毎日を過ごした。そして4月の半ば頃に探索組とダンジョン組が帰って来たので皆でお出迎えした。
「みんなーおかえりー!おつかれさまー!」
「今帰ったぞ!中々に面白かったぞ!」
声を掛けるとお祖父様が楽しげに話をした。それからわいわいと皆盛り上がった。探索組は色々調べてたからかなりの時間がかかったみたい。海側には門と検問所ときちんと水晶もあり港が出来ていて船も沢山あったみたい。多分アイノルン様だ。
検問所の近くには恐らく騎士達が泊まれる様に宿舎みたいな建物があったみたいだ。鉱山側も道がきちんと出来ていて鉱山迄繋がっていたらしい。土地も広かったらしく色々作れるんじゃないかって話だった。
ダンジョンも前は一ヶ月以上かかったのに今回はそんなかからず色々調べられたみたい。宝石や魔石や素材や薬草は勿論の事、今回はお肉も剣や防具も手に入れたって言ってた。桜咲く迄に皆が揃って良かった。今日は皆疲れただろうからゆっくり家で休む事になったよ!




