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神様の思し召し  作者: 鳳凰楽


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36 決断

 外に出てフララと探索しようとしたら何故か街があるんだけど…?


 あれ?レオニル様達じゃないか?街の皆がいる。フララも驚いていた。


「あぁ、ルーチェとアクアですよね??」


「いまはーちがーしーなとふらら」


「あぁ、書き換えをしたのですね?神から許しを得て此処に来たので皆の書き換えをフララお願いします」


「良かったのですか?此処は近くに国はありませんよ?周りは海と鉱山です」


「あぁ、皆大丈夫ですよ!どんな場所でも構わないと神と約束したのです。ルーチェ、私の名前を考えて貰えませんか?」


「うーん…かぐなるさまはー?」


「はい!良いです!フララ全て書き換えをお願いします。此処にいる者達は絶対にシーナとフララを裏切る事はありません!」


 それから此方に来た人々の書き換えを全てフララが行った。


「全て書き換えを終えました。髪の色から瞳の色も名前も全て遺伝子レベルで変わりました。後、神が創った物の他に足りない物が合ったら創りますから言って下さいね」


 皆鏡を見たり新たな名前を覚えたりしていた。その後に各ギルドや教会や家や店や工房や畑や果樹園や動物達をチェックしたりしていた。


 冒険者チーム達は新たなダンジョンに釘付けになっていたが…。


 そうだと思い出し皆がいる時に本やその他召喚した物をアイテムBOXから出した。


 本も物も1人1人全て渡る様に量産して皆に渡した。特に生地関係者や服飾工房の皆は召喚した物に釘付けになっていたが…。生地や紐やリボンや糸やその他諸々を召喚してみたしな。各々合った本にも釘付けになっていた。此方迄来てくれたのだから此方にいる人々はもう一度信じようと思う。


 フララが地図を出し今いる場所を説明してた。なんだろ?なんとなく皆のステータスが変わった様な気がして皆に確認する様にお願いした。


 皆、体力も魔力も使える魔法もスキルも増えてるみたいで特に皆空間魔法が使える様になってるみたいだった。多分、場所が場所だから転移でしか買い物行けないからアイノルン様が付けてくれたんだろう。粋なはからいだな。


「ねー、かぐなるさまーあのふたりにうまれたこどもはだいじょーぶ??」


「そうですね…。シーナの考えは当たっているのかも知れません…」


「やはりですか…。シーナがずっと嫌な予感がすると言っていましたから…」


 その会話に皆険しい顔をしていた。


「恐らく人として大事な物が欠落しているのでしょうね。今迄は皆騙されいたのだと思います。本来は自分本位な人間だったのでしょうね。ただ貴族としての義務がありそれに伴って子供達を育てていたのでしょうがずっと想い合っていた者と結ばれると本来なかった事が起きたので本来の性格が出て来たのでしょう。初めは澄んだ魂でも歪むのはあっと言う間です。強い意志がなければ人間は簡単に歪む事になりますから神が間違うのも仕方ありません。どれだけ人を思いやれるかはその人達それぞれですから」


 なる程なー。殆どフララに育てられて来たから本来はそっちが本性だったて事だね。成人もして母親でも合ったんだからそれじゃあ人として駄目だよな。


「買い物に行くのに転移魔法陣を置きます。そうですね。各ギルドや教会の事もありますからハイスヴァルム帝国に繋がる様にしましょう」


「あーこのまちーなまえーうらーすまちー!」


「この街の名はウラースですね?恐らくダンジョンもありますから此処も人々が来る様になるでしょう」


「なる程。分かりました。買い出し次いでに各々ギルド長と教会の私達は連絡して来れば良いって事ですね?買い出し組も別れて買い出しをしましょう。空間魔法を使える様になったので大量に買い出し出来る事になりましたから。ただ空間魔法使いは狙われるとの事でしたので慎重に行動しましょう」


「おかねーあるー!」


  そう話すとアイテムBOXからフララと自分はある程度のお金を皆に配った。此処に来てくれたのだから不便はさせたくない。困らない額は皆に渡せた。そう話しているとあり得ない事が起きた。


「おお、間に合って良かったぞ!」


 お祖父様とお祖母様と残りの民達が現れた。


「あれーなんでー?」


「皆の後に神に許しを得る為に懺悔したのだ。神と話をしてな。私も妻もユリアを自分の娘だとおもわぬ事にしたのだ。街に着いて来てくれた皆の方が大事だからな。ルーチェやアクアの事も大事に思うしルーチェは私達の大切な孫だと妻と話合ってな。他の者達は此方に来たいと思っていたが私に恩義を感じ行動に移せ無かったのだよ。ルーチェやアクアを裏切る者はいないので安心してくれ!神からも許しを得たからな。アクア書き換えを頼む。そうだな。今のルーチェと同じにしてくれ。名前はルーチェが考えてくれ。ファミリーネームはルーチェと一緒で構わない。ウルフは責任を取ると頑なでな。責任を感じなくても良いと何度も言ったのだが…。結局ウルフとユリアだけを残す事になった」


 なる程な。ユリアさんを見限ったのだな。ウルフは好きだからなのかそれ以外なのかは分からないけど。


「おじーさまがらにっと・あれぐりあ、おばーさまがすてらる・あれぐりあ。わたしはしーなであくあはふららだよー!」


「なる程。良い名だ。フララ書き換えを頼みたい。皆の分も」


 それから皆をフララは書き換えしていった。実の親に見捨てられるってどれだけ人としておかしな事言ったのか…疑問である…。ウルフは義務なのか違うのかは分からないな。結局森の家で暮らす2人になった。ユリアさんはウルフだけ居れば良いとの感じだから良かったのかも知れない。


 それから皆にも本等の物を渡しフララが決まった事やステータスの事を後から来た組に説明してからお金は困らない位には渡していた。


 それから後組は屋敷等を確認しに行った。やはり人格者とは魂の歪みがないのだな。アイノルン様が言ってた通り街の皆は大丈夫だったみたいだ。


 これからは平和に暮らしていければいいなぁー。


 それから戻っ来た者達もステータスを確認して驚いていて新たなダンジョンに釘付けとなった。


「だんじょーめいはーふぁーくとー!」


「ダンジョン名はファークトですね」


「おにくーあるとーいーねー!」


「なるべく自給自足しても海があるので魚は捕れますがお肉は難しいですからね」


 いざとなれば森でお肉を確保するとお祖父様や騎士達や冒険者達が言っていた。薬草も頼みますと薬師達や薬師ギルドの者達にも頼まれていて魔道具師達には魔石と素材をと頼まれていたがな。畑と果樹園をふと見てみると大量になっていた。


「あれー?くだものーやさいーいきなりできたー!」


「神様の仕業かこの森のせいなのか…」


 街の皆も確認しに行った。そして凄い!凄い!と皆騒ぎながら戻って来た。


「取り敢えず転移魔法陣を広場に置きます。それからハイスヴァルム帝国の分からな所にも転移魔法陣を置きます。ここの民以外は発動しない様にします。教会と各ギルド長と買い出し組を作ってその他は収穫する事にしましょう。マジックバックに入れる振りをして空間にしまえば大丈夫だと思います。私は一度ハイスヴァルム帝国に行きますが直ぐ帰って来て収穫をしますからシーナは家に居て下さい」


「わかったー!」


 それから収穫組と買い出し組を決めてからハイスヴァルム帝国に向かって行った。私は家で本を読んでる事にした。お祖母様達が心配していたが本を見ているから大丈夫だと説明した。







「あら?ウルフ何処に行くの?」


「カルド国に稼ぎに行きます。でないと暮らしていけませんから。エノーラは家の事や畑等をお願いします」


 ウルフも神に懺悔したのだ。本当は皆と共に行きたかったが自身が招いた事の責任は取らないといけないのでグロウ様が一緒行こうと言ってくれた事を断ったのだ。神はユリアで合った事ビアンコ街の事も全て無くしてエノーラに戻したのだ。黒髪に紫の瞳に戻っている。森の中に小さい家があるだけだ。勿論ダンジョンも森の中だ。ウルフは神から馬を一頭貰い受けエノーラにあった空間魔法はウルフにと授けられたのだ。


 グロウ様達が困らぬ様にとお金を渡してくれたのだが使いたくない。なので暮らしていける様にカルド国で傭兵にでも雇って貰うのだ。無理だったら冒険者になる他かないが。 


 それに今迄貴族として暮らし此方に来ても料理は料理人やアクアに任せっきりだったのでエノーラが家事を出来るとも思えかった。それなら傭兵として働いてカルド国でご飯を食べた方が良いと考えたのだ。それに2人きりで余りいたくないのだ。そして、ルーチェの二の舞を作るつもりは無くエノーラとの子供をウルフは作る事はしないと誓ったのだが数回夜を共にしている。その数回で子供が出来てしまっていたら?1番はこれが気になり皆と共に行けなかったのだ。ルーチェにアクアもいたし街の皆も居た。だが、自分達の子供は??自分が面倒見るしかないので稼ぎがなくなって暮らせなくなる。そうすればグロウ様のくれたお金で細々と暮らしていかないといけない事になる。乳は上げるだろうが子供に対しての愛情は?乳が必要にならなくなってもきちんと面倒を見るのか??ウルフはどうしても良い考えが浮かばない。母親の愛情を貰え無かった子供はどうなる?間違いなく歪んでしまうだろう。ルーチェは物分かりが良く泣かない、エノーラを優先してくれて命を救ってくれたのにあの状態だった。なら良く泣く赤ん坊は??


 思い出は美化されていて現実とは違う事が分かったのだ。


 恐らくタグリード国に見つかるのも時間の問題かも知れないとウルフは考えていた。


 そして、恩義があるグロウの娘が暮らしていける位はきちんと稼がないとと自分に言い聞かせウルフはカルド国に向かった。




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