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神様の思し召し  作者: 鳳凰楽


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29 秋と少しの勉強

 夏はあっと言う間に過ぎ秋が来た。街は段々と落ち着き皆楽しそうに過ごしている。これから街はどんどん発展していくのだろう…。


 冬になる前にカルド国のギラード伯爵領やモシアイ国のダイクストラ子爵領やランカスター侯爵領に買い出しと情報収集をするメンバーが決められ何組かに分かられて買い出しに行く事が増えた。


 おそらく皆はタグリード国の事で噂がないかを探りたいのではないだろうか?


 オーキッド領から一気に人が居なくなったし、魔族の事もあるからな…。それに…一応乙女ゲームが行われるであろう国だからな。まぁ、皆魔族と乙女ゲームの事は知らないがな。


 冬がタグリード国とは違うと言う意見になり服等の衣服も買い、生地や革も買い、職人の皆さんが同じ様な暖かな服や靴や布団等を作っている。毛糸はあるんだろうか?羊いるからあるか…。山羊もいるからカシミヤもあるが羽毛はない。確かアヒルとかじゃなかったか?


 私はつかまり立ちは出来るがヨチヨチ歩いて転がってるのが現状だ。アクアが起こしてくれてまた転がるを繰り返している。


 それから街の門の所に見張り台が出来て鐘の様な物が取り付けられた。危ない人が来た時は鐘を2つ魔獣が来たら鐘が3つ鳴る様になってるらしい。私も鐘を鳴らしたいものだ。あの高さの見張り台は冬は寒いだろうけど…。ホッカイロ的なの誰か作らないかな?ストーブ的な物でもいい。見張り台に暖炉は無理だろうからな…。焚き火も出来ないし…。


 やっぱり科学の違いがあるから不便は不便だな。まぁ、私は赤ん坊だから我が家に居る事が殆どだがな。まだ出来たての街だから人は来ないから来るとしたら魔獣になるんだろう。でも結界があるから大丈夫だと信じたい。


 後はビアンコ街がカルド国やモシアイ国に吸収されるのは避けたい所だ…。


 そうそう宿屋はリュンヌ亭になった。ビアンコ街の皆は温泉に300グルで入れるよ!


 素泊まりだと1日4千グルで3食食事付きだと1日8千グルになった。安いんじゃねー?とも思わなくもなかったが決まった事なので納得した。料理人達の給料払えるのだろうか?


 あぁ、飲み物は別料金だ。お酒をガンガン飲む人が来れば儲かるかな?


 母様とウルフは焦れったい焦れったいー!もう結婚しちゃえよ!その方が給料払わなくていいし…。


 たまに見ててドンドンと足踏みしたくなるからな。アクアも2人を生温い目で見てるから!!


 弟か妹が欲しいぞ!兄は一応いるからな。母様を思えば気にしなくて良いと微妙な気分になるが、私には優しかったから…。色々な特にお祖父様が話してた事にならず母様が生きてると信じて探し出したらあるいは…。下の兄2人は小さかったから微妙にしか覚えていないだろうが上の兄2人は覚えているんじゃないかな?  

 どう人生が転がっていくかは分からないから…。微妙な気分になりウォーと床を転がってるとアクアに止められた…。


 ただ、元チェリツリー公爵ダレル!お前は駄目だ!最低男過ぎるからな!!頭弱いんじゃねー?って話聞いた時思ったからな。身体強化して渾身の力で殴っても誰も何も言わないんじゃないかな??ご自慢な顔ボコボコにすればいい!!孤児だと!?その通りだけどな!!周りに良い顔するのは慣れてるんだろう。会った時は全然普通の人に見えたからな! 


 ドリアに会った事はないから分からないが悪女なイメージしかないぞ!厚化粧な感じの!



 母様が剣の練習にウルフと行った時アクアに気になってた事を聞いた。


「あーくー!すーてー!おしーてー!(アクア、ステータスの事聞きたい!)」


「何か不便な事ありましたか?」


「にー!じゃー!なー?(人間じゃないの?神族ってなってたんだけど!!何千年と生きたりしないよね?)」


「あぁ、大丈夫ですよ。神族は死んだ後に私達と一緒に仕事をする事ですから。楽しみですね!」


「いーや!(嫌なんですけど!?普通に死んで普通に輪廻を回りたいんだけど!!)」


「フフフ…。もう決まってしまったので変えれませんよ?大丈夫ですよ?私もアイノルン様もいますからね。だから一緒に仕事をして世界を見ていきましょうね?」


「うーぎゃー!」


「転がっても変えれませんよ。魔法の他にも神力も使える様になりますよ」


 話がぶっ飛び過ぎて他にも聞きたい事あった筈なのに転がってたら忘れてしまった。


「そう言えば気狂い女はダレルの息子の1番上の兄と同じ歳ですね…。」


「うーえー!(マジか??来年教会に行く事になるのか…。そうしたら色々始まる…。)」


「そうですね。物語の様にはならないですよ?ピンクゴールドの髪にピンクの瞳にしろって煩かったですからね。気狂い女にはぴったりですけど…」


「えー!(何、その配色。やべー奴じゃん!)」


「まぁ、顔は良くしろとか体型を良くしろとか色々注文がありましたし、確か名前はロザリナでモモドイス男爵夫婦の攫われた娘にしろって言っていましたがね…。何故公爵とかじゃいのか欲張りな女だったので疑問でしたよ?」


「あー!(この世界は乙女ゲームになってる事は知ってるよね?物語では主人公は孤児院育ちで光魔法が使える事になって男爵夫婦に見つかって引き取られそこからゲームが始まるからじゃないのかな?名前と顔は自分で作れる様な仕様になってたから…。男爵夫婦にそっくりな女の子だから。夫婦はそこで自分達の娘だと分かるんだよ…。多分物語と同じ様にしたかったんじゃないかな??)」


「そうなんですね。皆きちんと生きているので気狂い女の思い通りにはならないのでは?顔に騙されたら別ですがね…。貴族として生きていけるかも微妙だと感じましたが…」


「あー!ねー!(そうなんだね…。実の娘が見つかったから甘やかされるのでは?分からんけど…)」


「なる程…。そうすれば夫婦には可愛いがられるでしょうね…周りはどうかは分かりませんが…」


「あー!(気狂い女程乙女ゲームの事覚えてないんだよね…。攻略対象が多かったのは覚えているけど。だから地球では人気あったんだよ。どの人物が攻略対象だったか…微妙にしか覚えてないんだよね。まぁ、関わるつもりないからいいけど…)」


「まぁ、女性優遇の世界ですからどうなるかは私にも分かりません。ルーチェは関わらないのでどんな結末になるか私と一緒に楽しみましょうね」


「そいー!たーしゅー!(そう言えば多種族同士は関係どうなっているの?)」


「多種族同士ですか?昔は多種族同士は仲良くなかったですね。特に魔族は嫌われていましたよ。今はエルフはドワーフは嫌いですが人間は多少なりともって感じでしょうか?竜人と獣人は番というのがあります。どの種族と結ばれてもそういう関係になれば同じ位の歳を生きますね。魔族の場合は血を飲めばですが。それからセイクレッド神聖国は人間が1番偉いと思っている国で多種族は見下され奴隷にされます。」


「えー!(奴隷なんているの!?)」


「はい。多種族もですが人間も犯罪奴隷、借金奴隷がいます。殆ど男ですが。売り買いされて働かされます。顔の良い者は多少なりとも良い思いをするのではなたいでしょうか?人間がやる事なので意味は分かりませんがね…。闇では犯罪も借金もしていない者が売られたりしていますよ。攫われたりして無理やり契約されるのでしょう…」


「やーべー!(ヤバイ世界だ!!)」


「大丈夫ですよ。ルーチェは強い魔法がありますから攫われる事はないでしょう。私達もいますしね!神様関連がバレなければ狙われないでしょう。狙われたらぶっ飛ばせば良いだけです。後は多種族とは結ばれない様に気を付けましょうね。長生きする事になりますから…。魔族の血を無理やり飲まされても浄化してしまえば魔族になる事はありませんから。一緒に勉強していきましょうね!」


「うぎゃー!」


 また衝撃な事にゴロゴロ転がった。神様関連ってやべーじゃないか??知られる理由にはいかない!!


 自身が強くなる他ないんじゃ?かなり遠い目になったよ!!


 あれ?タグリード国に知られてない??まぁ、見た目変わったし赤ん坊だったし遺伝子レベルで書き換えをしたので大丈夫だと思いたい…。








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