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神様の思し召し  作者: 天桜


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26 この世界について

 翌朝きっちり目が覚めた。赤ん坊だから規則正しいのだ。アクアはまだ眠っているがな。母様は広場だろうか…?


 色々考えているとアクアが起きてオムツ交換をされた。それからアクアは朝食作りを開始した。私は座って見てるだけだが…。


 朝食を作り終わるとご飯を食べさせて頂きアクアも朝食を食べてから片付けをした。


「うーだー!(そうだ!この世界について聞きたいんだよ!)」


「この世界についてですか?」


「うー!(魔法についてとか、種族についてとか、通貨についてとか、魔獣についてとか!)」


「なる程…。先ずは通貨は小銅貨、銅貨、銀貨、金貨、大銀貨、大金貨、白銀貨、白金貨になります。小銅貨は10オル、銅貨は100グル、銀貨は千グル、金貨は万グル、大銀貨は10万ラル、大金貨は百万ラル、白銀貨は千万レル、白金貨は億万レルとなります。果物一つ100グルです。」


「(ふーん。大体日本円で10円、100円と考えていけばいいの?)」


「はい。大体同じ感じです。種族は人間の他に魔族、魔獣、エルフ、ドワーフ、獣人、竜人となります。魔族の他にエルフや竜人何かも千年単位で生きます。獣人とドワーフは何百年単位でしょうか?魔獣は種類によって異なります。魔獣の他に神獣もいます。魔獣には核となる魔石があります。魔法は皆何処かにある世界樹ユグドラシルによってマナを補充し使える様になります。神はユグドラシルの場所を知ってますが悪用されないように秘密にされています。魔族の他にエルフも今は男性しかいません。魔力量は人間より魔族やエルフや竜人は上ですね。魔獣も種類によっては魔力量は人間より上の場合があります。勿論神獣は上です。ドワーフは怪力が多く獣人は身体能力が高いです。勿論どの種族にもハーフはいます」


「うー!(へー、凄いんだね)」


「魔法は基本の属性は、無、火、水、風、土、光、闇、氷、雷となります。それに生活、空間、重力、幻影、結界、契約、精霊、召喚、神聖、創造、転移、付与、時間、魅力等の魔法があります。それに様々なスキルが加わります。ステータスと思ったり言ったりすれば自分のステータスが見れます。オープンを付けると他者にも見せられますよ。魔力量は人によって異なります。普通は6歳で教会にて自分の属性が分かります。ルーチェはアイノルン様と私が色々付けたので教会に行く必要はありません」


「えー!(何?色々?怖いんですけど!!)」


「大丈夫ですよ。ルーチェを護る為ですので…。アイノルン様が空間収納いわばアイテムBOXに色々入れていましたしね。ほぼ全ての魔法が使えると思って貰えれば大丈夫です」


「(大丈夫じゃないんですけどー!!何でそこまで??)」


「私達とルーチェは地球で出会った事があるんですよ。覚えていないですか?大雨で流されそうになってた白と黒の猫を…」


「うー!(うーん…あ、若い頃に台風が来て雨が凄くて慌てて帰ってた時に流されそうになって弱ってた猫がいた!確かに直ぐ自分で抱えて家に連れ帰った!弱っていたから看病した!1週間位したら居なくなってたけど!)」


「それが地球を観察しに行ってたアイノルン様と私です。その時から心が綺麗だと優しい心に惹かれたのです。是非にと今回地球の神様にお願いをしてルーチェを此方の世界へ呼んだのです。でなければ地球での輪廻へと回っていた筈です。諦めきれず此方に来て頂きました…許可なくすいません…」


「(なる程…。そういう事だったんだ。何で私?って思っていたけどアイノルン様もアクアも私を護ってくれたでしょ?母様にも会えたし。この世界の事はこれから勉強していくから大丈夫だよ!)」


「ありがとうございます!」


「うー!(気にしなくて良いよ!ステータスって皆見れるの知ってるの?教会で教えるの?)」


「多分ですがタグリード国の教会では教えてないでしょうね…教えるのは使える属性と魔力量だけかと…」


「(えー!!損してるじゃん!使えるスキルとか知らないって事でしょ?魔法も基本属性のみの気がする)」


「そうですね…しかも光属性は稀です。教会関係者、神官になら光属性はいるでしょうが…」


「(なる程な…。光属性は貴重なんだね!)」


「神聖魔法や創造魔法を使える者あまりいませんね。契約やたまに空間や結界や転移や精霊や召喚はいますが使える者は稀ですので話さない方が良いでしょう。狙われる事になりますから」


「(えー!母様とお祖父様とお祖母様危ない!)」


「知ってる者はおそらくビアンコにいる者達だから安全でしょうが知らせた方が良いですね」


「(そうだね!スキル見れる事も皆に教えなきゃね!)」


「そうですね。皆知らないでしょうから…」


「うー!(それから一月何日なのかと私は何月産まれなのかを知りたい!)」


「この世界は一月30日です。ルーチェは11月15日産まれです。今は丁度夏の7月2日です」


「(なる程…。建設記念日は7月1日だね。3カ月位で街出来るの凄いね!沢山人来てくれたからだね!)」


「そうですね。休まず皆働いてくれたので寒くなる前に終わりましたね」


「(でも、沢山来すぎてタグリード国大丈夫なのかな?オーキッド公爵は知らんけど!)」


「おそらく探してるでしょうが見つかりませんから気にしなくて大丈夫ですよ。どんな魔法を使おうが遺伝子レベルで皆書き換えしていますから意味がないです。見た目でバレる事もないでしょうしね。タグリード国からかなり離れた場所ですしね。魔族にも見つからない自信がありますよ」


「(アクアが自信あるなら大丈夫だね!タグリード国は気狂い女がどう行動するかによって変わっていきそうだね…)」


「フフフ。あの気狂い女に絆され滅びの方向に進まなければ良いのですがね…!どうかるか見ものです!」


「(うわー…!本当に嫌だったんだね…)」


「えぇ、アイノルン様も私も姿を見せずしわがれた声で対応しましたから。ルーチェを此方に渡す変わりに地球の神様に頼まれたので仕方なくですよ!」


「(まぁ、一国が滅ばない様に願うしかないね)」


「地球では此方の世界は乙女ゲームとやらの世界なんですよね?あの気狂い女の願いを聞くのに苦労しましたよ!何個願いを叶えたか解らない位です!聞いてて呆れましたし頭痛がしましたよ!途中飽きたアイノルン様は寝てましたね!全て叶えてやったんですから後はご自由にすれば良いと思っています!あの気狂い女に引っ掛かるならそれまでの者でしかないという事ですから!誰が素敵で1人を選べないとか長々話してましたよ!」


「(うわー……神様に見捨てられてるじゃん!聞く程ヤバイ女としか思えない…!)」


「外見をいくら整えても魂が腐っていたら内面から外見に滲み出るものですよ!強い光属性を希望していましたし、どうなるか見ものです!皆生きている人間なのでその乙女ゲーム通りに進むなんて勘違いです!それに強い光属性が公になればセイクレッド神聖国が黙ってないと思いますよ!!フフフ!」


「(うわー……恨みが凄い!そういえば教会や各ギルドの総本部は何処にあるの?)」


「ハイスヴァルム帝国にあります。南にある大国ですよ。そうそう、東西南北は四獣に護られています」


「(四獣ってあれか!玄武、朱雀、青龍、白虎)」


「えぇ、その通りです。なのでタグリード国が滅んでも大丈夫です。まぁまぁ大きい国ですし王と王妃〝は〟きちんとしてるので大丈夫でしょうけれど…。後は宰相と王弟はまともです!今、王はオーキッド公爵の事で頭を抱えているでしょうが…」


「(うわー……〝は〟なんだね…まともな人4人しかいないし…)」


「タグリード国にもまだまともな人間もいますよ。ただ代表者が4人とオーキッド前公爵夫婦とエノーラだっただけで…」


「(その内の3人離脱してるけどな!)」


「女の外見に騙されない人間がどれ程いるのか…楽しみにしておきましょうね?ルーチェ」




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