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起きたら石櫃で一人でした  作者: 寝ぼけ猫
1章 目覚めと旅立ち
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6話 変な夢と仕事

目を開けると赤いカーペットの轢かれた部屋があった。

「どこだここ」と叫んだつもりだったが、声にはならず体も自分で動かせない。

見知らぬ部屋だけども、知っている気がする。他には目線の場所が低い。

そんなことに困惑していると黒いマントを着た「魔法の練習の時間だ」と言いながら近づいてくる。

聞き覚えのない声だったが、懐かしさを覚えた。

言われるがまま着いていくと、時間は夜だったようで、月のでた庭のような場所に出る

そこで男は小さく「シャドシュメルツ」と唱えると地面から黒い塊が棘のように出てくる。

そこで痛みとともにー夢は途切れた。

「う..うーん」

どうやらベットから落ちたようで床の冷たさを感じる。どうやら明け方らしく空は紫がかり夜が開けようとしている。

その時扉を誰かがノックしてきた。

「ご飯できましたよー」

受付やっていた女の子の声が聞こえてくる。

床から起き上がり、パタパタと軽く払う。

「えっと昨日マントは…どこだっけ」

見回すと椅子にかかっているところを見つける。

バサリとマントを広げて身に着けて、扉の鍵を開ける。

外に出ると同じく食堂に向かうだろう人がまばらにいた。

食堂に着くと、4人座れる四角い机がたくさんあり、キッチンとつながっているところに料理人と少女がパンとシチューを渡している。

列に並んで、シチューとパンを受け取るシチューは湯気が出ており熱いことがひと目でわかる。

受け取った後は近いテーブルに着き受け取ってきたスプーンでシチューを食べる。

「今日は何をやるべきかね…」

まずやるべきは、服を買うことだろう貫頭衣のままだと動きずらいので買うべきだろう。

次は護身用の武器だろうやはり採集のみだとしても、毎回逃げ続けるのも時間がかかる。

後は…とりあえず尋ねてみよう

考えをまとめ終わる頃には朝食は完食していた。

使った食器をまとめてキッチンに返す。

「ありがとうございました。」

「おお、シチューは美味かったか?」

キッチンからエプロンを着た男が出てくる。

「はい、美味しかったです。」

「そりゃよかった、髪は直しておけよ跳ねてるから。」

コックは少し苦笑気味に言ってくる。自分で髪を手櫛でほぐそうとすれば変な方向に曲がっている髪があった。

宿にある井戸で水汲んで髪を直してから、ギルドに入る。

今日あった依頼は、ネズミ狩りで依頼主は門番だったようだ。

場所に向かうと「あんたで合ってるか?」と言われたので「合ってる」と答える。

その後依頼の詳細を尋ねると、壁の隙間に空洞があったそうでそこにネズミが住み着いてしまったそうだ。人数補填のため依頼を出したようで他にも門番ではない人物が集まっている。

「と言うわけで、ネズミを水で追い出すから捕まえてくれないか?」

「分かりました。」

そう言ってナイフを抜き出す。

「いいナイフ持ってるな」

「拾ったものですが、」

「それも何かの縁だ大切にしてしなさい。」

と門番の人は言ってきた。

そう言っているうちに水を運び終わったようだ。

ネズミ退治の準備は整ったようで上から水が流れてくる。

それと同時にネズミが大きめの隙間から這い出てくる。

隙間は多少塞いで出口は減っているので、出て来たネズミをナイフで刺す。

出てくる勢いが弱まった頃には床には血が広がっていた。

「これでひと段落かな?」そう呟けば兵士が

「これでネズミ退治は終わりだが、壁の補修が残っているからな、一度昼飯を食ってくるといいぞ。」

そうは言われたが、昼食用のお金は持って来てなかった。



読んでいただきありがとうございます。

次の投稿予定日は7/22で3話更新します。

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