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起きたら石櫃で一人でした  作者: 寝ぼけ猫
1章 目覚めと旅立ち
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5話 お金と宿

現在また狼に追いかけられている。先ほどのウルフと同じ種類だ。

なんでこうもばったり会うかな?

そう言いながら、森から走り去る。

あちらも森の外まで追いかけるほどではないようで、諦めて戻ることにしたようだ。

そろそろ日が暮れるので帰ることにしようと思う。

その後は街道を通るだけなので何事もなく帰ることができた。

唯一気になったのは、二足歩行の大型犬がいたことだ。

見知ったものな気がするが、何か思い出すことはできない。

この記憶のモヤは目覚めた時点以前のことだ何かあったはずなのに思い出せない

「寝てたところに何か手がかりがあればいいんだけど。」

とりあえず今日の宵越しが優先なので、街に戻ろう。

そう思い街へと歩を向ける。

「まず宿を探して、飲み物を買って、それから魔獣対策用の武器を買うべきかな」

そんな皮算用をしているうちに、ギルドにつく。

「こちらであってますか?」

そう言って採取した薬草をカウンターに置く。

「はいこちらで会っています。」

そう言ってカウンターの向こうで、木版を押してから、

小さめに銀貨を5枚重ねた物を出してくる。

「こちらが達成料になります。」

そう言って渡された銀貨(小銀貨ということを後で知った)を受け取る。

ついでに宿を紹介してもらったので、そちらにも向かっておこうと思う。

ギルドから出ようとした時、受付の方が、

「宿に行くならマントの泥を井戸で流すほうがいいですよ。」

と言われハッとする。

「えっと井戸はどこでしょうか」

「えっと向こうの扉くぐったところですね、桶を貸すので洗ってきたらどうですか?」

そう言って受付の方は木の桶を渡してくる。

「分かりました」と返事をしてマントを桶に入れる。

井戸で水を汲み出して泥を流すその後絞って水気を切れば、元通り真っ黒のマントに戻った。

その後桶を返してから受付の方に聞いた宿に向かう。

「確かここが渡り鳥の宿だったはず。」

年季の入った木材でできている宿で、所々にあるランタンの明かりが入口を照らしている。

「すいません」といって、扉を開けて中に入る。

宿屋の受付では、「いらっしゃいませ」と言う10歳ほどの少女が机から顔を上げた。

元気のいい声で、「宿泊ですか?」と尋ねてくる。

「はい、とりあえず3泊させてもらえますか。」

「分かりました。こちらに名前をお願いします。」

そう言って木板を出されるので、空いてる部分にルナと書き込む。

「1泊だと小銀貨3枚になるのでお願いします。」と言われたので、

「これでいいですか?」

依頼達成としてもらった銀貨を3枚出す。

「これで大丈夫です。」

そう言った後ひもの通った鍵を渡してくる。

「これは2階の奥から4個目の部屋です。」と言って説明をしてくれる。

「ありがとう。」

その後階段を登っていると少女が「あっ」と呟いた後

「明日朝ごはんがあるので起こしに行きますね。」と言っていた。

部屋に入ると、ベットと机と椅子、蝋燭のあるシンプルな部屋だった。

「疲れたしもう寝ようかな?」

マントを椅子にかけてベットで横になるとゆっくりと私の意識は沈んでいった。



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