3話 ギルドとお金
門を通り、内側に入ると、大きめの通りがあり、奥には噴水が見える。その部分が大通りの交差点になっており、さらにその奥には、鉄の格子でできた門があり、庭のような緑が見える。
「ギルドはこっちだ」
ガルムたちに言われるまま、ついていき周りの建物と比べてもかなり大きい3階建ての建物に入る。
中にはテーブルやいすなど設けられており、そこに座って、地図を広げているものもいた。
他には掲示板のようなものに針で、紙が貼りつけられている。
内装を眺めていたらガルムに声をかけられる。
「ルナ、あそこのカウンターで、ギルド登録ができるから行ってこい。」
そういわれて、カウンターに向かってガルムが目配せをする、
ちょうど受付に立っていた女性が少し苦笑したように
「ギルド登録をお願ですね、承知しました。この木板に名前と年齢をお書きください。」
そういわれて文字の書かれた木の板とペンを渡される。
書いてある内容を読むと、ギルドの規約が書いてある、要点をまとめると、街中での殺人などの禁止、D以上のランクの場合緊急依頼の受注の強制etc.
特に問題はなさそうなので、名前の記入欄にルナと書き込み年齢の部分は、わからないので空欄にする。
すると、受付の人が、不思議そうに
「年齢はわかりますか」
と聞いてくる。
「わかりません」と答えると、木板とペンを受け取って
「その場合見た目で判断するのですが、おそらくですが、16歳としておきましょう。」
と言って、木板に書き足される。
その後、少し待っていると、受付の方がガルムたちも持っていた金属のカードを持ってくる。
「ルナさんの登録が完了しました。」
と言われて、カードを渡される。
「こちらがギルドカードになります。」
金属のカードには名前などはあったが、いろいろ空欄だった。
「この空欄の部分に、血をつけていただくことで完成します。」
そう言って受付の方が針を取り出す。
「指を出してください、少しチクッとするだけなので、」
指を出すと針を浅めに指に刺され、血が指の腹ににじむ。
「それをこの部分に、つけてください」
ギルドカードの空白の部分を指さされる。言われた通り、空白部分に擦り付けると、
直ぐに血が渇いた後血の跡が消える。
「これで、利用可能となります。」
そういわれて、ギルドカードを手渡される。
「こちらは、通行証や、ギルド銀行などを利用するときに必要になりますので、無くさないようにしてください。」
渡されたカードは紐が通され首にかけられる形になる。
「ついでに、適正の判定も行っておきましょう。」
透き通った水晶玉のようなものを出される。
「こちらにも血を垂らしてください。」
そういわれてまた針を出され、また針を指に軽く差して血を水晶玉につける。
すると、血が消えて、黒紫色が多く割合を占めたものに、翡翠色が入ったマーブルになる。
「闇と風の適正ですね。」
「これは何ですか」
「魔力の適正ですね、得意な魔術がわかります。」
魔力は魔法を使うときに必要なものだという知識はあるが、それをいつどこで身に着けたかはわからない
ここで、魔法について聞いておくべきかもしれない。
「魔法についての情報はどこにありますか」
「あちらの書籍所ですねあそこの男性にギルドカードを見せて入ればいいですよ。」
「ありがとうございます。」
とりあえずガルムたちにお礼を言う必要があるので、一度ガルムとアークのところにもどる。
「ここまでありがとうございました。」
「いいさ、別にこんぐらいなんでもない。」
ガルムが答えアークが少し苦笑気味に笑う。
「この人、いつも困ってる人見捨てられないんですよ。」
「別にいいじゃねぇか、助けられるなら助けたっていいじゃなねぇか。」
「この人のいいところでもあり困ったところでもあるんですよ。それに僕は助けられたのですが、」
「とりあえず薬草摘みとかで日銭を稼ぐといい、本に採集方まとめがある。」
「じゃあ、また会ったらよろしくな。」
そう言ってガルムはギルドの外に出て行った。
「では、また会えたら。」
そう言ってアークは足早にガルムを追いかけてった。
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