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起きたら石櫃で一人でした  作者: 寝ぼけ猫
2章 火山の町メルフィア
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5話 狩りとギルドで売る

大体今の時間で昼時を過ぎ菓子時との間なので、まだ宿に帰るの早いし、かといってこのまま帰るのも損である。

とりあえず火山側に移動して何らかの魔物を狩って資金にするべきだろう。

それでこの町で重宝されているのは石炭と金属などだ。

この町は火山のそばにある鍜治場街なのでそういった金属は買取手が多くいる。

そう考えるとこの火山の表面に居座っている「カパラプトル」がちょうどいいだろう。

カパラプトルは集団行動をする習性があり、銅鉱石を食べ鱗に金属を混ぜていて熱に強い。

このカパラプトルの鱗は鎖帷子の上に着ける軽鎧などに使われる。

また純銅ではないため軽く曲がりにくく熱などを逃がしやすいらしい。

こういうことからそこそこの値段で売れるだろう。

火山の山肌に目を凝らすと光を鈍く反射する赤褐色の存在が目に入る。

あれは確実に銅の色だ。

そうならばほぼ確実にカパラプトルである。

それから目をそらさず音を立てないようにゆっくりと近づいていく。

そうすると残り少しのところで気付かれ一匹が全力で逃走を図る。

それにつられた群れもそれを追いかけ群れはすごい勢いで散っていく。

ただ、幸運なことに3匹は逃げ遅れそれを魔法で頭を一撃で撃ちぬく。

その時に2匹は逃げてしまったが1匹でも結構な収穫だろう。

その頭を撃ちぬいたカパラプトルをブラインドストレージに入れそのままの足でギルドへと向かう。

ちょうど門へと到着したとき、夕暮れの仕事が終わり始めるいい時間だった。

とりあえず今日やることは、この討伐したファイガーの皮と魔石と後はカパラプトルを丸ごと1つである。

ギルドのドアを開け、中に入ると初日と同じおじさんだ。

「獲ってきた物の買い取りをしてほしいです。」

そういうとおじさんは驚いた顔をしたが、すぐ冷静な顔で。

「何が取ってこれたんだい?」

そういわれてブラインドストレージからファイガーの皮と魔石をカウンターに置く。

もちろんどちらも魔法の洗浄できれいにしてあるので血はない。

「これは...あーファイガーの皮と魔石ね。」

そういってとりあえず少し見分した後、木箱に入れてその毛皮と魔石をしまって、

「ほい嬢ちゃん、これがとりあえず魔石と皮の分の金だ。」

そういって大きい銀貨1枚と小さい銀貨3枚を受け取る。

「この大きい銀貨は何ですか?」

「え、嬢ちゃん見たことないの?」

「ないです。」

受付のおじさんは驚かされたような顔をして少し頭に手を当ててから。

「えーっとな、この大きい銀貨は大銀貨っつって1枚で銀貨10枚分の金だ。」

ちなみに今まで使ってた小さい銀貨は小銀貨と言って十枚で大銀貨になるらしい。

「つまりこれは銀貨13枚ってこと?」

「ああ、一応ファイガー魔法使うし強いからな、後は普通に魔獣の魔石が結構高いってことだな。」

一応この魔石は掌に収まるくらいの大きさではあるがそんな大きいんだろうか?

「そういえば魔石ってもっと小さいのあるんですか?」

「あるぞ大体の魔物は持ってるしガキはゴブリンとかコボルトとかつぶしてとってきてるな。」

まあ、見習いが倒せる分集めても銀貨2枚程度だがと付け加えられる。

「...もしかして魔石ってウルフとかからもとれる?」

「一応な、ただ二束三文だから勧めはしない。そもそも嬢ちゃんファイガー倒せるぐらい強いしな。」

あの虎一応結構強かったそうだ。

速度に乗って槍をぶつけたからそんな分からなかったけど。

「後、カパラプトルの全身を3つ買い取ってほしいんですが。」

「ほうカパラプトルね、よく捕まえたねあの逃げトカゲ。」

確かにトカゲみたいな見た目だしすごい勢いで逃げてたけど。

それはともかく1つの死体をブラインドストレージから引っ張り出す前に

「そういえば何処が売れるかわからなくて丸ごと持って帰ってきたのですがどうすればいいですか?」

「ああ、それなら裏の倉庫付近に持ってきてくれ、そこだといろいろとやりやすい。」

「わかりました。」

自分でそう言ってから気付く。

「あの申し訳ないのですが....」

「なんだい嬢ちゃん」

「えっとその、倉庫ってどこでしょうか」

「あ~そういえば嬢ちゃんはこの街来たばっかだもんな。このギルドの裏だよついてきな。」

そういわれたので、とりあえず受付のおじさんについて行くと扉おくぐった奥にいろいろな魔物の皮や薬草などが貯えられていて、変な色をした液体の入った瓶が箱の中で整列している物まである。

そんな感じに興味を持っているといった風にあたりを見まわしていると倉庫の中で

広い木の板の上に血痕の着いた布の敷かれている場所につく。

「ここが魔物の解体場だ、とりあえず嬢ちゃんはここでカパラプトルを置いといてくれればいいぞ。」

そういわれたので近くにあった物置の影の部分から死体をブラインドストレージから引っ張り出してくる。

その様子を見ておじさんは「運搬系の魔法使えるのかだから...」とか言っていた。

とりあえず布の上にカパラプトルを置いて

「とりあえずこれはギルドで解体しとくから金は今度もらいに来てくれ。」

そういっていたので、ギルドを出ていく。

そのあとは鍛冶屋の見習いの子の所へと向かった。


読んでいただきありがとうございます。

次の更新日は8/22です多分。

いいねや感想を書いていただけると励みになります。

筆者が体調不良でくたばっていたので更新が遅れました。

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