↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小さな公爵令嬢はミリしらな異世界で平穏に暮らしたい  作者: 瑠璃
第1部 月明かりに紡ぐ、はじまりの願い

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
62/84

邪悪な渦

「はあん、皆様 お揃いでようこそ」

 扉からジュリアンとローズが、

 神官と黒装束の男たちを引き連れて現れた。

「ジュリアン! お前何やってるんだ!」

 ユリアスが叫ぶと

「なに?また殴るの? 何もしてない俺を・・・

 ねえ、ルナティアちゃんこんな奴やめて俺にしなよ」

 とジュリアンが、ルナティアの顔に手を伸ばそうとした瞬間

「触るな!」

 ユリアスとフェドリックが、

 同時にルナティアを引き寄せてかばうように立ちはだかった

「!! はん!相変わらずですね・・・お兄様も・・・

 そういえば、体力つけろって言ってましたよね・・覚えてます?」

 不気味な笑みを、浮かべながらフェドリックに顔を近づける。


「あれから、めちゃくちゃ体力つけましたよ・・・俺・・」


 ジュリアンは、もともと胡散臭い人だったけどそんな言葉では表せないような

 不気味な雰囲気になっていた

 そしてもう一人・・・

 ローズ・・アカデミーでいたときには、可愛いアイドルの髪型に服の装い

 だったのに髪はほどき、身体の線が、はっきり浮かびそして・・・

 その・・・胸元が・・大きく開いた服を着てる~!

 目のやり場困るんだけど・・

 チャールズとクリスは目を背けている

 他の3人は・・ガン無視してる


「あれ?フェドリックにぃ~、ルーカスもいる!やだ攻略対象二人もいるじゃない

 でも、なぜかユリウスはゲームに出てこないのよね

 え・・・『ゲーム』『攻略対象』おにぎりも卵焼きも知っていた。

 ローズは、転生者だ!

 アリシアも、同じ事を思ったようだ

 思わず二人で、目を合わせた。

 しかも、ローズは、この世界であろうゲームの内容を知ってる?

「大体、あなたたちが悪いのよ。ルナティア、アリシア

 アリシアあなた悪役令嬢なんだから、

 ちゃんとそれらしくしないとあなたのせいで、ステファンルートいけなくなっちゃった」

 ローズは、ぐったり横たわるステファンの上に座り髪を持ち引き上げる

「本当に、こいつったら絶対に落ちないんだから、ルナティア死んでいないから

 エドガー、フェドリックルートもおじゃん

 あなた達早くいなくなって・・・

 前世でも瑠那って女に邪魔されるし本当になんなのよ~!もう!!」

 ローズは、ヒステリックに、叫びながらステファンの髪を持ち頭を振り回す


 どうして・・・ローズや神官はステファンに触れられるの・・・

 い・・いま瑠那って言った?

 私は思わず思考がとまり呆然とした


「やめて~!!ステファンにさわらないで」

 アリシアが、私の手を振り切って駆け寄るローズを突き飛ばすが黒い鎖の光が容赦なくバチバチっとアリシアを襲う。

 弾き飛ばされそうになったその時、アリシアのフードから真っ白な光が放たれ大きな鳥のような生き物が現れた

 アリシアを優しくつかみ、私の元に連れてきた

「アリシア、大丈夫 それより・・琥珀?琥珀なの」

「そうだよ、琥珀」と首をコテッとする

 すかさず、

「我はグリフォン・・琥珀。宝を守りもの!奪われた宝を返してもらう」

 奪われた宝?

 そういうと琥珀はヒューと上の階へと飛んでいった。

 あれ??どこ行くのと思っていたら・・

「ローズ、お前が変に手出しするから・・」とジュリアンがローズの腰に手を添え引き寄せる。

「兄上、もうやめてください まだ・・間に合います

 領地に帰り罪を償いましょう・・」

 チャールズがジュリアンを説得しようとするが

「罪? 罪というならお前のような取柄のない人間を後継者に選んだ父上のほうが罪人だろう・・ふっ・・もう間に合わないよ・・・」

 そういうとジュリアンが、壁の一部のレンガを押し、

 出てきた扉からローズを連れて逃げた。


 ガガガガガガ・・・・

 凄い轟音と共に壁が崩れ始めた

「みんな!危ない私の近くにくるんだ!!」

 フェドリックがそう叫ぶとみんなが集まる

「いやあああ、ステファン・・・ステファン」


 飛び出しそうになるアリシアを必死で、私とジェシア先輩で引きとめた。

 フェドリックお兄様が結界を張り透明な球の中に入った私達は上へと上がった

 中央ホール台座部分だけが抜け落ち女神像が崩れ落ちていく。

 先程まで済んだ透明な水が、真っ黒になり禍々しい気を放ちながら渦を巻きながら下へと落ちていく。

「はなして! 下にステファンがいるの・・・」

「エカルラート!」フェドリックが叫ぶと

 エカルラート真っ赤な炎をまといながら本来の龍の姿に変わった

「フェドリック、はよう呼べ!おぬしの合図まっておったわ」

 そういうと、真っ黒な水が流れ込む下の階へと突っ込んでいた

 しかし、エカルラートは悔しそうにすぐに、帰ってきた。


「ダメじゃ・・我だけでは・・・」

「俺の魔力を合わせても・・・?」

 エカルラートは、横に首を振った。

「ハク達を待つしかない・・・」

 エカルラートがポツリと答えた

 広いホールには、真っ黒な水流の音が響いている





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。