光と闇の精霊獣
ソファに座ると足元から
「ルナティア、もう出てもいいか」と白猫のレグルスが出てきた
「レグルス うん大丈夫だよ」
「へえ、結構広い部屋じゃないか流石公爵令嬢だな これなら俺も元の姿でくつろいでも大丈夫だな」
というとボンっと大きな白い大きな獅子の姿になった
レグルスは光の精霊獣ライズ領のあの森でまだ小さな獅子の精霊獣の時に出会った
今では大きくなったがまだ成獣としては若いほうだそうだ
森の中でいつものように森の精霊と遊んでいる時に急にレグルスは目の前に現れた
彼は精霊王から私の所に行くようにと言われたからきた契約するから名前をつけろ! といきなり現れて言い出した
「え?ちょっとそんなこと急に言われても・・・」と慌てて逃げ出した
毎日、毎日追いかけられては逃げての繰り返しの日々が続いたのだがレグルスはしつこく私を追いかけまわした。
そうこうしているうちに、とうとうレグルスのしつこさに負けて「 レグルス 」という名前をつけて契約をしたのであった
そしてもう一人というかもうひと聖獣
「あら、私も出てもいいかしら」と大きな黒い鷲アルタイルも出てきた
彼女は闇の精霊獣レグルスの後に、同様に精霊王から遣わされたと私の前に現れた
レグルスのこともありアルタイルの時にはすんなりと契約したのでレグルスが憤慨していた
光と闇の聖獣というので二人の仲について心配していたのだけど二人が意外とお互いの力を認め合って役割分担をしているようだ
まあ、しょっちゅう喧嘩してるけどね
精霊王から私の元に行き契約を結ぶように命を受けたというのだけれども
詳しいことを聞いても「わからない」「いつか精霊王から話すでしょ」
と何も教えてくれない 精霊王様とは一度もあったこともみたこともないのに・・・
いつか私に会いに来てくれるのかな ふたりを使わしてくれたこと 私が精霊たちの姿が見えること
きっとすべてに理由があるはずね それにきっと精霊王様はいつも私のことをみまもってくれているのかしら とまだあったこともない精霊王様へ思いを寄せる
「二人とも私だけの時はそのままの姿でいいけど他に人がいるときは姿を隠すか小さい姿でいてね」
「わかってるって!」と二人が声をそろえる
「それにしても人間って生き物は人のことをいろいろと悪意を持って罵ることが好きな生き物だな」
「レグルス… そういう人ばかりじゃないし私のこの姿なら仕方ないよ 普通じゃないもの」
「あら。、ルナティア普通ってなんなの? あなたは可愛い普通の15歳の女の子よ
あなたのことを何も知らず汚い言葉を吐くあいつらのことつついてやろうかしらとおもったわよ
あなたももっと自信をもって胸を張りなさい」
「アルタイル レグルス ありがとう」
「ところで、ルナティア この寮は、侍女を1名常駐していてもいいんでしょ」
特別室には部屋の隣に侍女の部屋が併設されている
それ以外の生徒達の侍女たちは別の棟の使用人寮に寝起きしているのである
「あ…たしかにそんなこと言ってた気がするわ
何かあればタウンハウスの侍女に来てもらうつもりでいたの」
「あら、じゃあそんなの必要ないわよ」
とアルタイルは黒髪黒い瞳の美しい侍女へと姿を変えた
「アルタイル すごい!」
「ふふ、これからはお嬢様の身の回りのお世話も任せて!」
「じゃあ俺も 俺も」とレグルスも白く長い髪をたばねたの180cmくらいの侍従の姿に変身したのだが
「レグルス 凄くイケメンな侍従に変身してくれたのは嬉しいけど、さすがに二人は無理だから猫の姿でいてくれたほうがいいかも イケメンすぎて目立ちすぎるよ きっと」
そういうとレグルスは
「ちぇ、つまんね でも必要な時はいつでも変化してやるよ」と白い獅子の姿に戻った
レグルスとアルタイルのおかげで部屋の中が一気に賑やかで明るい雰囲気になった。
明日からの学園生活 私には強い味方も家族もいるのだもの
それにこの体の原因がもしかすると学園生活を送っているうちに見つかるかも・・・
なぜかそんなことを思った。
「ほら、ルナティアお嬢様 荷物をだしてくださいな
さっさと片づけないと日が暮れてしまいますよ」
「そうねアルタイル レグルスも手伝って」
ふむ・・・という顔をして
「お嬢様侍女を呼ぶのにアルタイルとは言いにくそう アリィとこれからお呼びくださいな」
「あ!じゃあ俺もレスって呼んでくれていいぜ」
「そうね!じゃあアリィ レス これからもよろしくね」
「おう!じゃあ荷物片づけるなら俺も!」とレスは侍従の姿に変身した
エアクローゼットから荷物を出し手際よくあっという間に部屋は片付いた
「こんなところかな・・・ じゃあアリシア・グランティス様そして2年のエクシス・ローリア・ユングラン様にご挨拶に行こうかしら あ、あとローズ・グランティス様でも彼女のお部屋がどこかわからないわ」
義姉妹のアリシア様にお伺いすればいいかしら・・・とお菓子の包みを持ち彼女たちへの部屋へと向かった




