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小さな公爵令嬢はミリしらな異世界で平穏に暮らしたい  作者: 瑠璃
第1部 月明かりに紡ぐ、はじまりの願い

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アンデラ教授の呼び出し

ドワーフの村での合宿を終えてアカデミーの家に帰ってきた

「ただいまー!!」といきなりお気に入りのソファでゴロゴロする

 アリシアは1日間の反省房での生活で女子寮へと戻ることになった

 実はローズがあの騒ぎの後アカデミーに返されたのだが反省房入るころなくサムモワール神殿に聖女教育を優先させるとのことで神殿に行くことになったからだ

 噂では神殿が「聖女様をアカデミーの反省房にいれるわけにはいかんと神殿長が激怒したとかしないとか・・・

 そしてグランティス公爵の養子縁組を解除してサムモワール神殿長ヨハン・グルーの養女になる事になったのだ

「小説の話と内容が全然変わってしまって予測不能なのだけどグランティス公爵家としては彼女との養子縁組が解除されてほっとしているの」と笑顔で話す

 確かに最近のアリシアは以前と比べて少しすっきりしたように思えるが、やはりステファンの名前を聞くと表情が曇る

 ステファンはあれからジュリアンがクリスト大公家に連れ帰ったとチャールズから聞いた

 容態は全く知らされずただ療養中だとしか聞かされていない

 そしてウインターホリデー中に正式にローズとの婚約も決まるという噂もささやかれていた

 大きく小説やゲームと話が変わっているらしいがこの世界がミリしらなわたしには何が違うのかがよくわからない 

 まあ、もともと私はとっくに死んでいた存在なのだから話が変わっていても当然だろう・・

「アリシア、心配するな 俺がついてるだろう」と琥珀がアリシアの肩にのり彼女の頬に頬ずりをする

「そうね、琥珀」とアリシアが不器用に笑う

 アリシアは前世の「渡辺杏樹」としてステファンと自分の婚約は解消され結ばれないと思いながらもステファンの傍にいてきっと想いが募っているのだろう

 でも自分自身でそれを否定しないといけないなんでなんて悲しいのだろう・・・

 そう思うとルナティアとしても瑠那としても心が締め付けられる想いになった


「ルナティア~、アリシア早く次の教室に行かないと歴史の授業出席時に間に合わなかったらアンデラ教授に課題出されるぞ」

 とチャールズが大きな声で私達を呼ぶ

「もう、チャールズすぐに大きな声で呼ぶんだから」

「本当に彼は天真爛漫ですね」と後ろからアンデラ教授の声が聞こえた

「教授おはようございます」

「おはよう ライズ君 グランティス君 

 ところで君たちのその連れているペットと一緒に放課後私の部屋にきてくれるかな」

「え・・・はいかしこまりました」

 何?何?? 白龍ってばれてる?でも琥珀は変なひよこなだけだよね・・・たぶん

「あ・・そうそうフェドリック・ライズ教授も来てもらう事になっているから遅れないように」

 えー!!お兄様も・・・・これはなにか・・・色々問いただされる・・みたいな??

 もうそれからは、ルナティアも、アリシアも心ここにあらずで昼食も何を食べたかわからない

「ねえ?二人とも聞いてる?」と何度もチャールズに聞かれる

 放課後チャールズにアンデラ教授に呼ばれていると言ったら

「じゃあ、また明日ね」と大急ぎで男子寮に帰ってしまった

 チャールズを見送ってアリシアと二人アンデラ教授のもとに行く

 教授の部屋では既にソファにフェドリックが座っていた

「君たちもかけたまえ」そう促されてソファに腰かける

「さて、先に君たちと一緒にいる 白い羽のあるトカゲ 赤毛のハムスターそして茶色いひよこを紹介してくれないか」

「アンデラ教授 この子たちは・・・」

「ライズ教授・・・早く・・・」

「フェドリック 良いではないかこの者防音結界張るほどじゃ 我らが何者か感ずいておるのであろう」

 そういうとハク達は部屋に収まるぐらいの大きさで龍の姿に変化した」

「おお!やはり神龍様でございましたか ただよう魔力でただ者ではないと思っておりました」

「ほお・・・おぬしよくわかっておるではないか」

「それは、もう五龍神様と銀龍様を知る事は私のライフワークでして・・」

 あ・・・この人・・オタクだ ただ神龍大好きなオタクなだけだった

 ルナティアたちは何をアンデラ教授が企んでいるのだろうと今日一日気が気でなかったのに・・・!!!

 そこからは、アンデラ教授の独壇場だった 

 五龍神の魅力そして銀龍と青龍の特別な関係 契約者との隷属関係などなど・・・

(しかも本人(本龍?)の前で・・・)を延々と語りまだ話足りそうだったが気がついたらすっかり夜になっていた

「アンデラ教授そろそろ・・もう月が輝きだしましたよ・・・」

「ああ、失礼したでは、白龍様、赤龍様いつでもこの部屋に遊びに来てください

 お菓子でも食事でも用意しておきます」

「ふむ・・かんがえておく」とポンと小さな姿に戻った

 アリシアは琥珀と寮に帰りルナティアはフェドリックと森の家へと帰っていく

「今日は満月か・・・」

「綺麗ですね・・・」

 満月をみてルナティアはリュウのことを思い出していた





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