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小さな公爵令嬢はミリしらな異世界で平穏に暮らしたい  作者: 瑠璃
第1部 月明かりに紡ぐ、はじまりの願い

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薬草採集と茶色いひよこ

「まずは、一番探しやすい薬草から採集に行こう」とつなぎに着替え採集用の鞄を斜めがけにして作業所近くの山の麓にある草原へと向かった

草原を突き進むと左側に大きな森右側には大きな洞窟が見える

「まずはオモナエシや比較的採集しやすいものからにしよう

早くしないと結構この薬草は必要な子が多いからね」

できるだけ綺麗なものを選びながら必要な数量を考えながら課題のレシピに書かれている薬草を探しながら次々に採集していく

大体、このあたりの生息している薬草は採集できた地図を見るとあと3種類は森の中にあるようだ

「アリシア、ジェシア先輩もうここでの採集は終わりましたか?

私、あとは森の中にあるようなのですが・・・」

「私たちも終わったよ じゃあ森に行こうね 森の中は単独行動は絶対に厳禁だからね

何が起こってもグループで行動すること わかった?」

珍しくジェシアが厳しい口調で注意する


ジェシア先輩の言う通りだ

森では何が起こるかわからないもの・・・・

三人は改めて気を引き締めて森へと入っていった


他のグループの人たちもゾロゾロと森へと入っていく

配られた地図には、すごく詳しくそれぞれの薬草についての取り扱いの注意事項も分かりやすく記載されていた。

マカフィー教授はこの地図を生徒ごとに作成して配布してくださっていることに驚きを隠せない

「この地図は一生大切にする」と保護魔法をかけた

「そうね、わたしたちも保護魔法かけておきましょう

これで水のなかでも火の中でも大丈夫ね」

そんなことをいいながら採取をサクサクとすすめていった。

アリシアとジェシアの素材は、全てそろいあとはルナティアの素材があとひとつ

森の中の細い曲道を草木をかき分けながら進むと川が流れていた

川に沿った岩場に「ステアーズドロップ」という白い花が咲いている 

この花を根っこがついた状態で採集しないといけない

さて、どうやって採集しようか・・・・

ブーメランで・・・?イヤイヤ根っこが切れてしまう・・

「ちょっと鞄持ってもらえますか?」と鞄をジェシアに預けた

例のネックレスに魔力を流しロープを出し魔法で頂上にある大きな岩にロープをかけて登っていく

「ええ~!ルナティア大丈夫?」というジェシアとアリシアの心配をよそに岩の切れ間等に足をかけながらするすると岩を登っていく

ようやく花のある場所に到達して「ステアーズドロップ」を無事採集できた

岩から下に降りようとすると

「たすけて・・・」という声が聞こえた

でも、周りには助けを求めているような気配もなにもない・・

でも、確かに何か聞こえたようなもしかして上から聞こえた?

ルナティアは、岩場を登って頂上まで上がると大きな岩の下に空洞があり

そこから「たすけて・・・」とか細い声が聞こえた

空洞は丁度ルナティアが入れるくらいの隙間があった

その隙間から空洞にはいると4畳半くらいの空間がありそこに小さな檻があり中には

「茶色いひよこ?」小さなひよこが入っていた

檻の周りは禍々しい鎖が巻き付かれていた・・・

なんだかデジャヴ感が・・・と思いながらそっとルナティアが触れると光が放たれて鎖が粉々なった

「ありがとう~!!」と泣きながらひよこが飛び出てきた

「あなたずっとここにいたの?」

「うん、ありがとう君のおかげで自由になれた~」と抱きついてくる

「よかったね、じゃ!」とあんまりかかわらないほうがいいかも・・・とルナティア空洞から抜け出し

急いでするすると岩場を降りアリシアとジェシアの元に戻った

「お待たせしました、ささっと帰りましょう」と急に戻ってきていきなり帰ろうとせかすルナティアに

戸惑いながらも2人は走って帰るルナティアの後を追いかけた


「ふーん・・・ルナティアっていうんだ・・・」と茶色いひよこが後をついてきたことに気づかずに・・・










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