薬草学の教授
いよいよ、課外授業初日です
朝食は、パンとおにぎり両方用意しハムエッグにサラダとしっかり朝食を食べて出発です
男子学生には意外とおにぎりとミソスープが人気で
「このおにぎりできれば持っていきたい」
とユリアスがお願いしてきた
すると他の3人もキラキラした瞳で見てくるので
「はい!大丈夫ですよ すぐにできますから皆さんの分用意いたしますね」と4人分のおにぎり弁当を作ってあげた
魔道具の授業は村の工房へ薬草学は山の麓にある作業所へと向かう
交差点で分かれてそれぞれの場所へ
交差点では、他のグループとも合流する
交差点でアリシアとルナティアの名前を呼ぶ声がする
振り向くとチャールズが
「ルナティア〜、アリシア〜!会いたかったよー
どうして俺だけちがうグループ?」
といってふたりに抱きついた。
「別にいまのグループの人も良い人ばかりでいいんだけど、やっぱりふたりといたら落ち着くしルナティアのごはんが食べたいんだよぉ〜」
と今度はぎゅーとルナティアを、抱きしめた
「わかった、わかったからチャールズ ほら、いっぱい人がみてるからね 離して」
「あ、ごめんつい……あ……ちょっと待って・・・気のせいかな・・
俺振り向くのも恐いくらい後ろからドス黒い圧……感じるんだけど」
チャールズが、恐る恐る振り向くとユリアス達4人が思いっきり黒い空気を醸し出したてにらみつけてる
「ねえ…今日はお兄ちゃんずが、いないから安心してたんだけど…俺生きて帰れるかな?」
「大丈夫、大丈夫 最近じゃお兄様だってチャールズは大丈夫って認識しているんだから」
「そうだよね、でもまた、それとはちがう雰囲気で怖い」とチャールズが話していると
「やあ、チャールズ久しぶり 魔道具学だよね 一緒に工房へ行こうか」
「は、はいコーレリア先輩」とユリアスに連れて行かれた
その様子を笑いながら
「お弁当ありがとうね また夜にね」と手を振りながら工房へとルーカスが向かって行った
「本当に、ルーカスはああいう所がスマートなのよね」
「う・・ん でも私はちょっと照れくさくて苦手かも・・・」とルナティアが言うと
「私も、いい人なんだけど慣れている感じとグイグイ来られるのは苦手かも・・・
決してルーカスが苦手というわけじゃないしまだ1日しか一緒にいないからゆっくり仲良くできたらいいよね」
とアリシアがダメ出ししながらもフォローしてる?
「さあ、私たちも遅れちゃだけだから行こうか」とジェシアに案内されながら山の麓にある作業所へと向かった
作業所というから倉庫の様な所かと思えば三角屋根のアイボリーのレンガの壁でできているホテルのような大きな建物だ
その横にガラス張りの大きな温室がある
ドワーフの村自体にもそうだが、勝手に失礼な想像をしていた自分に猛省するルナティアだった。
でも実はルナティアの中の記憶にある瑠那としては、ずっと憧れていた行きたかった場所に、にているこの地に来られたことに嬉しくて胸が高まっていた
作業所の中にはいくつかの部屋に分かれているが一番大きな部屋が調合室だ
個別に仕切りがされていて、その机の正面には沢山の引き出しがある薬品棚、試験管、顕微鏡なども各自の机にそれぞれ用意されている
隣の部屋には薬品や薬草が温度調整されて保管されているその奥に鍵のかかった扉がある
「あの扉には貴重な薬草が保管されているから立ち入り禁止だから近づかないでね」
とジェシアに教えてもらった
他のグループにも必ず上級生と1年生がグループになっているためすでに合宿経験のある上級生が下級生に丁寧に指導していく
このようなルールが設けられたのは、上級生にとってもこの経験がアカデミー卒業後、社会に出ていった際に役立つからであろう。
ザワザワと生徒たちが設備を確認していると調合室に今回の教授が入室してきた
ドワーフの女性でアカデミーの卒業生でもある グリナ・マカフィー教授だ
とても若い女性で20代前半だろうか エドガーお兄様くらいの年齢のように感じる
そしてこれもまた失礼な話で申し訳ないが、ドワーフ族といえば低身長ふっくら体型というイメージを勝手に持っていたのだが、彼女は身長も高くスレンダーで濃いブラウンの髪色のドレッドヘアを一纏めにしており黒縁メガネで理知的な雰囲気の女性だ
黒いタートルネックのシャツにジーンズ
その上に白衣を纏っている
彼女は入室をするとまず自分の机に持ってきた出席簿と書類などをバンっと置き
「はい!私はグリナ・マカフィーという
今回の課外学習で君たちを教える
毎日それぞれの課題をだすからそれができるまでは宿舎には帰さない
また、薬草というのは薬にも毒にもなるこのことを心して向き合うこと!
それはできないものは即時叩き出すからそのつもりでいるように!」
お・・・・凄く厳しそうな先生だ・・・と思わず背筋がピンと伸びた
その時、ルナティアはマカフィー教授と目が合った
じーっと見つめてくるので逆に目が逸らせない・・・
つい、にへらと笑ってしまう
あー!!私のバカバカバカ どうしていつも困った時に変な顔して笑ってしまうのか・・・
どうしようもない悪い癖である
とりあえず、目立たずそつなく課題を進めようと心に決めたルナティアだった。
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