ドワーフの村へ
フェドリックお兄様とハクが魔塔の仕事に出かけてからルナティアは、アリシアとの森の家での生活を楽しんでいた
相変わらず学園の空気は悪いけどアリシアとチャールズと3人で変わらない学園生活を送っていた
テストも終わりルナティアは学年首位をまもっていた
エドガーお兄様に
「まあ、合格点だな」とほめてもらい、アリシアとチャールズも一緒に街のレストランに食事に連れてきてもらっていた
「合宿? あーそういえばあったなウインターホリデーが始まる前に本格的に寒くなる前に魔道具学と薬草学合同合宿か」
「そうなの、チャールズの領の北側にあるドワーフの村に2週間!」
「え?2週間も・・・ルナティア大丈夫か」
「もう、こう見えてももうすぐ16歳になるのよ! 大丈夫に決まってるじゃない」
そういえば・・・いつまでも小さいから感じなかったけどルナティアも俺たちと同じ16歳の女の子だった・・・とチャールズは改めて気がついてちらっとルナティアを見て視線を戻そうとした時すごく熱い圧を前から感じた。
ジッとエドガーがにらみつけていたのだ。
ひょえ~!!怖い 怖すぎる エドガー様間違ってもルナティアに恋心なんて抱きませんから安心してくださいと言わんばかりチャールズは首を横にフルフルふった。
「アリィ達は同行できるのか?」
「そんなの侍女はつれていけないわ・・・」
ふむ・・・すると秘密裏につくようにあいつらに確認しておかねばな・・・
「お兄様・・大丈夫だから・・ね」とルナティアは笑顔でエドガーに釘をさした
守ってくれるのは嬉しいけどたまには誰も見ていない時間を過ごしたい
ある程度自分で自分のことも守れるんだから今回はふたりには家を守るようにお願いしているんだから!
その2日後、ルナティアは、ドワーフの村へと出発した
でも、結局エドガーお兄様に新しい魔道具つけられたのよね・・・ピアスと指輪
まあ、この間も心配かけたし仕方ないよね。
「ルナティア、次私達のグループがゲートに入る番よ」とアリシアに呼ばれた
グループは7人一組学年も1年から3年まで私達のグループはEグループ魔道具学4名と薬草学が3名男子生徒が4名女子生徒は3名だ
4年生は卒業後の準備で毎年参加しない
1年生 ルナティア・ライズ(薬草学)
アリシア・グランティス(薬草学)
クリス・リパート (魔道具学)
2年生 ルーカス・トロン (魔道具学)
3年生 ジェシア・クロスフォード(薬草学)
ユリアス・コーレリア(魔道具学)
ステファン・フラン・ユングラン・クラスト(魔道具学)
ふーん、ユリアス様やステファン様は専門授業複数受けられるんだ・・・
とグループのメンバー表を思っていたら後ろからひょこりと綺麗な女性が顔を出し
「3年生で成績優秀者や領主科の皆様は複数の専門授業を受けていらっしゃいますよ」
び・びっくりした・・・うわっすごく大人っぽくてきれいな方・・・
「初めまして、ライズ様 グランティス様 3年文官科のジェシア・クロスフォードです。
宜しく御願い致します」
「初めまして、1年のアリシア・グランティスでございます」
「初めまして、1年のルナティア・ライズでございます」と二人でカーテシーをして挨拶をした
「ふふっ、お二人とも噂どおりかわいいわ~」とジェシア様はとても嬉しそうに笑う
良かったすごくいいひとみたいとルナティアは、ホッとした。
3人で話しながらグループの先頭でゲートの順番を待っていた
後ろをちらりと見るとコーレリア先輩とステファン様もいる
コーレリア先輩が私が見ているのに気がついたのか にっこり笑う
見ているのに気がつかれたのが恥ずかしいかったのも相まってドキッとした。
すると急に後ろ側から騒がしくなった
ローズが凄い勢いで、こっちに向かってきた
ローズはアリシアに顔を近づけると耳元で
「ほら、早くグループを変わりなさい
私はGグループなの
早く私に代わって後ろのGグループに行くのよ」
アリシアは困った顔をしながら
「ダメよ、アカデミーで決められたのだから勝手なことはできない」
ローズはアリシアが口答えをした事に腹を立てたのかアリシアの腕をぎゅっとつねり
「いいから、早くしなさい 聖女の私の言う事が聞けないの」
「いっつ・・・」とアリシアの表情がゆがんだ
「あなた、何をしているの 聖女だろうが王女であろうが決められたことは守りなさい
エクシス王女はキチンとルールは守っていたわ。
あなたのようなことは絶対しない」とローズの腕をつかんだ
「何・・お前・・」と言いかけたとき後ろからステファンがやってきた
「ローズ・・自分のグループに戻れ」
「ステファン様~こんな機会がないとご一緒に勉強できないのに・・」
とステファンの腕にからみつきうなだれた
「いいから・・・戻るんだ」
「わかりました でも宿舎では一緒にお茶しましょうね」と手をひらひらしながら自分のグループに戻った
「大丈夫か?」とステファン様は私達に聞いてきた
私は何もしてないのよね・・・
「ステファン様 私は大丈夫だけどグランティス様が・・・」とジェシアがアリシアの方をみた
「私も大丈夫です」とアリシアが笑顔で答えた
ステファンがアリシアの腕に視線を落とすと腕が赤黒く腫れていた 思い切りつねられないとこんなことにならない
ステファンは少し顔をゆがめポケットから小さな薬缶を出しアリシアの手に握らせた
「よく効く薬だ・・」とぽつりと言ってコーレリア先輩の所に戻った
「次、Eグループ来てください」と声がかかった
「さあ、行こうか」と後ろからコーレリア先輩の声が聞こえた
「はい」そう こたえてゲートへと向かった




