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小さな公爵令嬢はミリしらな異世界で平穏に暮らしたい  作者: 瑠璃
第1部

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アリシアとステファン

アカデミーにルナティアが戻ってきたら、すごく様子が変わっていた

狩猟祭の時にエクシス王女を助けた聖女ローズ

ローズが聖女として覚醒したとあっという間に国中に広まったせいである

「ローズ様だわ・・歩いているだけでも光輝いている」

「ステファン様と本当にお似合いだわ」

大公であるステファンと聖女のローズの婚姻が整えば国王の後継者になるのではないかという噂まで流れ始めている

貴族の親社会だけでなくアカデミーでもステファン大公派とエクシス王女派に分かれているせいもあり、意見がぶつかり小競り合いがあちらこちらで起きている


薬草学の授業を受けるために調合室に移動する廊下でも学生達がまたまたもめていた


「学生の中でもこんな事になっているなんて・・・」

「そうなの・・・ ルナティアはもう体は、大丈夫なの? 無理してはダメよ」

「私よりもアリシア、あなたのほうが心配だわ・・・」

「私なんておとなしくしていればもう誰も気にしないもの」

アリシア・・・女子寮での生活はどうしているんだろう・・・

「ねえ、アリシア 実は今日からお兄様が魔塔のお仕事で留守にするの 

私がサムズ夫人にお願いするから良かったら森の家でしばらく一緒にいてくれたらすごく助かるのだけど」

「え・・でもご迷惑じゃあ・・」

「わたしが一人だと心細いからきてもらえたらすごく心強いわ」

「じゃあ・・わたしも一緒にサムズ夫人にお願いするわ」

「いいの、他にもサムズ夫人にお聞きしたいことがあるし、私にまかせてもらえたら・・・」

と話をしていたら小競り合いをしていた男子学生が、私に思いっきりぶつかりアリシアもろとも倒れてしまった

ぶつかった男子生徒は、私とアリシアとわかるとあやまりもせずそのまま立ち去ってしまった

私はすぐに立ち上がったのだが、アリシアが立ち上がれない

「いた・・・足をくじいてしまったみたい・・」

「大丈夫・・・動かないで・・・誰か呼んでくるから」

そういっているとステファンが丁度通りかかった

「アリ・・ライズ嬢大丈夫か?」

「クリスト先輩・」

「ふっ・・・大丈夫じゃなさそうだな」とアリシアの足をみた

「ライズ嬢、もうしわけないが 私達の荷物も持ってくれるか」

「はい」私はアリシアとステファンの荷物を預かった

「きゃ・・・」

「少し我慢してくれ」とステファンがアリシアをお姫様抱っこをして抱えた

「いけません・・大丈夫自分で行けますからおろして・・人が見てます

それに・・・ローズが・・・」

「関係ない・・・私には・・・ ローズは婚約者ではまだない・・・」

「でも・・・」

「ほら、しっかりつかまって」

「は・・・い」そういってアリシアは真っ赤な顔を隠すようにステファンにしがみついた。

アリシアはともかく・・・ステファンは一体何を考えているのだろう

医務室に着くとステファンはスカーレット医師にアリシアを預けて

「あまり症状がひどいようでしたら、クリスト家の名前で治癒魔法士を呼んでください」と伝え

「ライズ嬢、ありがとう」と自分の荷物をうけとり小さな声で

「アリシアを頼む・・・」と言い残して医務室から出ていった


スカーレット医師に

「私の治癒魔法で治る程度かも・・念のためシップはしておくわね」と処置をしてもらいしばらく医務室で休むことになった

「じゃあ、アリシア薬草学のネムラ教授には伝えておくからそのあとサムズ夫人にも了解もらって、あなたの侍女のアンにも話してくるから今日はこのまま学校から私の家に行きましょう」

「ルナティア、ありがとう」

アリシアに手を振って笑顔でルナティアは医務室を出た

アリシアは医務室のベッドに横になろうとした時

「あら・・・ 熱が出てきたのかしら・・・」とスカーレット医師が顔に手をあてる。

「え?そんな」

「熱くないけど顔が真っ赤よ念のため氷を用意するから寝ていてね」とバタバタと医務室を出ていった

アリシアは先程の出来事を改めて思い出し布団をかぶった

「ステファン様・・もう気にしないって決めたのに・・・」


授業が終わりルナティアは女子寮のサムズ夫人に会いフェドリックの留守の間アリシアに来てもらう許可をもらいに訪問した

「ええ、よろしいですよ。普段なら学園長の許可は必要なところですが、実は今回の申し出大変助かります 詳しい事はお話しできませんが色々と落ち着くまでアリシア嬢は寮を離れていただいたほうが落ち着くかもしれません こちらの方こそお願いいたしますわ 」とすぐに許可がもらえた

侍女のアンにも話をし当面の荷物をまとめてアンはアリィと一足先に家に向かってもらい、ルナティアは

学園へと戻った

授業をすべて終えてアリシアと帰宅した。

そういえば、フェドリックお兄様とハク 急に慌てて魔塔の仕事と言って出かけたけど一体いつまで留守にするのかは、きいていなかったわ

また、連絡あるかな・・とその時ルナティアはのんきに考えていた。




お読みいただきありがとうございます。

今回はアリシアメインのお話でした。

今後も二人とローズの話は書いてまいりますのでよろしくお願いいたします

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