ジュリアスの思惑
図書館でのジュリアンのプロポーズは、あっという間に学園内だけではなくユングラン王国中に広まった
「けしからん!話にならん」ライズ公爵は怒り心頭で、ユーリア公爵家へ正式に抗議分をだした
それを受けたストラ・ユーリア公爵は顔面蒼白
「ジュリアンあやつは、一体アカデミーで何をしとるんだ!」
とライズ公爵家に即効謝罪文と謝罪の品々を届け,ライズ公爵への謝罪のため面会を求めた
「その前にアカデミーへいくぞ!」と慌てて王都へと向かった
ユーリア公爵はアカデミーに着くなり男子寮ジュリアンの部屋に一直線
バン!と扉を開くなり
「あ!父上 どう・・・」
「ジュリア~ス!!!!き~さ~まぁ~~!!」とジュリアスに殴ったのだが
そこは「知」のユーリア家あたったこぶしはへにょへにょパンチ
全然聞いておらず逆にこぶしを挙げた公爵の方のダメージが大きくその場にへたり込んでしまった
「父上、慣れないことをするから・・・」とジュリアスは笑いをこらえてる。
「ジュリアス・・・貴様こんな阿呆とは思わなかった」とへたり込みながら頭を抱えている
「父上、十分ライズ公爵家兄弟から十分すぎるほど制裁を受けましたよ」
「当たり前だろう、命があっただけマシと思え、それよりどうしてあの娘なのだ・・・
おぬし・・・もしや」
「父上、私はそのような趣味はございませんのでご安心下さい
こちらをご覧ください」
と、テーブルの上にコトンとヌンチャクを置いた
「これは、わが領地の北部ドワーフの村にライズ公爵家が今回持ち込まれた武器です」
「棒を二つつないであるだけではないか」
「そう、この簡単に見える武器で、彼女は5人の騎士をあっという間に倒してしまったそうです」
「あの小さな娘がか・・・」
「この武器だけじゃないのです チャールズから聞いた話によると彼女の発案した魔道具は私達が考えられないような発想の者ばかり 私も実際に確認してまいりました」
「・・・・・」
「あの娘はわが領地のカネの生る木になるはず あのような見た目では嫁ぎ先もないはずなのですから私がさっさと取り込んでも問題ないでしょう
嫁に取るといってありがたいと思うならともかくふっとばすなどと・・・あの兄弟・・・
私のほしいのは彼女の知恵・発想力だけ跡目については第2夫人をとればいいだけ・・・
あのような娘。。あの兄弟があれだけ大事にするのもあの娘が金の卵を産むガチョウだからですよ」
「はぁ・・・・ ジュリアス・・おぬし正気か・・・
呆れて何も言えんわ・・・
おぬしそのような考えをするようになるとは・・・情けない・・・
いずれにしてもおぬしライズ公爵令嬢に接近禁止命令がでておるから近づくな!よいか!」
「父上しかし、貴族というものは家の為に政略結婚をするではないですか
今回のことも同様、何が悪いというのですか」
「政略結婚とっても結婚というものは、まず相手の家や相手のことを考えたうえで順序を追ってすすめていくものだ」
「父上のような緩い考え方でいるからわが領は他の家より遅れをとっているのです
それが、わたしは腹立たしくてしかない」
「何を・・・・わが家は昔より「知」の家それを生かし職人を育てこの国の産業を支えているのがわかないのか」
「今のままでは我が家は一番上には行けないのですよ」
「だから・・・ ああ、もういい お前の考えはよくわかった
何度もいうが、ライズ公爵令嬢にお前は国王陛下から接近禁止命令がでておるから絶対にちかづくな」
とユーリア公爵がジュリアスの部屋をでた
部屋の前にチャールズが立っていた
「父上・・・・」
「チャールズ・・・賢くなれ・・兄よりも・・・アカデミーには話をしておく
おぬしも領士科を選べ・・・次期ユーリア公爵を誰にするかは一旦白紙とする」
「父上! かしこまりました」と深々と礼をした
チャールズにとっては思わぬチャンスだった
自分がルナティアを友人と思い兄に話した内容が結局スパイになったことにうしろめたさを感じていた
ルナティアには恋愛感情はなくても友人としての絆が芽生え始めたときの今回の出来事
「絶対・・・兄上には何も譲らない・・・」
そしてユリアス・コーレリアも、ジュリアスの思惑を感じ取っていた一人だった




