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小さな公爵令嬢はミリしらな異世界で平穏に暮らしたい  作者: 瑠璃
第1部

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25/30

図書館でのプロポーズ

 課題は、週間の期限前に提出ができた

 図書館でコーレリア先輩一緒に過ごす時間が増え、時折わからないことがあれば先輩が説明してくれたおかげで思いのほか早く課題も終わり課題の内容も興味深いものとなった

 課題提出後も、特に約束はしなくても図書館で先輩と会う事も増えた

 放課後、アリシアとチャールズも調べ物があるというので一緒に図書館へと向かう途中

「ライズ嬢」と声をかけられた

 振り向くとチャールズの兄ジュリアンとコーレリア先輩だった

 声をかけてきたのは、ジュリアンの方だったのだが

 何故、私に声をかけてきた?私の隣にはあなたの弟のチャールズもいるでしょう

 どうも、この人は苦手だ……

 いつもニコニコしながら近寄ってくるが、何を考えているのかわからない

 はっきり言っていいかな? 胡散臭い

 あー!言ってしまった まあ、心の中だからいいかと思ってた

「ライズ嬢、今日も図書館に行くのかい? 我々もなんだ よかったら、一緒に勉強しないか?」

「あ、はいアリシア チャールズもよかったかしら?」

「ええ、もちろんです」アリシアは、戸惑いながらも笑顔でこたえた

「……」

「チャールズ? 」

「あ、ああ問題ない」

 そういってチャールズは、プイと顔をそむけた

「ライズ嬢気にしなくていいよ 弟はお兄様に対して反抗期に入ったようだから…ね」

 反抗期というか絶対何かあったでしょう

 チャールズは、入学してからの付き合いになるが最初の印象よりも以外と周りの空気を読んで行動する子なので

 彼がこんなに不機嫌な表情をみんなの前で、する事なんて今までになかったことだ。

 図書館につくといつものように、コーレリア先輩が私の隣に鞄をおこうとすると、スっとジュリアンが自分の鞄を置いた

 !!

 私よりも、普段無表情のコーレリア先輩の方が驚いた顔になったのだがすぐにいつもの表情に戻りその隣の席に鞄をおいた。

 アリシアは、薬草学の調べ物をしていて私とチャールズは魔道具の課題をしていた

 途中までは、スムーズに進めていたのだが風を循環する機能の魔法式でつまずいた

「ねえ、チャールズ……ここの魔法式なんだけどわかる?」向かい側に座ったチャールズに聞いてみた

 魔道具に関してはチャールズの方が私より知識が豊富だ。

「ああ、この魔法式をこの部分に書いて展開したらこの魔法式を紐付けて……」と教えてもらっていたら

「チャールズ 、そのやり方より この魔法式を最初に組み合わせたほうが展開が早いし安定するぞ」

 とジュリアンが教えてくれた

「ありがとうございます」

「……」

 また、チャールズの表情がより険しくなった

「そんな顔をするな だからお前はいつまでたってもお子様なんだ」とジュリアンはチャールズの頭にポンっと手をおいた

 チャールズは、ジュリアンの手を払いのけた

 払いのけられた手をジュリアンは、私の肩において

「やっぱり、ずっと考えていたのだが、ルナティア嬢

 俺と結婚しないか」

 え?

 私だけでなくみんな耳をうたがった

「え、じょ……」

「冗談じゃないよ 君を初めて見た時から伴侶にむかえたいと思っていたんだ」

「ジュリアン!」とコーレリア先輩がガタンと椅子から立ち上がった

「ユリアス お前には関係ないだろう」と私の肩においた手の力が強くなった

「いや!やめて下さい 離して」と叫んだ瞬間

 ドン!とジュリアンの体が後ろ側の壁ごと吹き飛んだ


 あああ! これお兄様の防御魔法が発動したんだ

 まわりが騒然として大騒ぎになっている

 図書館の司書が慌ててやってきて

「何事ですか! あなたたち一体なにをしているんですか」

 図書館の壁は、ぶち壊れて中庭にいた学生も何事かと覗いている

「先生……申し訳ございませ」

 と言いかけた時 エドガーお兄様とフェドリックお兄様があらわれた

「スミス司書、驚かせて申し訳ない どうやらどこぞの害虫が妹にまとわりついてたようだ」

 とエドガーがジュリアンに一瞥もせず司書にわびをいれた

 仮にも公爵令息を害虫よばわりして大丈夫なの……


 その横で、フェドリックが一瞬のうちに壁をなおしていた

 ジュリアンはというと、中庭に気絶したまま放置されていた


「お前達も驚かせてしまってすまなかった」と

 エドガーは、アリシア達にも声をかけた

「ユリアス、チャールズ 君達は、ジュリアンにルナティアには接近禁止だと伝えておくように」

 と言い残し私とアリシアをつれて図書館からでていった

 それにしてもジュリアンが、どうしてあんな事を言い出したのか?

 そして、お兄様方が完全怒りモードに入っていてそれをどうおさめるか。 頭がいたい

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