お兄様のこだわり
2階に上がるとお兄様の部屋と私の部屋 アリィとレスの部屋まであるお風呂はそれぞれの部屋にある
私とお兄様の部屋には衣装部屋もそれぞれにあるあとゲストルームが3部屋
私の部屋には既に寮の荷物が運び込まれていた
部屋は壁紙がアイボリーでシンプルでいてすっきりと落ち着きがあるが可愛い部屋である
程よいレース使い・・・レースやフリルが過剰に飾り付けられていないのがうれしい
1階におりてキッチンを確認した 領地にいるときにはよく料理をして令嬢のくせに調理場に入るなんてとマリアに怒られていたけれどお菓子を作ったり料理するのが好きだったからいつもいろんなもの作ってみんなに食べてもらっていた
大きなオーブンとそれとは別に石窯まである・・・もしかして
「ルナティア~!石窯見てくれた? 時間ある時で良いからピザ作って欲しいな・・・と思って石窯用意したんだよ」
そう・・フェドリックお兄さまは私の作ったピザが大好きで領地にある石窯と同じものを作って用意したようだ
「え・・・と、アリィ酵母はストックあったっけ?」
「材料はいつでもなんでも作れるように用意していますよ」
「さすが、アリィ! じゃあお兄様今日は無理だけど落ち着いたら作るわね」
「うん、うん」と子供のようにキラキラ瞳でうなづいてくる
この人・・・本当に次期魔塔主と言われている大魔法士なのだろうか・・・・?
「あ・・・離れの研究室と温室も見にいくかい?」
これ以上研究室と温室もあるんだ・・・ かなり広い敷地に建てているのではないの?
小さい山小屋のイメージだったのに・・・全然違う
そう思いながらお兄様の後をついていく裏口の扉を開けると渡り廊下がありハーブ園に小さな池があり温室と1棟建の建物がある その建物が研究室のようだけど・・・
建物の屋根がドーム上になっていて開閉できるようになっている
「あ・・あれってもしかして・・・」
「そう、気がついた? じゃ先にあそこから行ってみようか」
嬉しくなって無言でコクコクと頷いた
早足で建物の中に入る建物は3階縦になっているが螺旋階段を急いで上がる最上階に到着する頃には息が上がっていたが最上階の扉を開くと口径40cmくらいの望遠鏡が鎮座している
「お兄様! すごい天体望遠鏡!」
「ああ、小さいだろ この家にはこのくらいの大きさが精一杯だったんだよ 魔塔には口径2mくらいの大きな望遠鏡があるんだよ」
それって那由多望遠鏡と同じくらいじゃない……
「いや、この望遠鏡でもすごいと思うよ」
「そうだね、あくまで僕の趣味で天体観測するために置いただけだしね 晴れた日の夜はルナティアも一緒にしようよ」
うんうん…… 前世でも学校にあった大きな天体望遠鏡
で星をみてみたくて文化祭の中日の開放日に一緒に観ようと約束してたのに事故があったから見れなかったのよね……
え? 誰と?誰と約束してたっけ
「ここは、もういいだろう それより、下に降りよう
下には薬を調合する調合室があるよ
ルナティアは薬草学も専攻するんだろ?
これから、一番利用するかもしれないから
ちゃんと部屋の利用方法確認しておくんだよ」
「は、はい」
その後は、お兄様に調合室やその他の部屋を案内してもらって注意事項を何度も何度も聞かされた
「お兄様……そろそろ食事にして明日からまた授業がはじまるから準備したいから部屋に戻りたいのだけれど
」
「ああ、そうだね 僕もちょっと魔塔にいってくる
そろそろ怒られそう 遅くなるかもしれないから先にやすんでいて」と姿を一瞬にして消した
本当に忙しいそう…体こわしちゃわないかしら…
「アリィ ピザを作る準備して こんなに素敵な家を用意してくれたのだからお兄様の大好きなピザ作ってあげましょ」
「でも、ルナティア 夜遅く帰ってきてピザは重たくない……」
そういわれたらそうだ
「スープとサンドイッチにする?」
「そうね、私達も夕食はそうしましょ」
フェドリックが帰ってきたのはあと少しで夜も開けるだろうという時間だった
「はーっ、つかれた…… 魔塔に行ったら行ったで仕事の山…」
実はまだ目をとおさないといけない書類があるのに逃げ切って帰ってきた
テーブルをみるとスープとサンドイッチが置いてある
スープには保温魔法がされ温かいし、サンドイッチは乾燥しないようにしてある
パクっとサンドイッチを口にいれ、ルナティアが書いたメモを読む
「お兄様、ちゃんとお風呂に入ってから休まないと疲れがとれないわよ」
クスッと思わず笑みがこぼれた
新居のお話が思いのほか長くなってしまいました
那由多望遠鏡のある西はりま天文台は行きたい所のひとつです




