新居
おうちの紹介が前後編になってしまった・・・でもフェドリックこだわりのおうちなのです
アリシアからの告白で一気に情報過多になった私は考える事をあきらめた
そう・・・前にアリィ達と話したようにまだ起きないことを考えすぎるより目の前のことを一つずつ
でも知識としてあってもいいよねと考えていた
「ルナティアお嬢様」アリアが呼んでいる
「はい」
「公爵様たちと私達も今から領地に帰りますよ」
「すぐに行くわ」
慌ててお父様たちを見送りにエントランスへと階段を降りていく。
「お父様 お母さま」
「ルナティア、もう顔を見せてくれないと思ったよ」
お父様はそういって頬にキスをした
「そんなわけないじゃない」
「ああ、昨日離せなかったがちゃんと学園には寮の件話しておいたからな
住まいもお前が住むという事できちんと整えておいたから心配しなくてもいい」
「へっ?住まいって何のことですか」
「何ってフェドリックとお前の住まいのことだ
学園長に話したら、寮の部屋のことで問題が起こっていたからお前がフェドリックと住むと言ったら逆に喜んでいたぞ」
「え~、そんな事誰もお願いしていないです」
「フェドリックはお前が一緒に住みたいって言っていると私と学園長に願い出てきたぞ」
「まあいいじゃないの、私達もフェドリック一緒にいてくれたら安心だわ」
とお母様がニコニコしている。
「そうだよ、姉様 僕も泊りにいくね」
「泊りに行くって学園の敷地内よ!」
「大丈夫だよ 僕がお願いしたら」とジュリアスはにっこり笑う
この子のこの根拠のない自信は一体どこから来るの
「まあ、次はウィンターホリデーに会おう」
そういって馬車に乗り込み領地へと向かっていった
「さて、お嬢様皆さん帰られたのですから私達も学園に帰りましょうか」
とアリィに声をかけられた
「アリィ そうよフェドリックお兄様は?」
「もう、すでに学園のおうちに帰られていますよ
お嬢様も早く帰えらないと勉強の遅れも取り戻さないと・・・」
確かにその通りこのところ婚約式の件でおやすみしたりしたから
来週にはテストもあるし・・・・
もうこれはフェドリックお兄様にも責任取ってもらわないと!
と 学園のお兄様のおうちへと向かった
学園の敷地内に小さな森がある入っていくと森の小径に陽だまりがスポットライトの様に当たる場所がある
陽だまりの所を辿っていくと突き当たりに茂みがあり立ち止まってしまった
すると茂みがカサカサと動き出し道が現れた
進んでいくと2階建ての青い屋根の可愛い家が現れた
庭にはハーブや薬草が沢山植えられていた
ガーデンテーブルとチェアもある
お庭でもお茶や食事ができそう
すると玄関の扉が開きフェドリックお兄様が出てきた
「ルナティア~!」と駆け寄って抱きしめられた
「お兄様! 勝手に・・・」
「丁度良かったんだよ、詳しい話は中でしようね」
と抱きかかえられて家の中に入っていった
中に入ると外から見ると小さい可愛いおうちという感じなのに・・・
「すごく広い・・・え・・・と壁が全部ガラスなの」
「ああ、1階だけね キッチンからリビング・そのほかの部屋まで見渡せてすごく解放感があるでしょう」
大きなアイランドキッチンに ダイニングテーブルがありリビングにはくつろぎやすそうなソファもある
「わぁい、すごく気持ちいいソファ」
「そ、誰も家にいれないから自分達だけがゆっくりできるものにしたんだ」
確かに緩やかな曲線でふたりともゴロゴロしても余裕があるし、クッションも固くもなくやわらかすぎでもないがなんともいえない吸い込まれるようななんともいえない座り心地
「お兄様……私このソファから離れられないかも…」
クッションを抱きしめてソファの上でゴロゴロする
「それでさっきの話の続きだけど、実はルナティアが寮をでる話はアカデミー側から水面下でもちこまれていたんだよ」
「でも、お父様がお兄様からお父様と学園長にお願いしたって言ってたわよ」
「表向きはね、まあいずれにしよ・・お願いするつもりだったけどね」
やっぱり頼むつもりだったんじゃない・・・
「ほら、あのローズ嬢 彼女がエクシス様が使っていたが空くなら自分が入る!っていいだしてね
確かに公爵令嬢だから特別室を使うことには問題ないけどエクシス王女の部屋は王家の人間が使用することになっていてね特別室は特別室でも・・・ね ほら違うんだよ」
はー・・・王家の人間が使用するための何か色々な機密的なものがあるわけね・・・
「そこで、ルナティアが寮を出たらそこにローズを放り込めるじゃない」
この人・・放り込む・・・って言った?
「今まで1人部屋でも文句いわなかっ・・・」
ああ、そういえばアリシアがローズの行動が過激になってきたって言ってた・・・
「自分はもうすぐステファン様の婚約者になるからって言ってたらしいけど」
「アリシアが婚約解消したからじゃない」
「え? しらなかった・・ステファンどうしたんだろう・・ふーん」
あ・・耳たぶをぷにぷにしてる・・・お兄様がなにか考えているの癖
「お兄様、ステファン様ってどういう人なの?」
「うん・・そうだなつかみどころないけど‥いい子だよ
そうだな・・王室の人間ってみんな「個」なんだよ
だから、家族を知らないというか・・・
うまく言えないけどステファンもエクシス王女もシリウスも素敵なパートナーと幸せになってほしいかな」
「お兄様は?」
「ん?うわぁすごい流れ弾だな・・僕はひとりが気楽かな 魔法や魔道具の研究もしたいし色々知りたいことが沢山あるからね 僕なんかのパートナーになる人は大変だ」
それって相手を気遣っているだけで面倒くさいとかじゃないんだ。
「そんなことないと思うよ きっとお兄様のそういう姿を見ていたい 傍にいたいという人があらわれるわよ」
「ルナティア・・お前みたいな子がいたらいいな・・お嫁に行かず僕とずっと一緒にいてもいいよ」
「お兄様・・・それはダメ・・・絶対冗談でもよその人の前でいわないでね」
「えー・・・・」
「それより他の部屋や私の部屋を案内してよ」
「わかった・・とりあえずルナティアの部屋からね」
そういって階段を上り部屋へと向かった




