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小さな公爵令嬢はミリしらな異世界で平穏に暮らしたい  作者: 瑠璃
第1部

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15/30

王宮への訪問

「わぁ〜! ここが王宮・・・ 思っていたより大きい・・」


「ルナティアは、王宮来るの初めてだったけ?」


「フレドリックお兄様お忘れかもしれませんが、私はずっと領地に引きこもっていましたのでどんな場所も初めてですよ」

「そうだった! 学園に自然に馴染んでいたからすっかり忘れていたよ」

「学園に・・・ってお兄様・・・学園の私の様子をどうして知っているの?」

「あっ・・・そうそうさっきその話をしようと思っていたんだ。

実は今度ユングラン国立アカデミーの魔法学の教授をすることになったんだ」


「お兄様が?でも魔塔でのお仕事もあって凄く忙しいのに・・・」


「まあ・・・その辺は専門授業だけだしね。それに学園敷地内に住まいも用意してもらったし・・・」


「もしかして、学園の森の中にあり訪ねようとしても誰も辿り着けない教授の家って・・・」


「もしかしなくても、僕の家のことだよ でもルナティアはいつでも来たらいいからね

なんだったら・・・ そうだよ寮を出て一緒に住んだらどうだい」


凄くいいこと思いついたみたいに軽〜く言ってくれるよね・・・この人は!


「ま・・・また検討してみます・・・」

「学園長には僕から言っておくからいつでもすぐにもおいで!」

ニコニコしながら嬉しそうにフェドリックは即学園長に承認もらってくるように言ってくれる。


そうこうしているうちに馬車止まりに馬車を止め王宮についた

「多分、ライズ領の執務室にいると思うから迷子にならないように僕についてくるんだよ」

そう言いながらフェドリックお兄様はぎゅっと私の手を握る。

執務室に向かいながらスタスタ歩いているもののちゃんと私の歩くスピードに自然と合わせてくれる

フェドリックお兄様だけでなくエドカーお兄様も普段からそのような気遣いをしてくれている。

歩いているとやはり凄く視線を感じる・・・

絡みつく視線を感じつつも視線をはね除け執務室へと向かう 途中庭園を横切った薄いピンクの薔薇が咲き誇り小さな噴水と東屋がある

「素敵な庭園ね」

「もうここからライズ領のエリアに入っているよ

ほらあの大きな扉・・あの扉の向こうに執務室がある」

扉の前には護衛騎士がふたり立っていた

「フェドリック様 とルナティア様でございますか!」

と嬉しそうな顔で赤毛で栗色の瞳の騎士が

声をかけてきた

「シリルはルナティアとあうのははじめてかな」

「はい、お噂はかねがねおききしておりました

くわぁー!噂以上に可愛い!」

とシリルという騎士がその場でバタバタしている

「おい!シリル!」ともうひとりの騎士がシリルをしかる

「ハハハ、とりあえず中にはいるね」と

フェドリックお兄様と中にはいるとすぐに執務室があるのではなく長い廊下がありその途中にもいくつも扉があり一番奥つきあたりに豪華で大きな扉があった

「あのつきあたりの部屋が執務室さ」

執務室に向かって歩くとちょうど執務室の扉か開き中から女性がでてきた


「お母様!」と私は母に駆け寄った

「あら、丁度良かったいまからタウンハウスに連絡するところだったの」とお母様は駆け寄った私をだきしめながらくりくりと頭をなでる

そして、横にいるフェドリックお兄様をひきよせ

「そう、あなたにお願いがあったのよ、ほらふたりともすぐに一緒に王女殿下の部屋に来てちょうだい!」と言われて有無をいわさずお母様は、私達を王女殿下の部屋へと連れて行った


なんだろう、こういう強引なところライズ家の人間だなぁって……

というかお母様が一番我が家の手網握ってるかもとあらためて感じながらひきずられていったのだ


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