新しい友人
「ん~!!めちゃくちゃ寝たぁ」
中々寝付かれない・・・とアリィに言ったらホットミルク用意してくれてホットミルク飲んだあとベッドに入ってアリィとレスの会話を聞いていたら知らない間に眠りについていた
「アリィとレスありがとう・・・ね」
というと二人はニコニコ笑顔で返してくれた
「お嬢様早くご用意をしてください 遅れますよ」
「はーい」
1階に降りると女生徒たちがピンク色の髪のかわいらしい女の子を中心にワイワイと話をしている
彼女が私に気がつき駆け寄ってきた
「おはよう!あなたルナティアちゃんでしょ んふ、噂通り小さくてかわいいわ
私はローズ・グランティスよ 仲良くしましょ ねえ ティアってよんでいい?」
なに・・・この人いきなり初めて会っていきなり名前呼びの上愛称でよんでいいかなんて・・・失礼にも程がある・・・前世でもこんな人・・・前世にはいたわ・・・いっぱいいたわ・・・そういえば
とあきれていると
「ローズ!ダメよ ルナティアごめんなさい 大変失礼しました」
と慌ててアリシアが割って入り私に詫びた。
さっきまでローズを中心に話をしていた女生徒たちが何事かとこちらをじっと見ている
するといきなりローズが泣き出した
「ひどいわ お姉様私はルナティアちゃんと仲良くしたかっただけなのに・・・
お姉様なんてルナティアって呼び捨てにしてるじゃない
いつもそうやって怒ってばかり・・・」
いやいや・・・怒ってじゃなくて注意しているだけじゃない・・・
それに私達はお茶会でお互いに了承の上での名前呼びなんだけど・・・
と思っていると女生徒の内ローズの取り巻きのような子たちが急いでローズの傍に駆け寄り
ローズを慰めながら連れて行った
「ローズはまだ行儀が少し身についていなくて・・・
私が注意するのですがなかなか受け入れてもらえないの・」
「気にしないでアリシア それより早く私達も学校に行きましょう」
クラスは1年生はSクラスからDクラスまで2年生から専攻によってクラス分けがあるため通常授業のほかに専門授業の選択もある専門授業の授業内容によっては上級生との合同授業もあるのだ
「あ!アリシア私達同じSクラスだわ」
「本当良かったわ」そう言いながらアリシアがふと隣のAクラスの掲示を見ると少し顔が曇った
「どうしたの?」
「いや・・なんでもないの 行きましょう」
そういってSクラスの教室へ入っていった
席に二人で座ると既に教室にいた生徒たちがこちらにきて挨拶を始めた
学園では家格や上下関係はなく学ぶものはみな平等という事で下位貴族や平民が上位貴族に話しかけたとしても不敬にはとられないルールである。ただし、常識の範囲内で・・・だ。
しかしクラスメートたちは男子も女子も私の心配をよそにすごく自然に接してくれる
その中でもチャールズ・ユーリア ユーリア公爵家の次男がやたらと私達二人に話しかけてくる
かまってくる
緑色に髪色に薄い黄色い瞳の彼はとても人なつっこくて次男だけあって弟気質だ
何事にも要領がよく甘え上手という印象は今も覆られない
アリシアとランチをしていると「俺も一緒に食べて言い?」といつの間にか横にすわり
知らない間にいつも3人で行動するようになっていった
「なあなあ、二人専攻授業何にした?」とチャールズが話しかけてくる
「うーん、魔法学と薬草学」
「二人とも?俺は魔法学と剣術にした そういえば魔法学の教授がすごい人がくるらしいって噂でさ」
「またぁ、うわさぁ」といやそうに言うと
「嫌そうな顔するなよ・・・男子寮でステファンがいってたぜ魔法学は凄い教授がくるってだから絶対魔法学はとるってな」
「すごい人気なんだね魔法学・・・って」
「まあ、基本科目として授業もあるけどやっぱり魔力もスキルも伸ばしたいじゃないか」
「ふーん・・・確かにそうかも・・・」
フェドリックお兄様のようにパッパッと使えたらいいよね・・・
「それとその今度入ってくる教授の部屋がすごいらしい」
「すごいってどんな風に?」
「学園の別館にあるし、場所もわかるけど誰も辿りつけない」
プライベートな時間はあくまで誰も寄せ付けたくないってことね
魔法使いってみんなそんな感じなのかしら・・・
フェドリックお兄様なんてまさにそう普段愛想いいし気配りすごくする人だけどプライベートになると一切他人は寄せ付けない感じ身内にはメロメロだけど・・
「専攻授業始まるの明日からだったかしら」
「初日は全学年の魔法学専攻生徒が受けるから大講堂でするってきいたわ」とアリシアが言うと
絶対一番前で見たいとチャールズが興奮している
「なあ、1時限目だから1時間早く行って並ぼう」
「ええ!」
「なあ。ねえお願い 一人で並ぶのさみしいからさ」
「本当にもう!仕方ないな 本当にチャールズは甘え上手なんだから!」
とランチを食べながら話していると
「そうなんだよ、うちのチャールズは甘え上手でね」と後ろから声がする
振りむくと緑色の髪色に薄い黄色の瞳・・・チャールズのお兄様?
でもこの人けっこうなタレ目ね・・・
ふふ・・・私ったら結構失礼・・・
「君、今この人結構なタレ目ねとかおもちゃったりした?」
え???何この人心読めるの・・・もしかして・・・
と思っていたら彼の横にコーレリア先輩がいた
「コーレリア先輩、先日はありがとうございました
あの後、足は大丈夫でしたか?」
「ああ、あの大魔法士フェドリック様が治癒魔法かけてくれたのだから古傷まで綺麗に治っていた」
「それは良かったです」とルナティアはふわりと微笑んだ
「あ……」
ど…どうする 先日の失礼な発言を謝るか……
いや、普通に笑ってくれてるのに……かえってほじくりかえすのも……とユリアスが考えこんでいる間に
ジュリアンはさっさと自己紹介を
「次の休みには皆んなで街に出かけよう案内するよ」
とルナティアとアリシアを誘っていた
するとアリシアが「せっかくなのですがその日はすでに約束がありまして お誘い頂きありがとうございます」
と瞬殺で断った
「私も…約束がすでにございますので、せっかくお誘い頂いたのに申し訳ございません、また機会がございましたら…」
「え?約束ってもしかしてデート? グランディス嬢はステファンの婚約者だよね ライズ嬢もすでに婚約者が決まっているの?」
「いえ、いません 次の休みは兄達と約束がありますので」
「あー!そうか あのお兄様達がいた! お兄様達とデート?」
「いえ、少し用事がありますので、タウンハウスに行かないといけないのです」
先日、エドガーお兄様とエクシス王女の婚約決定の知らせが国中に発表されたためライズ家は大忙しだ
私が行っても何もお役に立てないのだけれど・・・・
次の休日の前の日授業が終わった後、必ず来るようにエドガーお兄様から連絡があったのよね
お兄様が婚約・・まあ遅いぐらいなのだけど・・なんだかピンと来ないな
ふと見ると、アリシアが暗い顔をしている・・・
「アリシア・・・大丈夫顔が真っ青よ」
「ルナティア大丈夫よ ほら、午後の授業始まるわ 教室に戻りましょ」
アリシア・・・ やっぱり最近様子がおかしい・・
まだ、相談してもらえるほど信頼されていないのも無理ないけど・・・
一人で悩まないでほしいわ




