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小さな公爵令嬢はミリしらな異世界で平穏に暮らしたい  作者: 瑠璃
第1部

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11/31

エクシス王女とユリウス 事件の後・・・

 エクシス王女は、あの事故の後王宮へと帰った。

 事故なのかそれとも王女は狙われた確信犯なのかまだ確定していないからだ。

 侍女のカネラが泣きながら「学園に行くならしばらく王宮からお通いくださいませ!」とエクシスをベッドに押し込んだ

「でもばあや、本当に私どこもけがもしていないし・・・」

「何をおしゃっているんですか! あんな・・・あんなことがあったというのに・・・

 しばらく学園もおやすみくださいませ!」

「そうだな・・・今回は私もカネラと同じ意見だ」

「お父様、娘とはいえ勝手に部屋に入ってくるなんて!」

「いや、ずっと声をかけたのだが・・・」

「失礼いたしました」

 エクシスがベッドから降りようとすると

「いや、そのままでよい

 エクシス、今回のことも含めしばらく学園は休むがいい

 実はエドガー・ライズ小公爵との婚約が決まった

 婚約式は1か月後その準備もあるしな」

「・・・・・・・・」

 エクシスは声を失った

「お父様・・・今なんて・・・」

「しばらく学園を休むように・・・」

「いえ、違います そのあと・・・」

「婚約式は1か月後・・か?」

「それもですが誰と誰が婚約した・・・と」

「お前とエドガー・ライズ小公爵」

「ええええええ! いやですお父様!嫌です!」

「どうしてじゃ!ソードマスター知力にもたけて見目も麗しい美丈夫ではないか

 お前の婚約者としては申し分ない」

「あの方は嫌なのです」

「なにをいう 今日もあ奴がお前を抱きかかえて医務室まで運んでいる姿を皆が見ておって王宮でも美男美女のお似合いの二人だったと下働きのものまでも噂されているそうだぞ」

「お父様!なにを・・あの方医務室に着くなり私に声もかけずベッドに放り込んで一目散に妹の所に行ったと思ったらそのまますぐに会場に向かったんですよ」

「はは・・・・まあ、あやつは多少そういったところはあるが悪いやつではないぞ 忠誠心も責任感も強い男だ」

「でも・・お父様」

「でもではない!これは決定事項だ!明日触書をだす 婚約式は1か月後」

 と踵をかえし部屋を出ていった

「ひどい1か月後なんて・・・急すぎる」

 エクシスの大きな瞳から涙が止まらない・・・

 寄りにもよってこんな事があった日にどうして・・・

 できることなら・・・エドガーではなくフェドリックだったならと 彼女は宝石箱に閉まっていた今日フェドリックからもらったキャンディを見つめて泣いていた

 カネラはかける言葉も見つからず声を殺してないているエクシスを抱きしめた


 ユリアス・コーレリアが男子寮に帰り食事を済ませ自分の部屋に向かう階段の踊り場でユーリア公爵家の長男ジュリアン・ユーリアに会い声をかけられた


「ユリアス 大丈夫だったか 大変だったな」

「いや、捻挫はしたが既に治癒魔法をかけてもらい完治している」


「そうか・・よかった 会場から檀上をみていてもう・・本当に驚いた心配させるなよ・・・」


 そう言いながらジュリアンは、そういいながらユリアスの肩に頭をうなだれた


「それで、例の公爵令嬢はどうだったんだ?」


「あ・・・ まあ、ここではなんだから部屋で話そう」


「そうだな、こんなところで話すとまたあることないこと噂にされそうだな」


 そう言いながらふたりは3階のユリアスの部屋に向かった


「それで?」とジュリアンは部屋に入るなり前のめりでユリアス問いただす


「それでも何も、普通だよ 普通の令嬢・・・普通の令嬢より礼儀正しく所作も美しかったな

 ただ、小さいだけだ 中身は普通の公爵令嬢さ」


「ふ~ん・・普通ね 学生達のなかで今日の話題はライズ公爵家兄弟の話題とお前の話で持ち切りだって知っていたか」


「え?俺? そりゃあれだけのことがあったから・・・」


「違う 違う 学園内で手をつないで走ったり、ロビーで今まで見たことのない笑顔でエスコートしていた ってな」


「それは、学園長に頼まれたからであって・・」


「あー!わかってるって女生徒も他の連中もあんなちびっこ相手だからその辺は何とも思ってないさ

 いつも表情を緩めないお前が見たこともない笑顔をしていたってことが話題になっているだけさ」


 ちびっこって・・・それも失礼な話だな・・と思いながらふと自分の発言を思い出した


 いや、まて・・・俺 8歳になる妹のエルザの姿と重なったって彼女に言ったよな・・・つい・・15歳の彼女に・・・きっと一番気にしているだろう事を・・悪びれもせず!!!

 最悪だ・・・・!

 その途端、ユリウスは自己嫌悪で頭を抱えた・・・

 うわあ やらかした・・・俺最低だ・・・


「え?どうした ユリウス 頭いたいのか 医者呼ぼうか?

 心配そうにジュリアンが顔をのぞみこむ


「いや・・大丈夫だ・・・いや大丈夫じゃないな・・最低だ」


「はーん!なにかやらかしたな  言いたくなったら言えよ 話くらいならきいてやる」


 きっとちびっこ令嬢のことだろうな・・・ でもいつも表情を崩さないやつがさっきからくるくると表情が変わってやがる・・・

ちびっこ令嬢スゲーなおもしろ!俄然興味出てきた・・チャールズと同じクラスになんねーかな 

いやなる確率が高いか・・・ いや~楽しみができたな さてどう絡むか・・

 流石にあのお兄様方も学園にまでは来ねーだろうしな

 とジュリアンが企んでいる事にも気づかずユリアスはただ、ただ落ち込んでいた











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