ダンジョンコロッセオ6
遅くなってすんません反省してます
「春馬?変わろうか?」
「いや、まだいい」
どれだけ強い能力を持とうが俺は所詮レベル5。素の能力が全く違うので、火球が当たって無くてもHPが火球の熱でゴリゴリ削れている。
残りHPは半分しかない。
「ホーミングレーザー」「ホーミングレーザー」「ホーミングレーザー」「ホーミングレーザー」
「アイちゃん」
「キュモモウ」
くっそ、やっぱりくらわないか。
予想通りどれだけ打ち込んでも全ての魔法が食べられてしまう。
「ぐはっ」
火球の衝撃で砕けた地面がお腹に命中して口から血を吐き出す。
「そろそろ諦めたほうがいいんじゃない?」
「そうだぞ、さっさと諦めろ春馬」
「ちっ、お前はどっちの味方なんだよ…」
ティファノールの言う通り絶対に勝てない。
攻撃が当たらなくてもぼろぼろな俺の状態的に絶対に勝てないだろう。
死んでいない限りティファノール曰く治すことができる。
つまり、『死ななければいい』
「セフィーさん。とっておきするから。死なずに耐えろよ。」
「そんなことさせると思っているの?」
俺は地面に膝を付き祈りの体制をとった。
「天に願う。はじめに神は天と地とを創造された。」
「なに?」
「へー」
何が起こっているのかは目をつぶっているのでわからないが、肌でなにかが起こっているのかはわかる。
「地は形なく、むなしく、やみが淵のおもてにあり、神の霊が水のおもてをおおっていた。」
「神は「光あれ」と言われた。すると光があった。」
とたんにものすごい重圧がのしかかり、俺は意識を失った。
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ティファノールSide
昨日春馬が「聖書って祈りだよね?」
と聞いてきたので、捉え方の問題だと思う。と伝えると、納得したように部屋に戻っていった。
「天に願う。はじめに神は天と地とを創造された。」
「なに?」
「へー」
セフィー様が驚くのも無理がない。私も内心驚いている。
春馬がそうつぶやいたときに世界が真っ暗になり塗り替わったのだ。
春馬が祈った「天」と、「地」だけの世界に。
普通の人には光がないから見えないだろうが、私は元の姿の性質ゆえ目がそもそも無いので光がなくとも周りの状況がはっきりと分かる。
ちなみに今は昔私をあの水晶に閉じ込めた憎たらしい人間種の女の見た目をしていると思う。
一度戻ってみたが、春馬には何万年といったが、実際は何億年という時をあの中で過ごしていた。
なので形が「この形」を覚えてしまっているのためか、違和感しかなかったので、今はこの姿で生活している。前よりは圧倒的に楽である。
そんな話はさておき、春馬がそうつぶやいたときに何もない世界になった。
所詮春馬の力なので範囲は狭いが、人がするには十分すぎると思う。
「地は形なく、むなしく、やみが淵のおもてにあり、神の霊が水のおもてをおおっていた。」
やばい!!!!!
春馬がつぶやいた瞬間、私ですらバラバラになって流されかねないほどの水がこの建物の上に現れた。
感覚およそ半径3キロ程度の球体の水が建物の上はるか上空の空に。
ちなみにこの3キロの半径の球体の水は
計算式があっていれば
4/3*π*r^3
だった気がします。π=円周率3.14………、r=半径3000メートルとします。
1 立方キロメートル = 1000000000 立方メートル
であれば
113097335529 × 1000=113,097,335,529,000となります。
訳わかんなくなります。




