五百三十七羽 ☆ リュリュエル、節穴!
「ふわ?
ギリギリすれすれで止まってますね?
絶大な聖力がどんどんしぼんで消えちゃいました!
フィスエル?」
「や、やだ。
リュリュが……リュリュエルが消滅しちゃったら嫌よ。
わたしの前からいなくならないで……」
「ふぃわ!?
フィスエルの涙がボロボロ大粒あふれてます!
よしよし。
ボクのフィス。いっぱいがんばりましたね。
大好きですよ」
「うん。わたしも大好き。
愛してる」
ライエルの羽交締めをほどいてよしよしするボクに抱きつくフィスエル!
「「「にゃんにゃんにゃ♪
とってもラブラブしびれるにゃ〜♪」」」
「ライのライトニングハックを破ったの!?
精神操作をくつがえすほどの愛情を語るとは大した自我ね。
だけど。しょせんは使い捨てのふ……」
「「うにゃ!」」
「ミャウと!」
「ミュウに!」
「「戻ったのにゃ!」」
「うにゃ! 姉ちゃんたちが復活したにゃ!」
「ぺったんウルトラ巨獣な変身が解けて!
ぺったん小さなミャウ様とミュウ様に戻りましたね!」
「「毎度毎度、失礼がすぎるのにゃ!」」
「よくもわたしのリュリュエルをわたしに殴らせようとしたわね!
絶対に許さないんだから!」
「くっ!?
ライへの当てつけ!?
わたしのものだなんてリア充は雷に打たれてゴロゴロビリビリ痺れるといいわ!」
「にゃ?」
「フィスエルは?」
「いつも自分から?」
「「リュリュエルを殴ってた気がするにゃ!」」
「う。いちいち掘り返さなくてもいいんだけど?」
「「にゃはは〜」」
「残念とか」
「お色気ゼロとか」
「いつもいっつも失礼なことを」
「「言われてばっかりだからお返しにゃ!」」
「ていうか、わたしってそんなにリュリュエルを殴ってたの!?」
「「実は知らないにゃ!」」
「うにゃ〜。姉ちゃんたちが知らなくても俺が知ってるだけでも殴ってる気がするにゃ〜」
「ど、どうだったかしら!?
ミョウちゃんまで、てきとうなこと言わないでくれる!?
こ、これでもリュリュエルのことは心の底から大好きなんですからね!」
「ふわ!
ボク、とってもうれしいです!
フィスエルの洗脳も解けて形勢逆転ですね!」
「さっきまでとそれほど状況は変わってないと思うけど?
あなたたちのお遊びに付き合ったまで!
ライのドンドンゴロゴロ雷でおとなしくゴロゴロ倒されなさい!」
「リュリュエル!
悔しいけどたしかにその通りよ!
どうするの!?」
「ふわ!
そうですね!
それでわ!
三人でエンジェルギフトを授けちゃいましょう!
フィスエルいいですか!」
「三人で!?
そうね! 分かったわ!」
「ギフトですって?
やらせるわけないわ!
雷剣イカズチノハナ! ゴロゴロピカピカ鳳仙花!」
大空に雷雲!
ゴロゴロピシャッと!
花から飛び散る花火のような雷の嵐がボクたちを襲います!
「「「みぎゃああああああ!!!」」
「ビリビリしびれる!
パワードバイオボディでも辛いんだけど!
さすが神の分体、極級天使だけあるわ!」
「ビリビリ」
「ゴロゴロ」
「「しびれるにゃ〜」」
「俺にはビリビリこにゃいのにゃ!」
「ライは子どもに乱暴はしないわ!
子どもは帰ってゴロゴロ寝てなさい!」
「見た目小さいからターゲットにしないのね?
わたしもビリビリのせいで動けそうもないんだけど!
このままじゃやられるわよ!」
「ん〜〜〜?
ボクは全然大丈夫ですよ?
ボクのぷにぷにのお胸に刺激的な神力の雷が帯電しちゃってます!
以前と同じくビリビリマッサージが肩こりに効いて!
全身軽やかにくるくるしちゃいま〜〜〜す!!!」
「ひどい!
ライの雷はやっぱりマッサージなの!?
神としてのプライドがビリビリに破れてしまいそう!」
(四百五十一羽を参照するといいわ!)
「……うまいこと言ったように見せて少しドヤ顔ってどういう?
ショックなんじゃないの?」
「は!? ついうっかり!」
「ライエルがうっかりボケてる間に!
ホーリー! ダークネスエンジェル!」
ぷにぷになお胸に帯電したビリビリが変身ポーズにライトニングなエフェクトが重なって!
右眼からあふれ出て黒く輝く闇!
左眼はピュアな輝きが強くなって!
シャキンとシャープにかわいく変形する羽。
右羽が漆黒の闇に染まる!
天使の輪と衣は白黒なデザインがかわかっこよく変身!
雷を背景になびくゴールドとシルバー、半分に別れたブロンドヘアー!
目つきがちょっとリュエルよりになって!
なぜか、ぷにぷにの小さなお胸がふわふわたっぷんになってます!
「ふわふわくるくるリュリュエルで〜〜〜す!
お胸がもちもち帯電ビリビリですぅ〜〜〜。
(ビリビリしてても、もまないと気が済まないの!?)」




