五百三十六羽 ☆ リュリュエル、敵!
「ふっふふ〜!
秘技! 死んだふりでこそっと後ろから接近して羽交締め!
大成功で〜〜〜す!」
「だってあそこにライの雷でビリビリしたままのあなたのボディが倒れてるわよ!?」
「びっくりですよね?
本邦初公開ですから!
ふわふわくノ一忍法身代わりの術!
即座にエンジェルバッグから取り出した!
リュエルの身代わり人形!
本物そっくりなぷにぷにお胸な影武者からくりオートマタで〜〜〜す!
(ぷにぷにお胸って余計なことを言わなくてもいいから!)
キャラ様に造ってもらってました!
そしていまのボクはリュリュエルです!
完全攻撃耐性な絶対防御でゴロゴロビリビリも大丈夫ですよ!」
「そんなのずるい!
ライには信じらんない!
そんな都合のいいことある!?」
「ふわ?
そうですか?
キャラ様も影武者を用意して鋼の悪魔チール・ガンディスを見事にだましてましたよ?」
「そんなのライが知るわけないでしょ!?」
「リュリュエルだからしょうがないわよね?
わたしもびっくりしたわ。
さあ、そんなことよりもわたしも目の前にいるわよ。
パワードバイオボディで強化されたわたしの死奥義を喰らいなさい!」
「奥義!?
く!? この! このふわふわ案外、力が強い!?
ちょっと! ライを離しなさい!」
「ダメですよ?
ボクたちの言うことを聞いてくれたらご相談に乗りますが?」
「聞くわけないでしょ!」
「あっそ。
極めに極めたわたしの拳で葬ってあげるわ!
我が発する言の葉は 我が力へと昇華するものなり
絶なる世界よ 我が魂よ 我が拳に宿りて 我が天力と成せ!
天絶拳極意! 絶招! 絶界天魂拳!」
さらにあふれる聖力と魂の力!
絶大にほとばしる力にパワードバイオボディがみしみしと悲鳴をあげてます!
「やられるものですか!
キャパオーバーを気にしてる場合じゃないわ!
ドンドンゴロゴロ!
エンジェルライトニングハック!」
「ふぃわわわ!?
絶大な聖力が込められた黒い羽の拳がライエルのおなかに突き刺さる瞬間!
ドンドンゴロゴロ!
三つ巴な和風の雷鼓からケーブルのようなビリビリが飛び出して!
フィスエルの頭にコネクトしちゃってます!
お互いに光の速さに迫るスピードでボクのエンジェルアイにもぎりぎりでした!」
「……」
「ふわ? フィスエルが凍りついたようにストップしちゃってます!」
「ふう。いまの攻撃は危なかったわあ。
たしかに神速並み。
ソウルブーストエンジェル計画とんでもないわね。
だけど、雷による精神支配な微弱の電気信号で脳波をハックしたわ。
これであなたはわたしの言いなりよ」
「ふえ?
フィスエル言いなりです?」
「……」
「ブラックフィスエル。そこにいる敵を倒しなさい!」
「うにゃ! 俺もだにゃ!?」
「か弱いにゃんこ少女は無視していいわ!」
「「うにゃ〜。ミャミュウはビリビリでまだ動けないにゃ〜」」
「敵……倒す……敵……
リュリュエルは敵……
反逆者……
そうね!
この反逆天使は天界に仇なす極悪人!
下界に混乱と破壊を撒き散らした張本人!
そこの子猫をくすぐりの刑にされたくなかったらおとなしくライエルを離しなさい!」
ミョウ様を黒い羽の拳で指差すフィスエル!
「うにゃ!?
くすぐりは嫌にゃのにゃ!」
「ん〜〜〜?
なんだかとっても洗脳されちゃってますね?
仕方ありません!
離しました!」
「お利口さんね。
ブラックフィスエル。
そこの子猫は攻撃しなくてもいいわ。
幼い子どもが苦しむのはかわいそうだもの。
だけどそこのふわふわは別よ。
これまでの数々の所業を後悔させながら消滅させてあげなさい!」
「そうね。分かったわ。
奥義が発動したままだったわね?」
みしみしとパワードバイオボディが悲鳴をあげたまま!
あふれる聖力と魂の力が絶大にほとばしってます!
「ふわ?
ボクのフィスエルはボクを殴るんですか?
殴るんじゃなくてちゅ〜がいいですぅ」
「ちゅ〜!?
ば、ばか言ってんじゃないわよ!
いくわよ!」
「ふぃわ!?」
瞬く間にボクの側面に回り込んで後頭部に打ちつけようとする羽の裏拳!




