五百三十四羽 ☆ リュリュエル、壊滅!
「そんなに巨大ならいい的じゃない!
雷雲轟く雷の華をその身に浴びなさい!
雷剣イカズチノハナ!
ゴロゴロピカピカ枝垂れ柳!」
「ふぃわ!?
ドンドンゴロゴロ重低音!
心に響く和風な音色が轟音です!
背中に背負った太鼓の乱れ打ち!
大空に雷雲です!
ゴロゴロピシャッと!
まるで盛大花火のような雷の嵐!」
「「ぎにゃあああああああ!!!」」
ドッス〜〜〜ン!!!
バキバキぐしゃぐしゃ!
ドンガラガッシャン!!!
「ふぃわわわわ!?
ぺったんウルトラ巨人なお色気ゼロ獣忍勇者ミャミュウ様が大きすぎて百発百中なゴロゴロ雷が直撃です!」
「避雷針みたい。
そりゃこんだけ大きければ当たるわよね。
あ〜あ〜。黒焦げになったミャミュウちゃんが和風な町並みに倒れて破壊しまくってメチャクチャもいいとこよ!?」
「ふっわ〜おぅ!
ミャミュウ様が倒れたところがぺったん大の字に潰れてます!
魅惑の遊郭はぎりぎり大丈夫ですが!
甘味処に呉服屋さんに旅籠屋さんも皆さんのお住まいもぺったんこです!
さすがぺったんウルトラ巨人です!」
「「にゃにゃ!?
また失礼なことを言われたのにゃ!
大にゃんこにはビリビリは効かないのにゃ!」
「ミャミュウ様が黒焦げをパリパリと剥がして大復活しちゃってます!」
「強がりもいいとこじゃない!?」
「あらそう?
雷剣イカズチノハナ!
ゴロゴロピカピカ枝垂れ柳!」
大空に雷雲!
ゴロゴロピシャッと!
まるで盛大花火のような雷の嵐!
「「ぎにゃあああああああ!!!」」
ドッス〜〜〜ン!!!
バキバキぐしゃぐしゃ!
ドンガラガッシャン!!!
「あ〜あ。また倒れちゃった。ぺったんにつぶされて和國の都も一部がぺったんよ」
「「失礼にゃ! まだまだにゃ〜〜〜!」」
ゴロゴロピカピカ!
ゴロゴロピカピカ!
繰り返すこと数十回!
「もしかしなくても和國が壊滅しようとしてない?」
「なぜかお城と遊郭を残してみんなぺったんこですね!
ですが和國の皆さんはお城の周りでギリギリご無事です!」
「「大失敗だったにゃ〜。
ビリビリして体が動かにゃいのにゃ〜。
ミャミュウはこのままゴロゴロ寝っ転がっててももいいにゃん?」」
「いいわけにゃいにゃ!
これだから姉ちゃんたちは!」
「ライエルの命令で皆さんが城に向かっていたおかげで被害は建物だけでよかったですね!」
「よくないわ!
なんでリュリュエルの勇者はこんなのばっかりなのよ!
全然役に立たないじゃない!
あれ? こんなのばっかりなの?」
「ふわ! フィスエルの魂をしっかり刺激できてますね!」
「それはともかく!
さすが雷神ライネスの分体ライエルと言ったところかしら?
わたしの記憶を管理してる場所を知ってるわよね?
知ってるなら教えなさいよ!」
「いいわよ?
ライを倒せたらね。
だけど被験体ごときがそんなことができると思うの?」
「やってやろうじゃない!
だけど……アイアエルは強敵だった。
リュリュエルはポカポカだし、わたし一人じゃ神の分体には勝てない!
悔しいけどここで負けるわけにはいかないわ!
リュエル!
手を貸しなさい!」
「……ダークネスエンジェル!」
ぶわっ!
右眼からあふれ出て黒く輝く闇!
左眼にも右眼と同じ輝き!
漆黒の闇に染まる天使の輪!
ふぁさりとなびくシルバーブロンド!
「「「リュリュエルが黒くにゃったのにゃ!?」」」
「堕天した? まあ珍しくもなし。
なかなかミステリアスにゴロゴロするほど美麗じゃない!」
「くノ一バージョンなリュエルで〜す!
くるっと回ってお色気ポーズ!
ワタシの忍んだ姿はどうかしら?
きゃ♡」
「……あんた、たまにはっちゃけるようなこと言うわよね?」
「これはリュリュがやってるの!
ワタシじゃないの!
(ふぃわ!?)」
「ふ〜〜〜ん。
言い訳臭いけどまあいいわ。
ミョウちゃんは戦えないんでしょ?
おとなしく見てなさい。
ふふん。せっかくのくノ一な衣ですもの!
ものまねリュエル!
一気に殺るわよ!」
「こわ。あいかわらず物騒ね。
もう。フィスエルにはワタシのことを秘密にするようにって言ったことなかったかしら?
これ以上ワタシを知る存在を増やしたくないのに……
でもフィスエルの言う通り、ここで勝てないと意味がないし……
フィスエルの記憶の手がかりがありそうよね?
幸い住民は支配をされてるし、リュリュの勇者が三人だけなら最低限で済みそう。
ライエルは倒せばいいだけのこと。
いいわ。
手伝ってあげる」
「ぶつぶつ言ってないで、合わせるわよ!」
「ええ」
とってもエロかわいい、くノ一な二人の瞳が光り輝く!




