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五百二十九羽 ☆ リュリュエル、離反!

「え〜と〜。

五割ほどは確認できたと思います。

皆さん契約書の通りほぼ協力的ですよ?

古代からずっときちんと代々言い含めていただけてるようですね。

引き続き探したいと思います〜。

くすん」


「ふわ! 順調ですね!

それとですが?

鉄の神アイアネスがボクたちと思いを同じにしてくれることになりました!

そのうち現れたらよろしくお願いします!」


「む? アイアネスだと?

我が黒より黒い黒とはほど遠いお堅い鉄がよく独善の元から離れる決意をしたな?」


「ガールズトークがしたいみたいですよ?

アイアちゃんはジェブラがハレンチだからちょっと、と言ってましたが?」


「ハレンチ言うな! エロかわかっこいいと言え!」


「どっちも似たようなものですね!

いまさらですが?

そんな理由で離反する神様なんです?」


「たしかにくだらぬ理由で離反するなぞくだらんが!

元々、下界のものであった神なぞそんなものよ!

とある世界でも色恋一つで裏切る神がいるだろう?

しょせん黒は黒のまま!

我らも似たようなものだ!

くははははは!」


「とってもとても哀しいですがサディも否定はしません〜。

ですがきっと。

鉄の神アイアネスも古代より長らく善の神グドネスと共にしていて思うところでもあるのかもしれませんよ?

そういう意味では、グドネス一派の雷の神ライネスに水の神アクアネスも心に変化が起きてることもあり得ます〜。

ぐっすん」


「くはは!

たしかにな!

古代より古代のことではあるが、わたしとて……黒の神として存在していたジェブラはグドネスと近しくしていたこともあったくらいだからな!」


「ふわ? そうなんですか?」


「ふ……遠い遠い昔より昔のこと。

神としてまだ青臭かったころのこと。

グドネスは理想を求めるあまり歪んでしまったのだ」


「ジェブラも魔神になったり神になったりとなかなかですよね?」

「ジェブラも古代のころはもっと清純でした〜。

ヤミエルに感化されて厨二感とハレンチ感が増えたんです〜。

ぐすん」


「(リュエルもハレンチになっちゃいます?)

(なるわけないでしょ! なりたいの!?)

(ボクもいやんですぅ〜)」


「くっ!?

そこまで古代のことを言わんもでよかろう!?

光を取り戻したヤミエルがひと羽早くはじめたことだが、神魔大戦に備えて着々と新勢力が増えつつある。

まだまだ戦力としては足りぬが今後の動向いかんによってはなんとかなりそうではあるな。

もちろん戦など起こらない方がよいが。

だが黒く染まった想いは止められんだろう」

「リュリュエルはこの後、どうするんですか?

くっすん」


「はい!

小さくても抜けきれない思春期な思いはビッグ!

ミニマムにゃんこなお色気人形使い俺っ娘勇者のミョウ様にお話があるんです!

ボクは引き続きボクのフィスエルのためにあれこれしちゃいます!」


「闇よりいでしひとときを望む!

我が手を取れでたらめ!」


「ふぇわ!?」


一人だけ戻ってきたヤミエルに手を取られて!

みんなを残してパタパタドッピュ〜ン!

ラボの屋上でボクの両肩に手をのせるヤミエル!


「会いたかった」

「ん〜。ボクもですよ?

ですがシューティエルやチャイナな双子はいいんです?」


「闇が求める者は目の前にいる。

……もう待てん!」


すっと膝をついてボクの手に口付けする漆黒の影が一人。


「ふぃわ!?」

「すまん」


驚くボクの肩を抱き寄せて!

ぷにっと左側の唇にちゅ♡


「あ、あの。ヤミエル? ボクはリュリュのままですよ?」


「闇にかけて伝えたはずだ。

俺は二人に想いを寄せていると。

リュリュとリュエルは二人でひとり。

ゆえにリュリュにも……

だが真ん中は拳のために遠慮しておこう。

右側はデヴィだったな?」


「ふわ。ボクの真ん中も右も左もいやんですぅ」


「その……漆黒の闇に合わせて欲しいのだが。

リュエル。

真ん中を許してもらえないだろうか?

闇より出てきてはくれないか?」


「リュエル?

……

……

……ダークネスエンジェル」


白から黒にチェンジなワタシ。


「ワタシになにか用かしら?

ワタシはなにも話すことなんてないわよ。

……ふん」


「いや。その闇に輝く瞳に俺を捉えてもらえるだけでいい。

だがしかし。

我が漆黒の心は未来永劫変わらない。

リュエル。愛している。

その愛しい唇に口付けすることを許して欲しい」


抱き寄せて優しく迫る漆黒の唇!


「……ふえ!?

え!?

い、いきなりそんなことを言われても……」


赤く染まる闇に、そっと閉じゆく瞳が潤んで!

ぷにっとするまで光がもれ輝くほどの近い距離!


「あ! いた! ラボにいないと思ったらここか!

あん? 黒い堕天使? 誰だお前?

まあいいや。

ヤミエル! あたしの美脚と一緒にメンテするんだろ!」


「フレグと」

「ランスも」

「「いっしょだよ〜♪」」


「ぶふっ!? いや待て!

俺はいまは!」


三人にぎゅぎゅっと連れていかれるヤミエル!


「……行くわ。

(ふわ。いいんです?)

ふん。いいのよ。ワタシは闇の申し子。

誰とも関わる必要はないわ……

(リュエル……)」

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