五百二十八羽 ☆ リュリュエル、素直!
「で、でたらめ!
よくぞ戻ってきた!
正直に言おう!
た、助けてくれ!
このままでは俺の漆黒の闇が薄れてしまう!」
「ふわ!
どんなときでも厨二を貫く姿勢が漆黒です!
ふわふわ尊敬しちゃいます!
かわいい女の子たち五人に囲まれてとっても幸せそうですね?
桃色な闇のハーレムが漆黒に輝いています!
(ふん。好きにすればいいのよ。ワタシには関係ないわ)」
「ぶふっ!?
決して俺は厨二ではない!
黒き闇は我が宿命!
何者も抗うことはできない運命の導き!
漆黒の闇に過剰な桃色はいらんのだが!?」
「くはは!
愛も変わらず純情ピュアなやつめ!
下界の勇者だったころから光の天使となったあのころよりなにも変わっとらん!
わたしの黒く輝く炎のドレスはさぞ目の薬になるだろう!」
「漆黒をさらに黒くする毒にしかならんと思うのだが!?」
「より黒くするならいいではないか!」
「いや! 黒ではなく赤かもしれん!」
「どくどく鼻血があふれてますね!
(あんなに鼻の下を伸ばして……ふん!!!)」
「ジェブラの黒い炎で燃え上がるファイアードレスはぎりぎりすぎでハレンチなんです〜。
ぐすん」
「ハレンチ言うな!
これはエロかわかっこいいと言うのだ!
くは!
そういうサディも清純そうな衣でいて実は何気にぽろんといきそうではないか!
やはりクサーツ温泉ではしっかり味わっておくべきだったか!
なんならこれから哀色に黒色と桃色な刺激を混ぜてみるか!」
「いやんです〜。
ぐす」
「くっ!?
駄肉二人の怒涛の攻撃が半端ねぇな!
だがこれを見ろ!
あたしのスレンダーな魅力がぴっちり分かる美脚な黒い衣を!
スタイル勝負だって負けねぇからな!」
スリットからスラリと伸びる美脚!
「フレグはスウィートメロンで♪」
「ランスは甘夏♪」
「「甘い香りをいっぺんに味わって♪」」
「それとも男の娘なフレグランスを味わっちゃう?♪」
「ぶふっ!?
スウィートメロンと甘夏が大小ゆれている!?
そこをめくるな!?
ふくらみが!?」
「(……………………………………………
リュリュ?
そろそろなんとかしないと収集つかないわよ?
延々とこれ眺めてるの?)
うわあ。
とっても怒ってますぅ。
ヤミエル、モテモテですね!
ヤミエルは厨二ですが!
素直で純情で魅力的でいつも一生懸命だから好きになっちゃう女子が多いのはしょうがないです!」
「ぶふっ!?
厨二ではないが!?
俺は心に決めた相手がいれば!?
くっ!?」
「ところでヤミエル?
マシニエルにニュージェネバイオボディを見てもらいました?
天使システムと堕天使システムの調整はしてもらいましたか?」
「ふ……
我が漆黒のボディはこのままでいい。
我が堕天は闇に堕ちた証。
ゆえに心の傷が消えぬように……
調整はいらぬ!」
「そんなのダメですよ!
光の天使ヤミエルは大きな戦力になるんですからね!
しっかりちゃんと調整してもらわなきゃダメですよ!
ぷんぷん!」
「ぬ……すまん。
だがしかし!」
「……ワタシの言うことは聞いてくれるかしら?
早く行きなさい。
(ほんとは少し話したかったけど……もういいもの)」
「む! 分かった! すぐにでもラボに行ってくる!」
漆黒の瞳に映るボクとリュエルの姿!
一人ラボに向かうヤミエルの瞳が希望の闇に輝いてます!
「やっぱりヤミエルは素直でいい子ですね!
キャラ様とマシニエルによろしくお伝えください!」
「けっ!
あたしたちの言うことは聞かなかったくせになんだよな!
胸くそ悪りぃ!
おい!
ワタシってなんだよ!
お前もランスと同じか!」
「秘密で〜〜〜す!」
「けっ! じゃあな!
あ! 拳の記憶が戻ったら勝負するから伝えておけよな!」
「フレグと♪」
「ランスも♪」
「「ラボに行ってきます♪」」
「文句を言いながらシューティエルもラボに行っちゃいましたね。
香りのお姉様と弟な妹ちゃんはとっても素直で魅力的ですね!」
「くはは!
まさに黒々しい!
黒いというのは!
もとい若いというのはいいものだ!」
「サディたちも遠い昔が懐かしいです〜。
くすん。
リュリュエルはもしかしてサディにご用ですか?
ぐっすん」
「はい!
その後の進捗状況はいかがですか?」




