五百二十七羽 ☆ リュリュエル、唇!
「というわけで!
やってきました!
遠い過去に忘れられた神々の地、蒼天領域第百八天空都市!
どこまでも広がる雲の海!
あたたかく柔らかい陽ざしが降り注ぐ常春の空間。
ところどころに広がる大地には、緑が茂り、色とりどりの花々が咲き誇っています!
場所によっては春夏秋冬が感じられるところも!」
「空間の崩壊がちょっと進んでるわね?
まあまだしばらくは大丈夫でしょうけど念のためそろそろ引っ越しした方がよくない?」
「そうですね!
アイアちゃんたちをはじめとして、これからもっと人数が増える予定ですからね!
ヤミエルに伝えておきましょう!」
「もっと反逆者が増えるのよね?
ていうかさ?
もう反逆者じゃないわね。
善の神グドネス率いる神の一派がおかしいことはわたしもよく分かったし。
でもなんで一度戻ってきたの?
ミャウちゃんとミュウちゃんのところに行くんでしょ?」
「ん〜〜〜?
とあるお方たちに一言ずつありまして。
それにフィスエルのパワードバイオボディと魂が心配でしたから!
どこか良くないところがないかラボに行って診てもらってください!」
「心配してくれてありがとね、リュリュエル。
じゃあわたしはマシニエルのところでメンテナンスしてもらってくるから」
「はい! ボクよりも大きなぷにぷになお胸をしっかり見てきてもらってください!」
「そっちは見んでもいいわ!
じゃあさ……あの……その……
えと……」
ちらっと上目遣いなフィスエルです?
「ふわ? なんですか?」
「……いまならいいわよ?」
とある世界の未来な建物を連想する上空でもじもじするフィスエル!
おめめを閉じて唇をつんとしちゃってます!
「ふぃわわわ!
ボクのフィスエルがとってもかわいいです!」
「ひゃわ!?
は、早くしなさいよね!」
「真っ赤にふくれたお顔もかわいいですよ!」
「ひゃわ!?
も、もういいから〜〜〜!
するならしなさいよね!
しないの?」
「ボクのフィス……」
「ん……」
ぷにっとちゅ♡
高い空の上で二人きり!
「フィスの唇がとっても甘々柔らかいです!」
「ひゃわ!?
いつも我慢ばかりさせちゃってごめんね?
だって……
みんなの前でなんて無理だもの……
えと……あの……その……
そ、それじゃあね!(真っ赤っか)」
ばさっと羽ばたいて!
ラボのある本棟へぴゅっ〜と逃げるように飛んでっちゃいました!
「ボク、ふわふわうれしいですぅ〜。
(はいはい。幸せたっぷりでいいわね)
リュエルもヤミエルのところに行きたいでよね?
(ふわ!? ええ!? いやでもそのあのえーと……うん)
ふわ! ボクの中でリュエルがぼふんと真っ赤っかです!
(いちいち説明しないでいいから!)
それでわ!
ヤミエルのところに行っちゃいましょ〜〜〜!」
「「ヤ〜ミエルっ♪」」
「わたしたち♪」
「新しいフレグランスを♪」
「考えたの♪」
「ふふふ♪」
「魅惑の香りでうっとり♪」
「蠱惑な香りでしっとり♪」
「フレグと♪」
「ランスと♪」
「「恋の媚薬なアロマでいちゃいちゃしよう♪」」
「ぶふっ!? 媚薬!? いちゃいちゃ!?」
「アホか! 香りの!
媚薬な香りでなにするつもりだ!
あたしの漆黒の美脚で蹴り飛ばすぞ!」
「「香りでいちゃいチャイナ♪」」
「素直だな!?
いちゃいチャイナってなんだ!?
好きな男いっぱいいそうだな!?
あたしにはとても真似できないことばっかして!
……うらやましい。
それじゃ修行になんないだろ!
ヤミエルはあたしの漆黒の美脚を鍛える修行に付き合うんだよ!
な、なあヤミエル?
その……あたしの脚はいいだろ?」
「ぶふっ!?
シューティエル!?
いまこそ闇に隠れしものとして闇に潜むべきか!?」
「ヤミエルが三人に挟まれて闇が真っ赤っかです〜。
ぐすん」
「くはは!
サディエル!
我らもいっしょに挟んでやろうではないか!
黒より黒い炎と哀愁ただよう美乳でな!」
「やめろ!
ハレンチな駄肉はくるな!
あたしみたいなスレンダーな美乳の方が漆黒に美しいんだよ!」
「フレグと♪」
「ランスは♪」
「「大きさもバランスもカタチもうっとりリラックス♪」」
「ぶふっ!?
貴様らやめろ!
漆黒が!
漆黒が!
桃色に染まってしまうではないか!」
「ふわ! とってもアチアチ楽しそうですね!
(なんだか色ボケがいっぱい集まってるわね?
ほんとにこの集団でグドネスと戦えるのかしら?
……
……
……
ふん!!!!!)」




