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五百二十六羽 ☆ リュリュエル、聖紋!

「卵と言われる存在についてのお話です。

アーヤちゃんは絶望などの魔を感じる意識の集合体から自然発生し闇魔獣フェンリルに憑依して獣人化しました。ミノコ様は希望などの聖からなる意識の集合体が肉体を持って顕現した存在です」


「アーヤちゃんとミノコちゃんと同じってわけね?」


「そうですね。

ですが違いもあります。

その双子は生まれながらに聖紋が刻まれていました。

(三百六十五羽も参照してください!)

片方は聖なる力を。

片方は闇なる力を。

(リュリュ。ダメよ。そんな話をしたら思い出してしまうわ)」


ピュアな瞳の輝きがくすんで。

ミステリアスな瞳が揺れる。


「王や王妃をはじめ、その世界の人々は突如として玉座に顕現したその双子に神の奇跡を願い、聖人として崇め奉ったそうです。

一方で、人々はありとあらゆる欲望を願ったのです。

それはそれは歪んだ愛情でした。

毎日が生と死に満ち満ちて。

毎日が希望と絶望で悦びにあふれてました。

そして……双子はそのすべてを一身に受けて……

(リュリュ……無理しないで)」


「リュリュエル? どうしたの? 大丈夫?」


「いえ。あるとき、双子の片割れが絶望に飲み込まれてしまいました。

その結果、世界に真なる絶望が顕現し、世界に絶望を振り撒くようになったのです。

そして、それを知らない人々は救いを求めました。

聖なる双子に……」


「ふ〜ん。それで? その世界はどうなったのよ?

(なんでそんなに泣きそうな顔をしてるの?)」


「……消滅しました」

「悲しいわね。その聖なる双子はどうなったの?」

「誰も行方を知りません」


「……そうなんだ。

(リュエルが言ってた。リュリュとは双子の姉と弟だって。まさか……ね)

でも……なんでそんな話をしたの?」


「アーヤちゃんとミノコ様もそんな双子と同じ世界を左右するような聖人になるかもしれません。

ですからしっかりちゃんといっぱい守ってあげたいんです!」


鮮やかに光を放つ二つの瞳。


「言いたいことは分かったわ。さっきみたいに二人が絶望に囚われてしまうと最凶な魔王になってしまうものね。そんな思いはさせたくないのはわたしも同じ。でもいろいろ良くなったこともあるし、みんなもいるから大丈夫よね?」


「はい!

きっとたぶん絶対に大丈夫です!」


「俺の尻に変な模様があるし!」

「あーやのおなかの下にもあるわっふ〜」


二人とももふもふワイルドズボンを下ろして確認しちゃってます!


「あら。ほんとだわ。アーヤちゃんはちょっと危ないところまでぎりぎりすぎるから隠しなさいよね。

こんなところにあるのが聖紋?

……リュリュエル!」


ばさっとボクのワンピースをめくりあげてパンツをスポンと凝視するフィスエル!

いまのボクは女の子ですからね!


「ふぃわ!?

フィスエルに丸見えいやんですぅ〜」


後ろもくるんと!


「(つるつるすべすべな卵みたいで聖紋なんてないわね? やっぱり思いすごしよね?)

ごめん。手がすべったわ」


「ふぃわ!?

手がすべったんです!?

ですがフィスになら……きゃっ♡

(ワタシのボディをトレースした女の子ボディで良かったわね。リュリュ本来の男の子ボディかワタシにチェンジした女の子ボディなら見られてたわ。これから注意してね?)

(そうですね。……ふぃわ!? そしたら男の子ボディのボクとフィスといつまでもイチャイチャできません!)

(いいじゃない。フィスエルは女の子ボディだと安心するんでしょ?)

(ボク、残念ですぅ)」


(ワタシの聖紋については百八十五羽を参照してね? ……恥ずかしいけど)


「聖紋なんてものを背負う二人の未来が心配ね?」


「もな! ケモナがずっと二人といっしょにいるもな!

魔王の卵から聖なる卵になった二人は獣族国家ビストのもふもふ温泉で立派な温泉卵にするもな!」


「温泉卵ってどういうことかしら?」


「食べごろほかほか栄養たっぷりに育てるもな!

またなにかあったら呼ぶもな!」


「うわっはっはっ! もちろん俺様たちもビリビリ全開たっぷん守るぞ!」


もふもふたぷたぷぷるん!


「ビリビリはさすがに消えたのかしら?

そうね。お互いに助け合わないとね。

それにしてもだけどさ。

聞いていた通り、帰って行ったヒト族は神族に操られていたってことよね。

ケモナ。もう分かってると思うけど天界に行ったらダメよ」


「もな! ボディのメンテナンスはどうしたらいいもな?」


「それならここにきてください!

ボクたちの拠点です!」

「ヤミエル? ホストの名刺もな? ここが拠点もな? 分かったもな!」


「それでわ! アイアちゃんがヤミエルの拠点に到着する前に!

次の勇者様のところに行っちゃいましょう!」

「もちろんよ! わたしの魂が少しでも刺激されるようにね!」


「しばらくお会いしていない勇者様と言うと!

どっぷり人魚のマリン様と緊縛王子様、マオ様にてふてふちゃんにアイ様、ミャウ様にミュウ様、まあいっかサーカス団、ミーノ様とオルカちゃんとミジウノ様ですね!

どなたのところがいいですか?

フィスエル?」


「そうね? 誰がいいかしら?

ミャウちゃんにミュウちゃんのところがいいかしら?

リュリュエルももうずっと会ってないんでしょ?」


「ふわ! 双子でほんとは三つ子のぺったんウルトラ巨人なお色気ゼロ獣忍勇者様ですね!

それでわ! 行っちゃいましょう!

バイバイで〜〜〜す!」

「みんな元気でね! じゃあね!」


「二人とも消えたし! いつものことだし!」

「みのこさみしいわふ?

ぺろぺろするわふ?」

「そうだな〜?

たまにはケモナをぺろぺろするし?」

「わっふ!」


「うわっはっはっ!

俺様のビリビリたぷたぷバインバインもまぜろ!

温泉でぬくぬくもふもふだ!」


もふもふぷるぷるたぷたぷちゃぷちゃぷぷるん!


「けも!? もふもふぺろぺろいっぱいもな!

やめるもな〜〜〜!!!」



☆☆☆☆次回新章!☆☆☆☆

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