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君に送るワルツ  作者: 青木星
22/34

20話どSティック

このギリギリの時間に出すのたまらないですね。


気になった点などメールや感想でぜひ。


今日、正方形の闘技場で行った試合をもって

Sクラス内の序列がついた。


僕は半日ほど意識を失っていて

起きたのは、夕方だった。


なぜか、白衣を着た女性。

そう、〝あの〟マリーさんにビンタされて起きた

僕はパニックになる。


なんでビンタされたんだ僕は?


なぜかマリーさんを見るとゴミを見るような目で

僕に言う。


「いつまで寝てるのよ。

起きたならとっとと寮に戻りなさい?

貴方がいるとこの部屋が腐敗していくような気がするわ…。

とっとと帰って!ほら!」


えぇ…。

なんでこんなにも冷たいんだ?


「あの…、ミル…クは?」


「あぁ、ゴミにはミルクなんて高級品は飲ませられないの。これはこの学園の生徒が飲むものなの。

わかったらとっとと失せて?」


えぇ…。


僕、ここの生徒ダヨ????????


…そんなにオルガさんのこと引きずってるのかな。

僕はミルクがもらえない事に落胆しながら

医療室を後にした。


僕が医療室を出たタイミングで

マリーさんが


「ヘァっ!!!!!」


とまるで汚物をあしらうかのように叫ぶ。

いくらなんでも…ひどい…。


僕は、ヴィーナス様と会うまでの自分を思い出しながら

フラフラと歩いていると、後ろから


「あ、あのー。これ、よかったら飲んでください。」 


重い首を頑張って捻ってみるとそこには、

あのマリーさんの助手のような女性がいた。


…確か、あだ名はキューピットにしたはず。


僕は、どこか天然でふんわりとした可愛らしいこの女性

しばし観察するように見つめていた。


すると、モジモジとその女性はしだし

手に持っていたマグカップを僕に差し渡す。


それを見た瞬間、僕の目からは感動の涙が出た。


「ヴっヴヴっ!貴方はマリーさんと違って

こんなボグにぃ!ミルぐを!

あぁぁぁ!ありがどうございまず!」


僕はぐちゃぐちゃの顔でその女性に感謝を伝える。


すると、フフフと笑い、

まるで睡蓮のような清らかで透き通るような手で少し崩れた耳元の髪をクルクルと触るような仕草をして


「はい、どういたしまして」


と僕を上目遣いで誘惑する様にいう。


ヤッベ!これヤッベェェ!


飲んでいたミルクを危うく吹き出しそうになる。


僕はキューピットにマイハートを

愛の矢でうたれてしまったようだ。


身がとろけだしてしまう。


なんだろう、この不動のお姉さん感。


最高…です。


僕は、温かくてマイルドなミルクの味を堪能しながら

白衣の中に着ているセーターで一際際立つ

胸の部分を堪能していた。


マリーさんに見つからないように

僕のもとへ来てくれたのか、


僕の目を気にしないで髪型を整え直している。

…僕の卑猥な目線を全く気にしないで。


まじで天然なんかな…。


僕は、自身の所業について、深く反省しながらも

色々と堪能できて満足だと感じた。


やばい、これ〝次回前田死す〟で僕の物語に

エンドロール流れちゃってそうだな…。


僕は、ヴィーナス様と出会ってから

妙に胸の素晴らしさを感じてしまったのだ。


これも宿命なのだろう…。


くだらない事を僕は考えていたら

ミルクを全て飲み干してしまったようだな。


前飲んだ時もそうだけど、

このミルクを飲むとなんだか身体が軽くなる感じがするんだよね。


先ほどまでの疲労〝主にマリーさんの仕打ちに対しての疲労〟が嘘のように感じた。


髪をセットしなおせて、僕が持っているマグカップが

空になっている事を確信したキューピットさんは

僕に至近距離で詰め寄りマグカップを回収して耳元で囁く。


あの時の甘い吐息は生涯忘れることはないだろう。


「お、だ、い、じ、に、ね!」


僕は耳から全身へと伝わる興奮での

震えがキューピットさんに伝わったのか、満足げで

医療室ヘ戻ろうと後ろを振り向く。


僕は絶望した…。


…すみません、キューピットさん。

ゲームオーバーみたいです。


ラスボスのような鬼の形相をしたマリーさんが

煮えたぎるような息を吐き


「あぁぁぁれぇ?ココちゃ〜ん?

なぁ〜に、やっ、てん、の?」


先ほどまでのキューピットさんとは

とってかわり、

今ではオオカミに襲われそうなうさぎみたいになっちゃってる。


僕はこの修羅場から逃げようとすると

異常に強い握力で右腕を掴まれ、


「逃すと、思っ、た?フフフ」


やばいやばい、絶対殺される!

僕が必死に掴まれた手を離そうとしても

びくともせず、


邪悪な笑みをマリーさんは浮かべ、


「ちょっと、おふたりサン?

医療室で少し話、しよっか?」


「「はい…」」


僕たちは逆らう事なく

医療室に戻り、1時間ほど罰を執行された。


それは、マリーさんが何故か持っていた

鞭で1時間二人が拘束されて叩かれた。


気分が良くなったのか、マリーさんは

1時間して僕を寮に返してくれた。


てかさっき僕がいると部屋が腐敗するとかいってたじゃんか…

いや…、逆らっちゃダメだ…。

もうあんな目には遭いたくない…。


パンッパンに赤く腫れた尻をマリーさんが

笑顔の治癒ヒールで治してくれて、

僕は寮に向かった。


…二度とあんな地獄なところに行かないようにしよ…。


僕は強く意識を失わないように決意した。  


…、うん。シンプルにキューピットさんかわいそうだったな。

 

僕が医療室から出た後もまだ叩かれているのか。


なんせあの人、

叩いている時楽しそうにしていたし…。

治癒に鞭は地獄の組み合わせだ…。


僕は全身が恐怖に包まれながら

もう春も終盤に差し掛かるというのに

震えながら帰るのであった。



夜7時、僕は寮であるA棟に着く。


既にご飯の時間なので、皆は食堂かショッピングモールのレストランかシンプルに自室でご飯を堪能しているに違いない。


または、風呂に入る生徒もいるかもしれない。


僕は、まず帰ったら先にシャワーを浴びようと決めている。


なんか身体中マリーさんに支配された感じがして

過ごしでも身を潔めたいと思ったからだ。


…決してマリーさんが汚いとか言ってないからね?


僕はエレベーターよりも階段の方が3回だし早く着くかな

と思って階段から行こうとするが、

ちょうどエレベーターが開いたので、

僕はエレベーターに乗る事にした。


僕は誰もエレベーターから降りて来ず、

誰もエレベーターに入らないのに何故今開いたのかと

思ったが、運が良かったと解釈して

一人エレベーターを楽しむ事にする。


3階に着くまでの時間一人なんだしと思い、

軽く歌っていた。


すると、エレベーターの中には僕しかいないはずなのに


「…そ、その歌、いいですよね…。」


僕は右後ろから聞こえたその声に振り向くが、

誰もいない。




怪奇現象かと思い、とっさに身構える。


既に3階の扉は開いていたが僕は気づかずスルーしてしまう。


スルーした事に気がついた僕は絶句する。


何故押してもいない5階が押してあるんだ?。


僕は冷や汗を急にかき始め、足がブルブルと震える。


僕は、無我夢中になっていたのか、

声のしたところへとタックルする。


「うりゃぁぁぁぁあああああ!!」


こう見えて僕は結構勇気ある男の子だ。


タックルしたことが功を奏したのか、

何やら透明な物?人?に当たる。


「きゃあああああ!!!」


透明な(多分)人が発狂する。

急に僕が突進したのに驚いたのだろう。


その後、ぴーん!!と5階につき扉が開く。

透明な人は僕にビンタをして扉の外へ行ってしまった。


…今のはなんだったんだ?

僕は困惑しながらも今の状況を整理する。


今のは能力で透明になっていた人ってこと?

まぁ僕もタックルしにいったのは悪かったな。


僕は、もっと上手くやれたかもしれないと思いながら

一度5階に出て階段で下に戻る。


でもタックルした際、何やら弾力のある

大きななものに当たったのが気になっていた。


3階につき、301号室の鍵を開ける。


はぁーっとリビングのソファで一呼吸。


僕は、食卓に置いてあったスマートフォンを取り出す。


スマートフォンとは、創造王の子供と通信王の孫が共同して創り上げた、今では人類史上最高の発明の一つと言われている。


主な仕様用途は、電話やメール、時間管理。

後は学園側からの連絡時に用いられている。


その他の機能は、電子マネーといわれるこの学園の共通通貨のアプリや欲しい物を調べてポチッと押したら届くといったアプリがある。

もちろん買った商品のお金は払う。


といった感じだ。


僕はメールや電話が来ていないから確認すると、

一件不在着信とメールが二件来ていた。


どうやら、瀬奈のようだ。


  今日夜空いてるー? 16時39分


  よかったら一緒にご飯食べよー!16時39分


                       」


まずい!

3時間くらい見ていない状態じゃんか!


僕は慌てて瀬奈に電話する。


ぶるるるるー、ぶるるるるー…


「あっ、繋がった!

ごめんね瀬奈。また意識を失って医療室にいたんだ。

それでみるの遅くなっちゃった」


「ううん、平気だよ。

私はまだご飯食べてないけど春馬は食べちゃった?」


「まだだよ。

もしよかったら僕の部屋で食べない?

待たせちゃった謝罪として今日は僕が作るからさ」


「それ、いいね!

じゃあ今すぐ春馬んちにお菓子持っていくね!

フフフ、じゃあね」


「うん」


ぴろりん。


僕が作るとはいったものの、あまり食材があるわけではないので作れるものも限られてくる。


マリーさんに拷問さえされなければ

買い出しに行けたじゃん!!


僕はそう思いつつ、風呂に入る事を忘れていた事に気づく。


今は制服だが、泥だらけの運動着の土を落として

洗わなきゃ。

まぁ、風呂優先だなぁ。


僕は、部屋着を適当に見繕い

着ていた制服を乱暴に脱ぎ捨ててシャワーを浴びた。


風呂に入る事2分、タオルで身体を拭き、

パンツとズボンをはく。


上半身裸の状態で頭にミニタオルを巻き、

髪を乾かす。


そして冷蔵庫に向かい、

キッッッッッンキンに冷えたサイダーをいただく。


プシュッ。


シュワァァァ〜。


ゴクゴクゴク。


「ファ〜!生き返るわ〜!」


僕は乾いた喉を潤すため、半分一気に飲み、

盛大にゲップちゃんをぶちかます。


すると、ピーンポーン。


客人が来たようだ。


僕は、運動着をベランダの水道の近くにあるバケツにぶち込み、Tシャツを着る。


ちょっと奮発して買った柔軟剤の匂いが、

風呂に出た直後の僕の火照りとマッチして

広がった。


これなら瀬奈にも満足してもらえるかも。


そう、ウキウキしながら扉を開けたら、

そこには瀬奈の姿はなく、いたのは

大隈くんと水野さんだった。






明日はお休みです!

書きたくなったら投稿します。

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