無属性タスラダンジョン帰宅
「大丈夫なの?ダイスケ」
屋敷に帰る途中でメイラが聞いてきた。これで4度目だ。そんなにあぶない奴に見えていたのだろうか。
「風呂に入りたいぐらい、傷はメイラに治してもらったしな」
スライム蹴り上げたせいでズボンはベトベトだし、ゴブリンの返り血も浴びたから全身がやばい。
外にでたら服がドロドロになる呪いでもかかってるんじゃなかろうか。
「ダイスケさん、一応ギルドカードを確認してくれないか?」
「いいけど…どうしたのほんと?」
リリーナもなんかおかしいな。
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ダイスケ
Eランク
スキル
【玉蹴り】
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ん?なんかあるぞ た ま け り。
「スキル覚えた」
「嘘!?」
メイラがギルドカードを奪い取ってリリーナと一緒に確認してる。
「なにこれ?」
「俺に聞かれてもわからん」
「スキルを念じるのよ、アクティブスキルの場所に書かれてるから、念じれば理解出来るはず」
【玉っぽいものを蹴るときの攻撃力アップ】
「玉っぽいものを蹴るときの攻撃力アップだって」
「玉っぽいってなによぽいって」
いや知らんがな。まぁ犯人はスライムだろう。玉っぽかったしな。
「スライムの戦闘のときだろうな」
「何回も蹴ってたし」
やってる本人は完全にサッカー感覚だったけどな。
「私も覚えようかしら」
メイラが俺の下半身を見ながら言う。ひぃ。
「ナンパしてくる男達に丁度いいかもしれん」
リリーナも同じように下半身を見ながら言ってくる。怖い怖すぎる。
タスラの街の男性の方ごめんなさい。危険なスキルを発見してしまったみたいだ。
屋敷にたどり着いた、リリーナとメイラが付き添ってくれた。
途中で「ひとりでかえれるもん!」って言ったが冷たい目で見られて終わった。寒気がしたのは季節が冬になってきているからだろう。
ミルーに「もうお仕事あきちゃった?」って言われた時は泣きそうになってしまった。
メアに言って風呂の準備をしてもらう。すぐに入れないのは残念だが、この世界は風呂に入れるだけ満足しないとね。
汚れた服で屋敷を歩き回るわけにもいかないので、庭に座って待ってるわけだが、リリーナとメイラが視界の端でコソコソ話してる。
ちょーあいつきたないんですけどぉーちょべりばー。とか言ったりしてるのだろうか。あと古いって思った奴屋上な?
考えてもしょうがないので芝生の上で横になった。気持ちいい。
「ダイスケちょっといい?」
メイラだ、また不安そうな顔してるな。なんなんだろうか、顔にゴブリンの血が付いたら一生ゴブリン顔になるとかだったら嫌だけど。
「ダイスケのいた世界って瞳が青く光ったりする?」
厨二病かな?
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