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十七 聖地


ア「すまん時間がないんや!」

アドルフはボクの腕をつかむと黙って歩き出した

ク「え…え?」

ザワザワザワ


ア「お前らはええ 付いてくんなや!」


ザワザワザワ

ああ、皆、動揺しちゃって…なんというか…御愁傷様…


アドルフは庭に通じるドアを開け、僕を連れ石段を下った

手入れの行き届いた小路を抜け、鉄柵のドアが開かれた


リヒャルト・ワーグナーの墓がそこにはあった


ギュッ

アドルフは僕の手を握った

彼の感動がひしひしと伝わってくる

ア「ワイらにとってここは最も神聖な場所や……」

ア「その場所にこうしてお前と二人…ここにおる」

ア「ワイは満足や!!」


僕の横には頬のこけた青白い大きく特徴的な目をした

あの頃のアドルフがいた


参考・引用・元ネタ

彡(゜)(゜)「ワイはアドルフ・ヒトラー。将来の大芸術家や」(5ch)

アドルフ・ヒトラーの青春(三交社)

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